愛を召しあがれ

ai wo meshiagare

愛を召しあがれ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

127

レビュー数
3
得点
20
評価数
9
平均
2.7 / 5
神率
11.1%
著者
彩東あやね 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
羽純ハナ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784403525063

あらすじ

見習いコックの郁生(いくお)は、母親の借金を肩代わりしてくれた
子持ちの強面ヤクザ・刀瀬(とうせ)の家で台所番をすることになり……? 
年の差育みラブ♡

表題作愛を召しあがれ

刀瀬将吾,店の常連客でヤクザ
守屋郁生,24歳,新米のコック

その他の収録作品

  • 恋の花、育てます
  • あとがき
  • 夏の終わりのおはなし

レビュー投稿数3

若頭に求められた「仕事」とは!?

今回は建設会社専務で刀瀬組若頭と新米料理人のお話です。

受様が母の借金返済で住み込んだ刀瀬組で攻様と恋仲になるまでと
攻様を狙う恋敵の登場する続編と幕間的短編を収録。

受様は調理師専門学校を卒業後、フレンチレストンで3年目となる見習
いコックですが、去年の夏のランチタイムに初めて来店した男性客に
なぜか気に入られてしまいます。この男性客こそが今回の攻様です♪

攻様は以来月に1,2度の頻度でランチタイムに来店するようになります。
しかも必ず花束や菓子などを受様への手土産に携えてくれ、店のスタッ
フを戦々兢々とさせる事態を巻き起こしていました。

というのも攻様は建設会社「刀瀬組」の専務でしたが、名刺の肩書きは
「若頭」で金の箔押し代紋まで入っていたのです。攻様は派手な顔立ち
の男前で、受様は名刺をもらうまでは幹部職のホストかクラブのオーナ
ーかと思っていたのです。

受様は時々ランチのメインを担当するもののオーナーシェフのレシピで
作り、受様独自の味でありません。同僚は「受様に気があるのでは」等
と言いますが、男前な攻様が特別美形でもない受様を選ぶなんて思えま
せん。

そんなある日のディナータイムに受様の母が訪ねてきます。受様の母は
浪費家でいつもお金に困っているので、また借りに来たのかと思った受
様でしたが、今回の金額はなんと800万円もの大金でした。

なんでも店をやろうとして失敗したそうで今夜中に返さないと東京湾に
沈められると言うのです!! 受様にもそんな大金を用意する事は出来ず、
切羽詰まった受様は藁にもすがる思いで攻様に助けを求めます。

やって来た攻様は受様の借金を肩代わりしてくれますが、受様の母には
知り合いの店で働いて返せと迫ります。それを聞いた受様はたまらず
自分が返すと言い、攻様はそれならと店を辞めて自分のところで働けと
言うのです。

攻様は「受様にしかできない仕事をして欲しい」と言いますが、受様は
何もとりえのない自分が身ひとつで出来る事など思いつきません。経験
もなくテクニックも全く知らないとアタフタする受様に、攻様は受様の
スキルで十分足りるし、これも縁だから体ひとつで来いと迫ります。

果たして童貞の受様でも攻様を満足させられスキルとは!?

雑誌掲載作のタイトル作にライバル登場の続編とほのぼの短編を書き下
ろし手の文庫化で、料理の腕を見込まれた受様が若頭の攻様ドタバタし
ながら恋を実らせるラブコメディになります♪

連れていかれた攻様の家は防犯カメラの光る大邸宅で、真夜中だと言う
のに出迎えの若集がガレージの前にずらり並ぶ風景に受様は驚きの連続
です。

しかも母屋。に向かうとギャン泣きする子供の声が聞こえてきて、攻様
の足が早まります。なんと泣いていたのは攻様の息子で攻様が口にした
「受様しかできない仕事」とは「メシを作る事」だったのです。

攻様の母は随分前に亡くなり、嫁がおらず、家業柄家政婦のなり手も無
く、掃除や洗濯は若集で何とかなっても、大人ならともかく、4才の子
にはまともな食事をさせたいと困っていたと言うのです。

受様が愛人稼業と思ったのは早合点だったのです(笑) 攻様の花や菓子は
好みの飯を作るコックへの礼と受様のもふっとしたくせっ毛がかつての
愛犬に似ていて癒されていたからだと言って受様を唖然とさせますが、
とにもかくにも受様は攻様宅で住み込みコックとなる事になります。

受様はコックとして心をこめて食事を作るともに、攻様の息子とも仲良
くなっていき、徐々に刀瀬組のコックとして馴染んでいきますが、所々
でヤクザの組ぽいエピソードが挟まっていて、2人の恋が実るまでとても
楽しく読ませて頂きました♪

受様には攻様がヤクザというフィルターがかかっているという事もあり
ますが、そもそも思考回路がとても独特というか、かなりな天然君です。

借金をした母に対して仕事をあっせんしようとした攻様にヤバい仕事を
させるつもり!? とグルグルしたり、受様にしかできない仕事と頼
みたいと言われて愛人稼業か!?とオタオタしたりと攻様の言葉に一喜一
憂する様がかなり笑えます。

またそんな受様の勘違いが判明した後の攻様の返しがまた面白く、わざと
からかう会話の中に攻様の本音が見え隠れしている所がまた楽しくて、
すごくMYツボを刺激されました (^-^)v

続編は攻様を狙うライバルが登場します。子持ちながらもすこぶる美人な
ライバルに受様がグルグル思考を発揮しての一騒動もまたすごく楽しかっ
たです。

2

王道ながらも面白くて癒される

コミカルなノリがとても面白かったです!
ストーリーとしては王道なのですが、受けの郁生の思考が楽しくてクスクス笑ってしまいました^^


料理人の郁生は、ひょんなことから勤め先の料理店の常連・刀瀬に母親の借金を肩代わりしてもらいます。
その代わりとして、郁生は刀瀬から仕事を任されることになりーー…!

この仕事を、郁生は〝愛人〟だと思い込んでいます^^;
『テクニックないですから』
「お前のスキルで十分足りる」
刀瀬は料理人として、郁生は愛人として会話してるのですが、噛み合わないようで会話が成立してる(笑)
ヤクザの刀瀬は、郁生を屋敷のお抱え料理人として雇いたいーーというのが実のところ。

刀瀬には桜太朗という息子がおり、郁生は美味しい料理で刀瀬親子の胃袋を掴んでいきます。
そして、郁生は優しくて温かい刀瀬に惹かれていき、刀瀬も一生懸命で真面目な郁生を好きになっていて……
という、まさに王道のラブストーリー。
郁生の頭はモフモフ天然パーマで、刀瀬に〝もふっ子〟なんて呼ばれてて、そんな所が可愛くてキュンとしました♡

そして、郁生の思考や心の声が面白いのです!
刀瀬のいかにもなテロテロジャージをみて、「どこで買ったんですか?」(心の声)
媚薬のせいでの昂りを刀瀬に鎮めてもらったあと、
「あっちの毛ももふついてるんだな」
「頭も爆発したから性欲も爆発したんだろ」
こんな風に言われるのでは?と想像してる(笑)

勘違いも多いんだけど、郁生がなんだか可愛くて癒されました。
刀瀬はヤクザなのに優しいという分かりやすいギャップが素敵で、Hの時のエロオヤジ発言は逆ギャップで面白かったです!

全体を通して悪い人もおらず、大きなトラブルもない。
だからこそ、安心して読める作品です。

描き下ろしの『夏の終わりのおはなし』も温かくて良きでした。
お祭りの金魚が……になってて、桜太朗がギャン泣きという面白エピソードが最高!

5

「俺のマグナム」とか言う攻め、久しぶりに見たよ

こちら、笑えてキュンキュンな、アットホームヤクザものになります。
デビュー作が好みだった為、二作目も楽しみに待ってましたが、想像以上に良かったですよ。
えーと、包容力があって男前な攻めにシビれるなら、頑張り屋でちょっとズレてる受けのテンパりぶりだったりが可愛い。
そして、二人のやりとりに笑っちゃうって具合で。
や、「俺のマグナム」とか言う攻め、久しぶりに見たよ。

とりあえず、笑えて可愛くてキュンキュンでとBLの美味しい所だけ味わえる作品だと思うので、このご時世でお疲れの姐さん方!
読んでぜひ、元気を貰って下さい!!

内容ですが、包容力子持ちヤクザ×前向きで頑張り屋の新米シェフによる、アットホームヤクザものです。
ちなみに、溺愛系です。

母親の借金によるトラブルに巻き込まれ、取り立て屋に追いかけられる事になった新米シェフ・郁生。
店の常連客で明らかにカタギでは無い男・刀瀬に助けられます。
そこで、肩代わりしてもらった借金800万の返済の為に、刀瀬の家で住み込みで働く事になりますがー・・・と言うものです。

で、こちらこう、キュンキュンする片思いが、コミカルかつ丁寧に綴られた作品って印象なんですよね。
攻めはヤクザなワケですが、痛い展開なんかはゼロ。
とにかく包容力があって、また男前で面倒見も良いのです。
彼は子持ちと言う事になってますが、実は亡き親友の子で実子では無かったりするんですよね。
母親に逃げられて、その上子供を残して亡くなってしまった親友の事を「バカすぎて腹が立ったから」とか言いつつ、忘れ形見を引き取って育てている。
口は悪いけど、本当はとても優しいんだと透けて見える魅力的なキャラなのです。

で、そんな刀瀬に助けられ、彼の屋敷で料理人として働く事となった主人公。
彼もまた、刀瀬とは違った意味で魅力的でして。
えーと、頑張り屋で前向きなごくごく普通の青年なんですよね。
で、やや単純。
刀瀬に「うちに住み込みで働いて欲しい。お前にしか出来ない仕事だ」と言われれば、それが愛人だと勘違いする。
勘違いして、「僕はあまり経験が無くて・・・っ」などと慌てふためいて言い出す。

これ、この時の、二人のズレたやりとりなんかがコミカルに書かれてまして。
思わずプッと来ちゃうんですよ。
いや、元々作者さんに、こういうユーモアのセンスがあるんだと思うんですよね。
なんかこう、随所で笑いがブッ込まれてるのです。
えーと、郁生が媚薬を盛られる事件なんかも起こるのですが、そこでの彼の反応も完全に予想外で。
臨戦態勢の自分の息子を見て「自分のここは何と戦うつもりなんだ・・・」みたいな。
で、これは新型の病気かもと途方に暮れる・・・。

いや、媚薬を盛られた受けと言うのは、普通「あつい・・・っ」とか言いながら媚態をさらすもんだけど。
媚薬を盛られた受けを見て、こんなに笑うの初めてですよ。
ついでに、この媚薬事件で刀瀬との関係に変化が訪れ、また郁生は自分の気持ちに気付きます。
この流れがめっちゃ自然。
そして、めっちゃキュンキュン。
笑いからこの萌えに、よく自然に持ってくよなぁと。
素直に上手いと思うんですけど。

まぁそんな感じで、とりたてて派手な出来事なんかは起こらないお話でして。
せいぜい媚薬事件くらいで。
ただ、主人公の気持ちの変化だったりと、とにかく二人の恋模様がコミカルかつキュンキュンに綴られたお話なのです。
ちょっと口が悪い攻めが、何事にも一生懸命な受けを溺愛してる描写も楽しかったりする。
う~む・・・。
言うなれば、日常系の明るく楽しい子育てヤクザもの+王道片思いものですかね?

ちなみに、表題作が雑誌掲載作。
そこにプラスして、書き下ろしでその後の二人になります。
この書き下ろしですが、強力(強烈?)なライバル登場で、郁生がオロオロしちゃうお話。
や、ここでも刀瀬が男前ですよ。
「俺が惚れてるのはお前だけだ! ガタガタ抜かすんじゃねぇ」に、シビれちゃいましたよ。
てか、完全にバカップル化してる二人にも、笑わせてもらいましたよ。

ところでですね、個人的に、下ネタ好きなオヤジなんかに萌えるたちでして。
刀瀬ですが、結構オヤジ臭い事を言ってくれちゃったりしてるんですよ。
えーと、郁生の郁生を「桃色のやつ」と名付け、「揉んでやると食い頃になる」だの「もっといい味にしてやんねえとな」だのいやらしい笑みを浮かべて言い出す。
ちなみに自分のはマグナムで、郁生のアナルは楚々としたおちょぼ口。
いちいち笑えちゃって仕方ないんだけど。

8

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