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先生書い♪
谷崎先生ならとあらすじも何も確認しないまま予約し、発売を楽しみにしていたのです。
が!!
ワクワクで読み進めていきだんだん冷や汗が。
初めに登場した「佑」がたぶん今回の攻めでしょ、そして、次に登場した甥っ子の「哲」が……??訳がわからん、誰が誰とどうBLするんだ?となりましたp(^_^)q
あらすじ読んでいなかったらそれくらい混乱するような序盤でした。
まぁそこは谷崎先生。BLのセオリーお構いなし。読み終わればちゃんとBLで、ハピエンで、面白い作品でした。
しかし、終盤まではなぜにここまでストーリーがメインカプの恋のあれこれから外れ、迂回し続けるのか意味が分からず数々の登場人物の存在意義まで考えてしまいました。
まず、今回登場する主要キャラの整理。
売上トップの不動産営業マン→佑(たすく)
両親を不幸な事故で亡くし、叔父である佑に引き取られる事になった高校生→哲(てつ)
謎の麗人→雨燕(ゆーえん)
雨燕を慕う謎の人物→覚(かく)と、楊暁(やんしゃお)
哲の担任→百瀬(ももせ)
今回表紙に描かれているふたりは、佑×百瀬。
帯にある「十年経っても、まだ好きなんだ」というのは、このふたりの事。
ふたりは元恋人同士。百瀬が哲の担任になったことで再会します。
ただ、このふたりの恋模様が書かれているのはトータルしても全ページ数の半分にも満たないと思う。正確に数えてはいないけれど。
では、多くのページは何に割かれているかというと百瀬を除いた主要キャラのわちゃわちゃ描写。
もう途中私、何読んでるんだっけ?ってなりました。笑
でも、最後まで読みきるとちゃんと、意味のあることでこれだけ蛇行しなければくっ付けないふたりだったからなんだなぁと納得。
終始影の薄い百瀬ですが終盤にはちゃんと見せ場もあります(^ω^)
人によっては地雷要素になりうるポイントとしては、視点が、佑、哲、百瀬ところころ変わるところかな?読みやすく区切られているので、今は誰視点?と戸惑う事は無いとは思いますが。
あと、詳しくは省略しますが佑が日没になると楊暁に身体を乗っ取られるという展開があるのですが、その間、雨燕と致してます。具体的な描写は無いし、佑としての意識もないので個人的には気にならなかったです。
それくらいかな。
あ、1つだけ。私が引っかかったのは、佑と百瀬が最初に付き合うまでのシーン。
不動産営業マンと顧客として出会うふたり。
お互いに最初から惹かれ合っていたのだろうけど、何度目かの内見中に突然佑が百瀬にキスからそれ以上の行為ぶちかましてきて…仕事中にお客さんに何してるのー、と。佑の現在の「できる男」感に萌えていたのに過去の話とはいえ思わず萌えの波が凪いだ)^o^(真面目に捉え過ぎかな?
バリバリ仕事をこなし、何事にも冷静だった佑が百瀬と寄りを戻してからのデレデレ具合は萌えました。
こんなに人って変わるのねって微笑ましかったです。かわいい。
今回のお話って主役以外の登場も多いので好きなキャラクターが人により分かれそう。
ちなみに私は雨燕です(ゝ。∂)
谷崎先生の単発新刊のようだったので、楽しみにしていました。カバーイラストも素敵で、ミギノヤギ先生のことを知るきっかけにもなって、嬉しい出会いをいただきました。
ストーリーの半ば過ぎまで、どのキャラクターがメインなのか掴めず翻弄されましたね笑
最初の1ページ目で、佑が主役の一人だろうと推測。冒頭で佑が甥の哲と同居しているのがわかり、まず二人の関係性に注目して読み進めたのですが…
哲が「見える」系の高校生で、通学途中で遭遇した超絶美形の男に張り付いていた妖怪を連れ帰ってしまって以降、コメディなのかホラーなのか定まらない展開に戸惑いました。佑の元恋人の存在が明らかになってからは、そっちかーいと思いつつ、佑のイメージがどんどん変わっていきます。仕事ができるクールな男性として登場してきたけれど、恋愛面ではグズグズな意気地なしだったりして。
佑にとって高校教師は鬼門!っていうのが、お話のスパイスなのでしょうか…。ラブの部分は王道で、微妙にレトロなBL感を醸し出しつつ、その上中華ファンタジーな要素も味わえてしまうという、なんともとりとめのなさが拭えないお話でした。最後のエピソードからするとこれで終わったような気がしないのですが…続きは見込みなのでしょうか?
一番最後のイラストが内容に沿っていなかったのがちょっと残念でした。
久しぶりの谷崎先生の新刊、楽しみに読んだのですが、キャラクターも多くてちょっと1巻だけではまとまりがついていないお話です。予備情報を入れずの作家買いだったので、導入部分の傲慢だけど仕事のできる不動産会社の社員の方が受けだとなぜか思い込んでましたが、彼が攻めでした。
お仕事BLっぽいのは最初の部分だけで、美形の幽霊だか妖怪だかのカップルが出てきて攻めが体を乗っ取られて奉仕させられたり、色々あったけど、最後は自分の恋も応援してもらってうまくいく、みたいなドタバタファンタジーというかちょっと不思議な話でした。表紙は王道センシティブBLっぽい感じがしたのですが。
受けの百瀬が10年前に酷い振られ方をしても10年純情を貫いてたのは健気だけど、偶然再会出来なかったとしたらそのまま放置だったの?と思うとモヤモヤする。攻めが振った理由が全く受けには非がない関係ない話だったのが気の毒。「観覧車」がNGワードだなんて説明されないでわかる訳がない。攻めは自分が1番可愛い人の気がするのでヨリを戻してもその後受けはまた苦労しそう。
攻めは甥っ子を引き取ったのはいいけど、家族を失って辛い思いをした彼に全然寄り添っていないし、お金と住む場所だけ与えておけばいい、みたいな人にも感じられたので。攻めにほとんど魅力を感じられなかったというのが残念な点でした。
久しぶりなのになんだか辛口ですみません。素晴らしい作品をたくさん書いている作家だと知っているからこそ、です。次作には期待したいと思います。
先生買い。どんなお話だろうと楽しみにしていましたが、気になるキャラがメインカプでは無かったのです。気持ちが分散してしまい萌が減ってしまった心地でしたため、中立にしました。サブキャラの方が圧倒的に存在感あったんですよ…本編280Pほど+あとがき。これ続くんじゃないの・・?
高級マンションなどのみを取り扱う不動産でばりばり営業№1の佑(たすく)。くそ忙しく働いていますが、ぽっと予定が空いてしまった日に「早く帰ったら」と周囲から勧められます。というのも最近両親を事故で亡くした甥っ子を引き取って一緒に暮らしているためなのですが、その甥っ子を心配して訪ねてきたという教師は、昔の恋人で・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は(キャラが立ってる方が多い・・)
中江哲(攻めの甥っ子、高校生)、①雨燕(ユーエン、めっちゃ美人♂)、②楊暁(ヤンシャオ、黒長髪イケメン)、③覚(かく、褐色白髪ロン毛)、攻めの同僚少々。①②③のビジュアルが挿絵であるんですけど、超好みのタイプなんですわ!
++より内容に触れる感想
上にも述べたように①②③が超美形かつ①②は転生者、③は妖怪。おまけに①は昔王太子、②はその従者だったとのことで、主従がっちりカプ、ついでに主が受けだったりする!たまらん!そして③のビジュアルが褐色白髪人外ときたもんですから、おーい現代ものじゃなくってファンタジーなのかああとふらついてしまったのです。
それで気が散ってしまって。またメインカプ(特に受け)が控えめなタイプのように感じられて、最初の方は誰がどうなるん??と戸惑いました。
攻めはばりばり押しの強い営業かと思いきや、それは仕事だけで、恋愛面ではへろへろヘタレさん。そのヘタレが理由となって、受けを一回ふっているという方。受けはずーっと攻めのことを思っていた健気一筋さん。こっちの恋物語の方が主筋なんだと思うのですがねえ。
メインカプに妖怪の類が見えちゃう甥っ子もいて、気になるキャラが多すぎ、ちょっと読むのに集中できなかったお話でした。続くんでしたら面白いのではと思うんですけどねえ。覚と甥っ子でスピンオフが出てきたらめっちゃ面白そうなんだけどなあ。
タイトルが良いですよね。「わすれられない恋ならば」。
昔ながらのBLな感じがします。
帯も良いんですよ。「十年経っても、まだ好きなんだ」。
未練たっぷりの純愛な感じがします。
表紙も美しいです。柔らかな日が降り注ぐ部屋で身を寄せ合う二人。
なんだか、シンプルに面白そうな雰囲気。
それだけを理由に購入しました。
まさか、こんな話だったとは……。
もう全然シンプルじゃない。複雑極まりない。
登場人物多すぎるし、恋愛パートに誰と誰がメインで関わるのか、中盤までめちゃめちゃわかりにくい。
まず序盤に一人称視点パートで登場する哲くんが恋愛にほぼ関係ないと気づくまでに時間がかかりました。
次に出てきた幽霊の覚も、インパクトはあるのにやはりメインストーリーにさほど関係ないという始末。
純愛系BL小説を読もうと思って開いた本で、終始幽霊と高校生とその保護者のドタバタ劇が繰り広げられるので、完全に置いてけぼりです。
メインの百瀬と佑の馴れ初めを説明する前に雨燕とのベッドシーンがあるから、本当に何が何だか。
最終的にはまとまるんですけどね。
ああ、このフリだったのねと思う部分も確かにありました。
だとしても幽霊のパートがかなり迂遠で冗長。
百瀬と佑の話は悪くないし、むしろ好きなタイプだったので、その部分だけを抽出して読みたかったなぁ。
それにしても本のあらすじは、ちょっと一読では意味がわかりませんでした。
なので、改めてBLっぽく書くとしたら、
不動産会社に勤める佑は、高校生の甥の哲との暮らしを始めたばかり。
しかし哲の担任が10年前に心を残したまま自分から別れてしまった元カレ百瀬であることがわかり動揺を隠せない。
それでも過去のトラウマと後悔から絶対に復縁しないと心に決めている佑。
そんな中、ひょんなことから日没後限定で幽霊に身体を乗っ取られる体質になり、その奇異な言動を百瀬に誤解されてしまう。
すれ違う二人に業を煮やした哲と幽霊たちは、今度は百瀬の方から行動を起こすよう百瀬に発破をかけてきて……?
みたいな感じですね。
でも、実際は
霊感強めな高校生、哲はある日、覚という幽霊に付きまとわれ困っていた。
覚から逃れようと入った店で出会ったのは謎の美形、雨燕。
彼から預かった開かずの箱の力で哲は覚から解放され自宅に帰ったが、なんとその晩叔父の佑が開かないはずのその箱を開けてしまった。
途端現れたのは楊暁という別の幽霊で、雨燕のかつての恋人と名乗る男だった。
その日から日没後になると楊暁は佑の身体を借りて雨燕の元へ通うようになる。
身体を乗っ取られた佑の言動はおかしな点だらけ。
それを哲の担任で佑の元恋人の百瀬に目撃されてしまい慌てふためく哲と佑……。
果たして哲と佑はこの奔放な幽霊たちから解放され、無事平穏な生活を手に入れることができるのか??
みたいな話です。半分以上幽霊がメインです。
あとがきには「無理だと思って捨ててしまった恋に再開したらどうなるか」とあり、めちゃめちゃ好きなテーマだなと共感度は高かったんですけど、
うーん、他のアクセントが強すぎました。
次は同じテーマでシンプルなあらすじにまとまる作品を読んでみたいです。