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表題作ハッピー・オブ・ジ・エンド

ケイト
柏木千紘
23歳

その他の収録作品

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  • キャラクター設定(カバー下)

あらすじ

「おめでとう、生きてる」
昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。

空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーで
ド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。
まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで
突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。

全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て
今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。
ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかると
あっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。


謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男
クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音

作品情報

作品名
ハッピー・オブ・ジ・エンド
著者
おげれつたなか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
ハッピー・オブ・ジ・エンド
発売日
電子発売日
ISBN
9784801973404
4.5

(721)

(532)

萌々

(96)

(58)

中立

(16)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
85
得点
3234
評価数
721
平均
4.5 / 5
神率
73.8%

レビュー投稿数85

幸せの形

やっと全3巻を読み終わったので、改めて第1巻のレビューを書き直そうとしました。

まず、作者さん買いです。おげれつたなか先生の名作を何冊も読んだことがあって、大体好きです。信頼しているというか…
絵柄は相変わらず素敵で、絵のラインがとても繊細で、キャラクターの顔面も身体も本当に美しいですね~作品の中の街並みや服、食べ物もとてもおしゃれで、都市の雰囲気がたっぷりと感じられます。

次に、私は文学が大好きなので、文章に優れた漫画は倍以上お気に入りになります。この作品のセリフやモノローグがすごくよかった。「チョコ」と「星」とかとても印象的でした。

最後に、もちろん、ストーリー自体もとても素晴らしいです。千紘とハオレンは、どちらも社会のマージナルマンで、一人は同性愛者として家族に捨てられ、もう一人は母親に捨てられ若くして道を誤ってしまったのです。(もちろんハオレンの母親もかわいそうに…)
二人とも、自分に幸せになる資格がないと思っていました。そんな二人が最低とも言える形で出会い、最初からライバル同士のようにぶつかり合っていたのに、付き合ううちにお互いからパワーをもらい、愛情も芽生えてきたんですね。こんなストーリー、本当に心が癒されます。

第1巻で一番印象に残ってるシーンは、千紘がカメラに残り1枚のフィルムしかないのを見て、「やったー!」って喜んで言う姿です。その光景にハオレンはもちろん、私も思わず目を丸くして驚いちゃいました!
──ああ、そうだったんだ、千紘はこれを「ラッキー」って見なしてたんだ!本当にいい子です…。ほっこりしました。

全体のトーンはシリアスでせつないんですけど、温かいエピソードもたくさんあって、癒しを求める読者さんにはとってもいいチョイスだと思います。

0

性癖にどストライク

好みドンピシャ。
ハイライトがない真っ黒な目の攻めめっちゃ好きぃ〜。受けも男前すぎず女っぽすぎず丁度いい美人顔。エロもちゃんとすけべ。欲を言えばもうちょい描写多くてもいいな。こういう作品のを夜明けっていうジャンルで言うのかね。好きだわ。3巻+番外編でしっかり作品堪能できるのも良い。共依存のような関係で始まるけどちゃんと恋愛に繋がる。基本救いのないダークな世界観だけど、優しい部分もちゃんとあってそのバランスが絶妙。また読む。

0

愛と憎しみがせめぎあっている感じがたまらないです

ゴミ捨て場から始まる恋愛。
3巻まで読んだ者ですが、1巻の終わりがたまらなく好きです。

↓癖に刺さった部分
・おげたな先生の美麗な攻め
 ・(服装含めド性癖)
 ・(ハイライトの有無で感情の機微がわかるの作画神)
・床の上での攻め受けははっきりしてるものの、日中の関係性は男友達に近い
・2人が違う形で人生に絶望している
・攻めは絶望しているからこそ、人生に希望や期待を抱くのが苦痛だと感じている
・2人を割と容赦なく奈落の底へ突き落とすような描写が過去含め頻繁に入ってくる
・受けは受けで人生に絶望しているのに、攻めに対する愛や恋の情を素直に表している

1週間に1回読み直しております。ありがとうおげたな先生。

0

痛みと美しさのある作品

おげれつたなか先生の『ハピエン』を読んで、心から感動しました。この作品は、浩然と千紘が痛みを抱えながらも互いに支え合い、最終的に幸せを見つける物語です。彼らの関係はとても繊細で、痛みと美しさが交錯し、読むたびに胸が締め付けられます。特に、二人が最終的にお互いの手をしっかりと握り、幸せをつかむシーンには涙が止まりませんでした。

作画も素晴らしく、千紘の髪の毛が風に揺れるシーンや、涙を描いた細かい線がとても印象的でした。人物たちの表情や感情の変化も細かく描かれており、まるで彼らの世界に引き込まれているかのようでした。

また、親子関係や愛情の描写も心に残り、浩然がどれほど孤独で辛い思いをしてきたのかを考えると胸が痛みます。それでも二人は出会い、幸せを手に入れたことが本当に良かったです。

この作品は、愛と痛み、癒しの力を強く感じさせてくれました。

1

クズの話とだけ聞いていたが、全然それだけじゃない!!!!

神作品と名高いハッピー・オブ・ジ・エンドをとうとう購入しました。
あらすじを読んだ時は「へー、そーゆー感じか」位でした。
読んだ後は「……なっんだこれは!!!?」
腹をグーパンされたのかと思うくらいの衝撃を受けました。刺さりまくってます。
まだ1巻しか読んでないのにこのボリューム……
おなかいっぱい、もっとくれ!!!!

ハオレンの目に光がないのに、所々で光が宿る。
千紘に心を動かされているんですね。
千紘もハオレンも辛すぎる過去。
幸せを知らない2人が幸せになるのを心から願ってしまう。

個人的には千紘が受けなのめっちゃ驚きました。
いや、最高です。
めちゃくちゃ可愛いです。
あと加治さんめっちゃいい人で有難い。
いてくれて良かった。

内容もエロも大満足です。

1

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