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表題作YEBISUセレブリティーズ(1) (新装版)

グラフィックデザイナー 久家有志(26歳)
アートディレクター 益永和実(27歳)

同時収録作品ショートコミックス Starlight kiss

YebisuGraphics社長通称ボス34大城崇
専門校生でボスが強引に選んだバイト23藤波はるか

その他の収録作品

  • 益永和実のユウウツ
  • キャラクター紹介
  • Love Affair
  • NUDE

あらすじ

東京・恵比寿のデザイン・オフィス『Yebisu Graphics』。そこに所属するデザイナーは、容姿・実力共に超一流の男たち?人は彼らをこう呼ぶ。恵比寿のセレブリティ=エビリティ、と。その一人で人嫌いの益永和実にとって、気紛れで女好きな天才肌の同僚・久家は誰よりも不愉快な男だったが…!?人気大沸騰!セレブな男たちの恋を描く小説b‐Boy&MAGAZINE BE×BOYコラボレーション企画。単行本未発表のショートも収録した新装版。

作品情報

作品名
YEBISUセレブリティーズ(1) (新装版)
著者
岩本薫 
イラスト
不破慎理 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
YEBISUセレブリティーズ
発売日
ISBN
9784862630544
4.1

(22)

(11)

萌々

(5)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
90
評価数
22
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数9

エンタメ!エンタメ!エンタメ!

今までちょっと覗き見したことはあれど、きちんとは読んでいなかったこのシリーズを、ついに電書サイトのキャンペーンとクーポンに乗せられて全巻買いしてしまいました…の1巻。
いやぁ…こんな人いねぇよ!こんなことあり得ないよ!のオンパレードなのですが、分かりやすくキュンッとさせられるし、だいたい顛末は分かるのに、盛り上がりシーンにはドキドキしたりして。人気のあるのはそれなりの理由があるなぁという感じでした。エンタメとしてよく出来てるんですね。

ところで「こんな会社あり得ない」のyebisuグラフィックさんですが、ところどころに妙に現実的で細かい描写が混ざるのが面白いですね。賞獲りレベル(?)のアートディレクターさんならアシスタントかDTPの担当者に振りそうなちまちました実作業をやってたり(笑)
因みに「身だしなみ・ファッション」にこだわらない社員なんて要らないという方針のデザインスタジオは現実にもあります。着るものがスーツに限るわけではありませんけどね。

続きも読みます(^-^)

0

オシャレな男たちのオフィスラブ

恵比寿のデザイナー事務所を舞台にしたお話しでした。
職場が舞台なので登場人物も多く、最初は把握するのがちょっと大変です。

1巻はその中の久家と益永のお話し。
クールビューティーな益永にモデルのようにカッコいい久家が猛アタックします。
益永は自由奔放な久家が苦手でどちらかというと関わりたくないと思っているのに、久家に押され気づいたら彼のペースにどっぶり(笑)

恋愛経験もなかった益永が色んな初体験を久家に奪われるんですが、その反応がかわいいです。
年齢的には益永の方が1年先輩なのに、ふたりの間の主導権は久家が握ってますね。
強気な二人の掛け合いも結構面白いです。

2巻以降ではその他のカップルの話も登場するようなので、楽しみです。

2

俺様年下×強気意地っ張り

萌え属性がめいっぱいつまったこのカップル。
萌え要素もたくさんあります。

舞台はとあるデザイン・オフィス。
そこに席を置くのは、これでもかというほどクオリティの高い男ばかり。
今回の主役はやや潔癖症の生真面目くん。クールビューティーの名が相応しい美貌を兼ね備えた益永和実と、自信満々、不遜で俺様、きらびやかな雰囲気の年下くんである久家有志の二人。

同じ職場である久家を、和実は毛嫌いしていた。
こつこつ地道に努力を重ねる自分とは正反対の天才型。
女好きでいい加減、だけどその仕事ぶりはスマートで、劣等感を抱かずにはいられない。
そもそもの根元は、大賞確実と言われていたアート展で、横から久家がかっさらっていたことだった。
ピンクのスーツに金髪、サングラス。女を引き連れ授賞式にやってきた久家を見て、和実はこんな奴に負けたなんて…!と腸が煮えくりかえる思いをした。

久家に冷たくあたりあしらうなか、和実が請け負っていた仕事の締切に、無茶な要求をされてしまう。
けれど久家の手伝いによって難を逃れた和実は、積もり積もっていた披露がピーク、久家の前で倒れてしまい、起きるとそこは久家の家。
かいがいしく世話をする久家、戸惑う和実、そして突然のキス。
抵抗もできないまま、和実は久家と関係を持ってしまう───。


読んでいくうちに、実は久家もずっと和実を意識してたらいいのになぁ、当てつけで女と遊んでて、でも本当は和実が好きでー。
和実も嫌い嫌いなんて言っておきながら、自分にはないものを持ってる久家をずっと意識してて、それを認めたくなくて頑なに冷たく当たっていたとか?

年下男子に振り回される不器用美人、でも実は天然でフェロモンを振りまく和実に久家の方がジレジレしててー、なんて勝手に考えてですが…。
全部叶っちゃった。笑

まさにこれぞ王道展開!
シンプルで単純だからこそ、楽しめました。

恋愛初心者、何もかも初めてだらけ。
それを全部自分のものにしようとする久家のヤニ下がった顔が浮かびそうです。

しっかし本当にいい男ぞろい。
そのオフィスに事務員として雇ってもらいたい。
こっそりみんなを観察したい(笑)
そしてランチはもちろん『LOTUS』へ。もちろん東城さん目当てです!

2

シリーズ中のツンデレ担当カップル

イケメンで、仕事が出来て、稼ぎが良くて、趣味が良くて、代官山の高級マンションに住んでて、プライベートが充実してて、デートは完璧なプランでお出迎え♥...と三次元ではまずお目にかかれない男性達が繰り広げる、「BLのお約束」を詰め込んだYEBISUシリーズ第一作目。
当時はまさかあんなに長引くシリーズになるとは思いませんでした。
旧版しか所持していないのですが、こちらに書かせて頂きます。

「いねーーーーよそんな男」と女性が舌打ちしたくなるような完璧な男性、そんなセレブリティなデザイナー集団のセレブな恋。
女性の夢が詰まったハーレクイン恋愛小説で、好き嫌いがはっきりする作品だと思います。

不遜な俺様攻×クールな女王様受という王道ジャンルですが、こいつらのお陰でこのカップリングの良さに目覚めてしまいました。
不遜で俺様だけど受には全く頭が上がらなかったり(主導権を握れるのはベットの上だけだったり)、クールだけど実は優しく照れ屋な部分があってなかなか攻に正直になれない受、ひょんな勘違いからすれ違いが続きヤキモキしあったり...などなど、もうとにかくお約束だらけ。精神的に安心して読める作品だと思います。BL初心者にはうってつけかも!?

このシリーズが王道の割にマンネリ化せず、長く受けいれられていた要因の一つは、主人公らが何よりも自分の仕事を愛し、誇りを持っているからだと思います。意外とこの部分をしっかり書く王道BLって少ないんですよね。仕事を真面目に描く事で彼らの人間的魅力もしっかりと味わう事が出来ます。
こういう作品だと、特に受が、「設定上では仕事が出来る事になっているけどほんとに出来んのかよこいつ...」と思ってしまう馬鹿キャラになるケースが多いのですが、この受は(勿論攻もですが)仕事がバリバリできます。そして何より仕事を愛している。人間として気持ちがいい。

また、仕事上でお互いをライバル視しながら、それでも尊敬しあっているというのが、恋愛においても凄く理想的な関係。
頼って欲しいけど、それでも「男」として相手にしなだれかかる訳にはいかない、というプライドを受攻どちらも持っているんです。

まーぶっちゃけね、デザイナーで少人数の会社で大口クライアント何件も抱えてて「定時に退社が社内規則」はただの都市伝説ですから(満面の笑み)。設定は物理的に無理だろ...と思うところがちらほらあるんですけどね。
「仕事が出来る」の証明にはなってますけど。出来るどころか神がかってるぜ。

ベタベタ甘ーい馬鹿ップルを堪能したいなら、この久家×益永編がシリーズ中一番お薦めです。
「恋に恋したい」時にどうぞ。

4

スタイリッシュな王道

今さらながら読んでみたYEBISUセレブリティーズ。
さすが岩本薫先生、超王道です。

スタイリッシュでセレブな物語。
こういうのって、例えば水上ルイ先生も得意な分野だと思うんですが、
久々に岩本先生作品を読んでみて――岩本先生の文章って意外なほどスガスガしいことに気付きました。
読み終わったあとでよくよく考えてみれば、展開がかなり無理やりなんですよ(笑)
にもかかわらず、ひっかからずに読めたというのは客観的なクールさを備えた文章だからか?
久家と益永が初めてセックスした直後、細かいいざこざでろくすっぽ口もきかなくなった二人がお互いの気持ちに気付くくだりなどは、ドラマチックにやりすぎちゃうと胡散臭くなってしまうもんなんですが、それを引いた視点でぼーっと眺めているかのような描写は新鮮ですらありました。

ただね、ベトナム料理やフレンチなど、料理の描写がアイテム的に出てきますが、
そこらへんの描写は正直、萎えたw
描写が荒っぽすぎて、ちっともうまそうじゃないんだよね。
まあ、うまそうに見せるのを目的にしてないからなんだろうけど。
キャラの服装描写もちょとビミョー。セレブというよりどっかのホストクラブ。

そういう細かいところはあるにしても、エンタメ的な展開は読んでいて楽しい。

3

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