恋に不器用すぎる溺愛社長×純朴大学生

小説

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溺愛社長のまっすぐすぎる純愛

dekiaishacho no massugusugiru junai

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表題作溺愛社長のまっすぐすぎる純愛

立石尚行,35歳,花角不動産社長
井澄広翔,21歳,音大のピアノ科に在籍している学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

子供&大型犬と一緒にあったかい愛をはぐくむ、まっすぐ初恋ラブコメ!!

両親を亡くし蕎麦屋を営む祖父と慎ましく暮らしている、ピアノが大好きな音大生・井澄広翔は、 奨学金とアルバイトでなんとか学校に通っていたが、両親の保険金も底をつき、来年以降の学費を捻出できず、さらに祖父の体調や、今後の進路など、心配事が尽きずに一人漠然とした大きな不安を抱えていた。そんな中出会ったのは、小さな子供と大きな犬を連れた、親切なイケメンの年上男性・立石尚行だった。食事もとらず、悶々と悩んでいた広翔を心配し、介抱してくれたのだ。そこから三人と一匹は距離を縮め、楽しく食事をともにしたり、一緒に出掛けたりするようになる。優しくて素敵な大人の男性である尚行に、広翔は心惹かれていく。一方尚行も、純粋でかわいい広翔に惹かれ、何より大事にしたいと思うほど心から夢中になっていたのだが、実は尚行が広翔と出会ったことにはとある目的と秘密があって――?

作品情報

作品名
溺愛社長のまっすぐすぎる純愛
著者
名倉和希 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344848764
3.5

(29)

(5)

萌々

(9)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
99
評価数
29
平均
3.5 / 5
神率
17.2%

レビュー投稿数8

安定の溺愛と約束されたハピエン

何作も黒髪受で購入させて頂いている大好きな作者様です。


世話焼きの不動産会社社長攻×世間知らずな寂しがり屋で祖父と暮らす生活力低い音大生受というカプ。


お話は両親を亡くし蕎麦屋を営む祖父と同居している生活力の低い世間知らずな広翔(受)は祖父の蕎麦屋が立ち退きを迫られたり、自分の来年の学費の捻出が厳しかったりと大きな不安を抱えていた。
そんなある日小さな男の子と大型犬を連れた尚行と出会い……という感じで始まります。

相変わらずの溺愛攻が素晴らしいです。
今作でも作者様の素晴らしく受けを溺愛しまくる攻めにニヤニヤしてしまいました。
光流くんはとても頭が良くて可愛い子です。
広翔は世間知らずなところがイライラしてしまうかもって感じのキャラですが個人的にはそういうところも含めて溺愛している尚行を見ているのが楽しかったです。
作者様の丁寧な描写ときちんと関係性を深めていく段階が好きなので今回も最後まで集中を途切れさせること無く読めました。
ただ溺愛具合が今作は少し個人的には物足りなかったので萌2にしました。

5

色々と思ったことはあるけれども

年上溺愛攻めが好物なので迷いなく購入しました。
攻めの広翔への好意の声がうるさいくらいなので彼に他意はなく、広翔のことが大好きで何かしてあげたいという純粋な気持ち故からの行動だというのが分かるので安心して読めました。

ただ他の方のレビューにもありますが、途中で甥の光流の存在を蔑ろにしてしまった事には色々と思う事はありました。

でも35歳にもなっての初恋に舞い上がっていたのでしょうがないかなと思いました。それにちゃんと反省していたし、結果的に光流の母親が働き方を考えて父親との面会を増やすみたいなので良かったと思いました。

広翔の事になるとちょっと変態チックになるのも微笑ましかったです。

最後も綺麗にまとまっていたのですが、物足りない気持ちが強いです。
思ってしまったのは子どもの存在ってこのお話に必要でしたでしょうか?
犬だけ登場させた方がもっと立石と広翔の関係を書けたのではと思ってしまいました。

それと36ページの8行目が「コンビニ」が「コンピニ」になってました。
54ページの8行目の「光流くん、ケイコちゃん、三日ぶりだね」のケイコはレイコの間違いです。

5

この攻め、駄目だろ(笑)

毎日が忙しいだけじゃなく、つらい。
そこで幸せを求めて、名倉さんの本をガーっと漁ってポチった一冊なんですけれど、あとからよく見たら発売日が今年の6月なんですね。商店街の再開発がらみのお話なので、数年前のお話なのかと思って読んでいました……それとも今、首都圏では再開発流行りなの?(疫病の所為でもう世の中がどうなっているのか良く解らない)

受けさんを溺愛しすぎて愛が暴走し、どんどん一般の思考から逸脱していく攻め様……ああ、これですな。名倉さんのお話を読む醍醐味は。

ただねぇ、ちょっとダメだと思うのよ、立石社長は。
売れ残っていたスタンダードプードルを「生き物を半額セールにするとは何事だ」と衝動買い。生き物を衝動買いする方が駄目だと思うんだよ、私は。
あとね、色々な訳アリで一緒に暮らしている6歳の甥、光流を相棒にしちゃうのもどうかと思う。ってか、一旦悪だくみ(?)の相棒にしたら、最後までそれを貫徹しなきゃ駄目だよね。だって子どもが傷つくじゃん……とか、色々思ったんですよ。

この一見ハイスペックなんだけど、ホントはとってもダメな感じがね、ダメンズ好きという要素をちょっとばかり持っている私のツボにはまっちゃったの。
ただね、このまま生きていくときっと立石社長はどこかでけつまづくと思う。そしていつか広翔くんに助けてもらう日が来るような気がするのよね(妄想)。

1

あとがきは必ず読みましょう。

名倉さんらしい、良い人達と可愛くて頑張り屋なちびっ子と優しい世界観のお話でした。

溺愛社長こと立石が広翔をまっすぐ愛して世話を焼きまくって、立石の秘書と甥っ子もグッジョブな連携プレーで、立石の初恋を成就させます。

財力のある年の差大人攻めはいいですね。
足長おじさんぽくもあり。
そして広翔は見染められたシンデレラかな?

立石の広翔への溺愛ぶりにニヤニヤしつつ…。
なんというかエッチの場面に情緒?ムード?恥じらい?が足りないような…。
なんかグイグイ進んじゃって。攻めに変態味もなく、広翔も初めてなのに、盛り上がりをあまり感じませんでした。

広翔が立石と祖父の間で揺れるのもちょびっとで、スルスル立石の援助を受け入れて。
広翔も初恋だし年上の社長さん相手に遠慮はよくないとか、純粋に嬉しいと思ったのかもしれませんが。

終わり方もあっさりで。
良い終わり方だったのですが、これで終わり?

ちびっ子もあっさり退場だったし。事情はまあ納得できますが。

電子限定おまけがついてたので、そちらを読むとまた感想が変わるかもしれませんが、本編では萌ひとつかな。

6

あれこれ引っかかってしまいました

受けに出会って以来、初恋にトチ狂ってしまったハイスペ攻め、それをいさめる敏腕秘書。
いつもの名倉さんって感じだったけど、大きくひっかかるところがあって、それってどーなの?と思ってしまったので中立よりの萌です。

ひっかかった点は、音大ピアノ科専攻なのにピアノを処分したところ。
両親亡くして、一軒家での一人暮らしがどうしても耐えられなくて、同居することになった祖父の狭い家には入らないピアノを処分って、あまりにも信じらなくて……。
副科ならいざしらず、ピアノ科なのに……。

一人で誰もいなくなった実家に住むのは嫌なのもわかる。
でも地方の子なんて、みんな寮だの一人暮らししてるのに。

ましてや亡きお父さんに買ってもらったピアノ……。
魂の相棒みたいなもんだと思うけどな。
家事が壊滅的にできないというのも言いわけにならないし。やりゃできるんだ!と。

そしたら攻めが、300万の新品グランドと防音室付きのマンションまで用意してくれちゃって、あぁここに繋がるのかぁと。
お金持ちすごいわー……。
家事もしなくていいし、ピアノさえ弾いていればいい生活って貴族みたいだわ。
攻めが家事ができる金持ちで良かったねとしか思えませんでした。

あと、ちびっこの光流がかわいそうだった。
両親の離婚で、3歳まで光流を育てたのは父親(酒乱とかではなく、性格がいいらしい)なのに、その父親とは引き剥がされて、親権を取った母親は「仕事してないと死ぬ人間だから」と一年の半分は海外で過ごして、攻めに育児を任せっきり。
でも「(母親は)離れて暮らしながらも、光流を溺愛してる」って意味わかんないなーって。
3歳から6歳なんて、一番かわいい盛りなのに。
受けを独占したい攻めにも、仲間はずれにされててかわいそう。
自分勝手な大人達にとてつもない我慢を強いられてて不憫でした。

6

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