ご飯ください

gohan kudasai

ご飯ください
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

53

レビュー数
4
得点
46
評価数
12
平均
3.9 / 5
神率
33.3%
著者
火崎勇 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
幸村佳苗 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
発売日
電子発売日
ISBN
9784065233993

あらすじ

火崎勇の癒やし系BL
兄弟二人暮らしの二川は、弟が誘拐されたと思い、隣に住む強面男の部屋に意を決して乗り込むが!? 心もお腹も幸せファミリー・ラブ

表題作ご飯ください

辻堂,プロダクトデザイナー
二川雫,21歳,ホスト

その他の収録作品

  • いただきます
  • あとがき

レビュー投稿数4

健気受けは良かったけど…

小説Chara vol.44 2021年 7月号に載ってた作品が面白かったので、こちらに興味を持って購入しました。

とても不憫な生い立ちながら腐らず明るく一生懸命な雫が健気で、辻堂でなくても見守ってあげたくなる存在でした。

でもですね、途中の2人のすれ違いで辻堂に腹が立ってしまうんですよね。
後半の辻堂視点の「いただきます」があってもそれはあまり改善されませんでした。雫は決して自分が言うように馬鹿では無いですし、学ぶ機会を奪われたのと経験が無いだけなのです。だからあの台詞を言ってしまった時に、辻堂の方からもっと突っ込んだ会話をして欲しかったです。

あとがきで先生が見た目より繊細な辻堂と書いてましたが、あれだけ雫の孤独を知ってるんだから自分だけが傷ついていると思って欲しくなかったです。途中まで最高の攻めのイメージだっただけに残念でした。

あとがきのその後の想像よりも、辻堂のイメージダウンを何とかして欲しかったです。

雫の孤独な思いと義弟の菊太郎への家族愛に何度もウルっと来ました。
だからこそもっと余裕がある攻めでいて欲しかったです。

雫の勤めるホストクラブでのお姉様3人組はグッジョブでした。

1

美味しく頂くのは

今回はフリーのプロダクトデザイナーと
義弟と2人暮らしのホストのお話です。 

受視点で受様が隣人の攻様の恋人になるまでと
攻視点で本編裏事情を含めた後日談を収録。

受様の父は怪我が元でクビになって以来
飲んだくれてまともに働かず、
ホステスとして働きだした母は
店の客と駆け落ちしてしまいます。

受様は中卒で働きにでますが、
そのバイト代は父の酒や賭け事に使われ続けます。
そんな生活が少しはマシになったのは
父が子持ちのホステスと再婚してからです。

しかしながら義母が良い人だったわけではなく
義母も父同様酒飲みのアバズレ女で
受様の癒しとなったのは彼女の息子でした。

受様について回る義弟はとても可愛く
受様は義弟に美味しいものを食べさせてやり
自分のように殴られないようにと見守るために
初めて家に早く帰りたいと思うようになるのです。

しかも父と義母は受様の通帳を持って蒸発、
受様は体力勝負の工事現場でのバイトより
イケメンな容姿を活かしてホストに転職します。

前よりも稼げるようにはなるものの
今度はアパートが取壊される事になってしまい
格安な事故物件を紹介されて移り住みます。

禍福は糾える縄の如し。

義弟と2人で生きていくためには
金をむしるだけの両親の失踪は渡りに船で
運が向いてきたと思っていたのですが

ある夜、
仕事先から帰宅すると扉に不穏な張り紙が!!

弟は預かっている。202号室に来い

受様は義弟が可愛すぎて誘拐されたのだと思い、
隣の202号室の扉をバンバン叩きます。

受様の声にこたえて扉を開けたのは
咥えタバコでがっしりした体つきの
いかにもヤの付く自由業風な攻様だったのです♪

攻様は鍵を忘れて名に時間もしゃがみ込んでいた義弟を
放っておけずに大人として保護してくれていて
本当に「預かっていた」だけでした。

しかも義弟はご飯まで御馳走になったと言い
受様までもご相伴に預かる事になります。

攻様は自宅で仕事をするフリーのプロダクトデザイナーで
受様の事情を知ると受様の出勤中は義弟を預かり
2人に食事を提供してくれるようになります。

実は攻様は隣人の死に気付かずにいた事を
後悔していて受様兄弟を放っておけなかったのです。

そんな親切な攻様に受様と義弟は懐いていくのですが
攻様は健気過ぎる受様への同情が変化していき・・・

両親に失踪により1人で義弟を育てる受様と
人付き合いを煩わしく思うフリーのデザイナーの
ラブコメディになります♪

火崎先生、大好きだ!! 
と叫びたいくらいすっごく良かったです♡

火崎先生、
ホワイトハートで沢山書かれているのですが
ほぼTLでして今回も新刊でタイトルだけ見た時は
TLなのかな!? と思ったのですが、

あらすじが出たらがっつりBL♡
ワクワクで発売を待っていました。

受様兄弟の過去と現状はかなりキツイです。

中卒な受様は自分は賢くないと言いますが
自分が出来ない事は素直に認め、知ろうとし、
出来る事には全力で挑みながらも
周りに湯容易に頼ろうとはしないのです。

ホストの受様を指名するお姉様達はそんな受様を
天然記念物的アイドルと評して癒しを求め
攻様も初心で健気な受様に
けっこう早々にノックダウンされます(笑)

でも受様の素直な言動の攻様を招いてしまい
どう見ても両片思いなのに
すれ違っちゃうのですよ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

攻様が拗ねてヘタレてしまうのに
受様が頑張るっていう展開がとっても良かったです。

火崎先生のあとがきは
いつも未来が少し覗けて楽しいです。

早くこの状況が落ち着いて
各種イベントができるようになってもらって
あとがきの世界を読ませて頂きたいです。

1

bl小説を読むしあわせを再確認

終始ニマニマにやにやしながら読みました。
で、ところどころ切なくって泣けてしまって
ああ、これぞ私が好きなblだ。
火崎先生は作家買いしてますが、こちらは大当たりでした。
先生の年上攻めは元々大好物なのですが、今回はとにかく雫がかわいい、
最高。
決して天然じゃなくって、天然記念物はほんと言い得て妙。
雫と菊太郎、お姉様方との会話の場面がとてもいい。
ああ雫の語彙力の無さがうつってしまった。
こんなベタ褒めというか、雫にベタ惚れなんだけど
神じゃないのは,、
ひとつは収録作「いただきます」攻め視点、ヤターと思って読んだら
本編で攻めはこんなふうに思ってました、という焼き直し感満載というか
全て想像通りというか。もっとその先が読みたかった。
もう一つが、価格がなー、大抵金額確認しないで買うのだけど
このページ数、さらに内容の薄い収録作を除いて考えると…と、
読了時に冷静になってしまった。
本編は、大きな起伏がなくても本当に楽しめたのに〜

4

王層のストーリーではあるが。

火崎作品て、なんとなく硬派っていうかそういう作品が多いイメージが個人的に強いのですが、今作品はめっちゃ可愛い…!完全にキャラ勝ちっていうのかな。攻めさんも受けさんもドツボに突き刺さる、そんな作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はホストの雫。
可愛らしいビジュアルに茶髪の彼はどこからどう見てもイケメンホスト。
にしか見えないが実は苦労人。

母親は雫が子どもの時に男と家を出ていき、父親と二人暮らしが始まる。が、父親は酒飲みで仕事に行かず、ことあるごとに暴力をふるうクソオヤジだった。学ぶ機会を奪われ、高校にも行かせてもらえず中卒で働きだすも給料は父親に奪われてしまう。そんな雫の心の支えは、父親が再婚した女性の連れ子の菊太郎。自分たちを置いて両親が蒸発したときも、雫は菊太郎のことだけが心の拠り所だった。

そんな二人は諸事情あって引っ越しすることに。
そしてその引っ越し先で、雫・菊太郎兄弟の住む部屋の隣人となったのは強面の辻堂という男性だった。接点がない彼らだったが、とあることをきっかけに、辻堂は雫と菊太郎に夕飯を食べさせてくれることになってー。

21歳という若さでいろいろなことを背負う雫が主人公、ということでバックボーンとしてはかなりシリアスな作品です。が、ストーリーとしてはかなりコミカル。それはひとえに、雫の性格によるところが大きい。

子どもの時からネグレクトされ、食事も満足に貰えず学校にも行かせてもらえない。血の繋がりのない弟・菊太郎を押し付けられて。けれど雫という男の子がめっちゃ可愛いの。自分の境遇を誰かのせいにすることなく、すべてのことに感謝しながら一生懸命に生きている。菊太郎のことが大切で、彼のすべては菊太郎にだけ向いている。学がなく素直過ぎるので、ちょっと天然ちゃんというのかアホな子?に見えるのですが、そこにあるのは彼の優しさと天真爛漫さだけなので心の底から応援したくなる。

そんな雫に、心惹かれるのは読者だけに非ず。
辻堂も、なのです。

彼は過去の経験から人と関わることを良しとしない。
が、そんな彼が、あることをきっかけに雫たち兄弟と出会い、そして心を通わせていく。今作品は雫視点で、彼の心情がメインで描かれていますが、そのストーリー展開の中できちんと辻堂の気持ちも描いていて辻堂の恋の成就のストーリーでもある。

本編は雫視点ですが、終盤に辻堂視点のSS、「いただきます」が収録されているので、彼の気持ちもきちんと描かれてるのも良かった。

ストーリー自体は王道というか、よくある展開ではあります。
が、序盤でも書いたように、とにかくキャラがたってる。

不幸なのに、それを跳ねのける強さと明るさを持った雫。
寡黙で、けれど優しい辻堂。
小学生でありながら雫を慕い、精神的にタフで、けれど可愛い菊太郎(彼の言葉遣いにちょいちょい笑いました)。

彼らが紡ぐ、平凡で、けれど温かな日常は、とにかく優しかった。

そして雫の職場の面々も。
ホストクラブの店長、先輩たち。そして何より雫のお客のお姐さんたち(お姉さん、ではなくお姐さん、です)。

過酷な過去を過ごしてきた雫が、これからめいっぱい幸せであって欲しいと願ってやみません。

あとがきで火崎先生が彼らの「これから」にも言及されています。
ぜひとも書いてほしいです。ということで、続編あるいはスピンオフを正座してお待ちしております。

5

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