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短編集です。なお『じじいの恋 命短し恋せよ老人』は表題作の続編でまるっと一冊じじいBLです。ちなみに私はうっかり『命短し』の方から読んでしまいました。
お金持ちな方のおじいさん・拓朗は、65年前にいじめられていたところを助けてもらって以来、小説家で独身な方のおじいさん・源太のことが大好き。
長期の空白期間を経て最近再会した二人。ところが熱烈にアプローチをしかける拓朗に、源太はつれない態度を崩さないのでした。
大体二人がベンチで語り合っているだけの会話劇ですが、じわじわくる面白さです。『命短し』の方から読んでしまったので思うのですが、まだエンジン温め中くらいの感じ。フルスロットルで爆笑させにくるのが『命短し』って感じでした。
「青春編」があるので、若かりし頃の二人をとっくりと拝めてよかったです。
じじいの恋以外の短編が3作品収録されています。私は3作品のなかでは『おとんとてっちゃん』が一番好きです。これはいいガチムチ受けひゃほ~い! という個人的趣味に合ってるのもありますが、シンプルにハートウォーミングでいい話だからです。
基本的にはギャグ。
最初の一話で、ほっこりと短く終わることもできたと思いますが(というか実際には読み切りだった)、その続編を収録した一冊という感じです。
若い頃から源さんのことを好きすぎる拓朗。じじいになってからも変態的好きぶりを発揮している、というお話。
1話ずつ完結しています。
まあ、源さんも受け入れるでもなく、でも毎日公園デートをする(甘い雰囲気はいっさいないですが)ので親友と思っては要るのかな。
拓朗の若い頃は超イケメンという設定で、超絶イケメン孫が出てきたり、絵に説得力があるので本当にイケメンに見えます。
最初はBL作家としてデビューされたようで、初期の短編が3つほど巻末に収録されていました。
これはこれで面白い。ベタなBLじゃないのがいいです。
やはりギャグに進まれてからもう一度BLに帰ってこられたのがこの単行本という感じなのかもしれません。
イケオジが好みなのとじじい×じじいという珍しさにひかれて買ってみました。二人の掛け合いが見ていてとても面白く、BLのキュンが詰まった作品です。
小学校からの幼馴染みで、高校卒業と同時に離れてしまった二人。拓郎(攻め)は小学校の時にいじめられていた所を助けられてから源太(受け)にベタ惚れ!
半世紀たって再会し、未だに恋心は燃え続けていてラブコールしまくる拓郎に、源太は全力であしらっているところが漫才のようで最高です。
個人的には満更でもない様子がたまにチラつく源太が萌えでした。
また、昭和感溢れる青春時代のシーンもグッときます。BLが面白いって思った時、こういう感じだったわ…と初心に返りました。
他の方も書かれていますが、地雷になりそうなのは攻めの拓郎が既婚者ということなので、そこは気を付けたほうがいいかと思います。
他の短編についても、面白さと萌えがバランス良く入っていて、短くも満足できる内容で読み応えがある本だと思います。
可愛いおじいちゃんが好きなワタシはこの表紙に魅かれて購入しました。買わずにいられなかったのですね。
読むのを楽しみにしていたんですが、やはり予想と少し違う。片思い(?)とかには別に反感を持っていないのですが、BLを買ったらキスぐらいは見たいって気持ちはあります。まあ、おじいちゃんが話し合っていてだけでもワタシは萌えましたので、許します。
あと、本の半分ぐらいは他の短編なので最初は少しがっかりしましたが、「おとんとてっちゃん」も可愛かったです。リアルゲイ感(?)があって少しフレッシュかなと思いました。