電子限定かきおろし漫画付き
心優しき青年はヤクザとなり、無垢な少年は情婦となった――これは哀しくも美しい、究極の献身愛
先生の『君は春までぼくのいぬ』がすごく好みでした。こちらのデビュー作も好きな雰囲気なので読んでみました。全222ページ。以下少々ネタバレあります。
インタビューによると王家衛監督の中国映画に影響を受け、少し前の香港を参考にしたチャイナ風ノワールロマンスとのこと。デビュー作から攻めてる設定ですね!
先生のキャラデザが好きです。本作も攻めのヤンは10代は爽やかに、大人になってからは色気のある男前で格好いい!受けのユエンは無自覚に妖艶な美人でこちらも素敵♡
冒頭、孤児院で出会う二人。10代の二人がキラキラして可愛かったのに、ひどい事件によりユエンの身代わりとなりヤンが捕まってしまう。衝撃的でした。
10年後、名前を青柳に変えたヤンが施設を訪れ再会する。ヤンは刺青を入れたヤクザとなり、ユエンはヤンだと気づかない。ユエンは妖艶な青年に成長。ドラマチックな展開で素敵です♡
ヤクザとなったヤンだけど、心優しいところは昔と変わらず。男娼となったヤンを抱かずに支援するところ、男前でかっこいい!
そして惹かれあって身体を重ねる二人。濡れ場の描写がものすごくエロティックでゾクゾクさせられます!二人とも色気がすごい…♡
ユエンの元情人からヤンが恨みを買い、施設を離れヤンの家へ。ユエンは自分がヤンへ送った手紙を見つけるが、ヤンは死んだと嘘をつくヤン。そして離れる二人…。しかし数ヶ月後偶然再会し、激しく求め合う…。
クーーー!!ドラマティックな展開にドキドキします♡
その後の終盤の展開も、本当に映画みたいで痺れました!!
しかしラスト、ヤンが足抜けして4人で旅立つので、「そんなに簡単に足抜けできるの?」とかなり疑問に思ったんですが…単話の番外編を読んだら、その気持ちは解消できました!
単行本を楽しまれた方は、ぜひ番外編も読まれることをお勧めしたい!
(この番外編を読んで、文句なしの神評価にできました♪)
王家衛監督の映画の影響を受けたという本作、本当に映画のようなドラマティックな展開に痺れました!私も監督の映画にハマったことがあり、すごく好きな世界観の作品でした。読んでよかったです!
先生の他の作品も読んでみたいと思います♪
⚠︎少年時代にレイプされる描写あり。大人になっても乱暴され襲われかけるシーンあり。地雷の方は注意です。
電子 白抜き修正
エロティックなのに残念!と思ったらと思ったらR18版の【極】が配信されていました!今度買い直そうと思いますw
舞台は中国。
いわく付きの施設、施設長が施設の子を犯す、受けの身売り、攻めは893、殺しの現場。
ダークな要素がてんこ盛りです。
ユエンが他の人と交わってる描写は最初の施設長との時にサラッとあるだけです(未遂はある)が苦手な方はご注意ください。
身元を明かす前からヤン兄ちゃんとの絡みがたっぷりあるのでえっぴさも見応えありです。
劣情先生の御本は初めて拝見しましたが
絵から"しゃららーん"と鳴りそうな光をまとっていてすごく素敵です。
ヤン兄ちゃんが893になっても根本の優しさは変わってなくて良かったです。
最後のえっぴ下着も最高♡
親に施設へ売られた受けと、同室だった年上攻めが受けを庇ってあることをし、警察に掴まり、その後「青柳」というヤクザへ名を変えて受けの前現れたお話。
再会BLなわけですが、受けのことを想って別人を装う、攻めの健気な想いが切なかったです。
また、受けもずっと自分の身代わりとなって連れて行かれた攻めのことを想い、施設へ留まるなど一途さにじーーん! ときましたが、案外本人が目の前にいると気が付かないものなのでしょうか??
けれど、そんな疑問も吹き飛ぶくらいにグッとお話に惹き込まれる、裏社会な中華BLでした。
とくに終盤。
最終話あたりはドキッとする展開が!!
ご都合主義展開かもしれませんが、それでもやはり攻めが眠る隣で、窮地に陥っていた受けが助けられた存在は、攻めであってほしかったので、予想通りと分かっていても興奮いたしました。
好きな人は好きと思います!
また、電子のえちの修正が甘いような、、、??
結構、tnの息遣いが分かりやすい細め白短冊なような気がします。
ぜひ、未読の方はたしかめてみてください///!
評価の高さから察するに、デビュー作だと知った上で、リアルな裏社会ものより甘めのエッチに期待して読んだ方が楽しめる気がする。表紙と試し読みの個性からかなりわくわくして読みました。しっかりノワールものに期待したら、ぬるい展開が自分には物足りず。ヤンは大変セクシーだった。女の子っぽい受けも気にならない方はユエンも可愛く思えるかと。
何故この某小説のパクリっぽいタイトルにしてしまったんだろう…特別この作品にピッタリというタイトルでもなし。