• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作NEVER GOOD ENOUGH 2

テオドール・トムソン,兄に執着している大学生
ルイ,35歳,教授,テオの兄の元恋人

その他の収録作品

  • bonus episodes(描き下ろし)

あらすじ

「いま、兄さんじゃなくて俺を選んでくれたじゃないですか」
ルイの嘘がニックによってバラされたが、テオは幻滅することなくルイに好意を向ける。ルイもテオに心を許し、2人は付き合うことに。
しかし、ニックに突然フラれたことがトラウマになっているルイは、テオも兄ニックのようにやがて自分から離れていくのではないかと不安になる。
そして、「二度も捨てられたくない」とテオに自ら別れを告げてしまいーー?

作品情報

作品名
NEVER GOOD ENOUGH 2
著者
CTK 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビボピーコミックス
シリーズ
NEVER GOOD ENOUGH
発売日
電子発売日
ISBN
9784799753750
3.9

(34)

(12)

萌々

(11)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
132
評価数
34
平均
3.9 / 5
神率
35.3%

レビュー投稿数8

2巻もよい!

テオの変化しようとする心、ルイも自分の今ままでのルイに対する心情が変化していきます。結局お兄ちゃんもルイのことが?,,,,
とにかく右にベクトルが向かっていく様は美味しいですね

1

手放したものは大きかった…

『NEVER GOOD ENOUGH』の2巻目かつ完結編。

今作品は登場人物は多くありません。
大学教授のルイ。
ルイを手酷く振った元カレのニック。
ニックに執着するニックの弟・テオ。
ちょびっとずつ歪んでて、程よくクズで、そして果てしなく不器用な男たちの恋のお話。

んー。
1巻を読んだとき、ニックに振られたルイが、テオに救われる話なんだな、と思っていたんですよ。が、今巻を読んでちょっと感想が変わりました。ルイとテオ、少しずつ何かが欠けていた彼ら二人が、お互いの存在によって救済されていく。そういった話だったのだと。

テオはニックに激しい執着心を見せていましたが、その理由が見えてくる。1巻ではかなりヤバめな弟くん、の姿を見せていましたが、ちょっと切ない…。そして、それと並行して、ニックの「歪み」も見えてくる。彼らもまた、とある人物の被害者だったんだな、と。

父親からの呪縛から逃れられずにルイと別れを決めたニック。
そこから自分の意志で逃げだし、ルイの手を取ったテオ。

この二人の兄弟の選んだ選択が、大きな分岐点になった。

その分岐点になったルイという男の存在感が改めて浮き彫りになった気がしました。結局ニックは婚約破棄をしたわけで、ニックもまた、ルイを深く愛していたのだと。ルイとの別れの選択をした自分の判断に後悔してたのかな、なんて思ったりしました。

これね、ルイが完璧な男性じゃないっていうのがまた味がある。
自分を振った男の弟、しかも自分の大学の学生のテオに見栄を張ってみたりするところはなんとも子どもっぽくてダサい。
ルイに振られたことがトラウマになって、テオとの新しい恋に憶病になってみたり。ぐるぐるしてみたり。
が、そういうところに親近感がわいた。どこにでもいそうな、そんな感じ。
そんな子どもっぽく、危ういアンバランスさを持ち、けれどその一方では懐が広く優しい人物。そんなところがルイの魅力なのかな。

1巻で、真っ暗な、病んだ瞳をしていたテオが、少しずつ「自分」をさらけ出し、一途にルイを愛し、求めて縋る。今まで、彼そのものを受け入れてもらったことがなかったテオもまた、ルイを愛したことで大人になった。カッコいいです。

テオが可愛いんですよ。とっても。
でも、個人的にニックの不器用さに滾りました。イケメンで、人当たりも良く優秀で、完璧な男・ニック。けれど彼は、一番大切なものを自分の手で放してしまった。

ひと言でいうと「攻めザマア」なのかな。
手放した大切なものは、二度と手に入らない宝物だったのだと。
その不器用さに、不謹慎にも激しく萌えた。

CTKさんて、すごくドツボな設定のお話を描かれる作家さまなのですが、もう一声ほしい…!と思うこともあるんですね。ごめんなさい、個人的な感想です。今作品でいうとルイがテオに惹かれていったその過程が少し弱いというか分かりづらい。が、そのちょっと足りない感もまた、作品の味になっている感じもする。そういった意味も込みで、独特な世界観を放つ作品で、めちゃめちゃ萌えました。

2

え。これで終わり…?完結???

1巻は神でした、今後の期待が高まる感じで。2巻は次巻以降で戦っていくぜ~っていう中間の巻なら良かったけど、これで完結と言われてしまうとちょっと…。テオの歪みの根源に関わる問題が解決してない気がするんですよね。確かにカップルは出来上がったけど…とモヤります。
ルイがニックよりテオを選んだかと思われたところで終わった前巻からの続き。まだルイの気持ちは曖昧で、テオも本性を隠していて、先がとても気になります。で、ルイがニックと決着をつけ、さあ今度はテオのターン!と期待してページをめくると、肝心なところは何も描かれず事後に飛んでました。
父親に問題が!?とあれだけ匂わせておいて殴られ痕と短いテオのセリフだけで済ませてしまい、テオの本性とは…?となります。しかもその直後のルイのセリフが酷すぎる…父親の心理的虐待を指摘したのと同じ口で、その父親が吐いていそうなセリフを言っちゃってるんです。
そんなルイに縋り付くテオは、ルイが何もかも初めての相手だと打ち明けます。友達もいないと言い切るくらいなので、ルイへの執着は自然な流れ。哀れみを感じないことはないけれど、他に目を向けることなく一生ルイ一筋っぽくて、きっとお互いにとって幸せなんだろうと思えるところは良かったです。
描き下ろしは指輪のオチが最高でした!ルイの吹っ切れた感とユーモアあふれる腹黒感がツボ。
評価はとても迷いました。モヤモヤは残っても、BL的にテオとルイのカプ成立までの経緯と関係性にはすごく萌えるんです。てことで、謎はいつかどこかで解かれることを期待して萌え2。

0

めちゃくちゃ愛おしい!!!

すこし海外味のある漫画だなーと思って1巻から読んでた。だんだんルイがちゃんとテオにちゃんとした好意を抱いていくようになって、身体を許しあって…最高にふたりが愛おしいです!!
言葉選びがやっぱり海外味あるからちゃんと読まないと理解するのに時間かかるとこある笑
テオにちゃんとした好意を向けられて絆されて喘がされちゃうルイが可愛すぎてまじで愛おしい…好き…
あと顔がめちゃくちゃにいいです。整った顔大好き。
これは海外あるあるかもだけど、幼少期は前髪長くてそこから大人になっていくにつれてオールバックになっていくの最高に好き。幼少期かわいいしオールバックかっこいいしもう海外の男性オールマイティすぎてもう愛が止まらない(???)
2巻はえちえち満載でめっちゃえろかったです(語彙力)

0

え…終わり?

NEVER GOOD ENOUGH(2)とあったので、まだまだ続くと思ってたのに完結してて驚きました。

ハッキリ言って良さは分からなかったです。描き方が独特で時系列が分かりにくい面がありました。

トムソン兄弟のどちかが好きかで印象の変わる作品だと思います。
私はテオ贔屓なので最後までニックが不気味にしか思えませんでした。

でもルイがテオを選んだ事で、トムソン兄弟が父親からの呪縛を振り切る切っ掛けになったのは確かだと思いました。
読んでる途中で父親を社会的に抹殺してやれば良いのにと何度思った事か…。

それでモヤモヤして途中まで中立だったのですが、ニックが婚約破棄したとあって萌になりました。
これからのニックの父俺への抵抗まで描いて欲しかったです。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP