兄にそうしたように 俺にも足開いてくれます?

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作NEVER GOOD ENOUGH 1

(仮)テオドール・トムソン,兄に執着している大学生
(仮)ルイ,35歳,教授,テオの兄の元恋人

その他の収録作品

  • bonus episode
  • おまけ

あらすじ

長年付き合っていた恋人に振られたばかりのルイの前に、元恋人の弟・テオが現れた。
傷心中にもかかわらず不躾に詮索してくるテオに苛立ち、ルイは「兄を振ったのは俺だ」と嘘を吐く。
だが、それをきっかけにテオに付きまとわれるはめに。
嘘がバレれば終わる関係。別にそれで構わない。
そう思っていたはずが、テオの執着の矛先はいつしかルイへと向かいはじめ――。

作品情報

作品名
NEVER GOOD ENOUGH 1
著者
CTK 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビボピーコミックス
シリーズ
NEVER GOOD ENOUGH
発売日
ISBN
9784799746721
4

(69)

(31)

萌々

(19)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
277
評価数
69
平均
4 / 5
神率
44.9%

レビュー投稿数14

不器用な男たちが出会い、そして恋に堕ちた

作家買い。

CTKさんの描く、ちょっと気怠い、っていうのかな。そんな空気感がとてもツボなのですが、今作品も良かった…。不器用な男たちが紡ぐ恋が、萌えツボに突き刺さった作品でした。





大学で教鞭を振るうルイは、7年間付き合ったニックに振られた。
一途にニックを愛し続けてきたルイは失意の底にいるが、そんなルイのもとに一人の学生がやってくる。ニックの弟だと名乗るその学生・テオは、完璧な兄の恋人がこんな冴えない男(ルイのこと)だなんて信じられないと嘯く。

ニックに振られたばかりで自棄になっていたルイは、ニックとはすでに破局済みで、しかも振ったのは自分だ、と嘘をついてしまうー。

ニックに振られたルイ。
ニックの弟のテオ。
ルイもテオも、どちらもニックに執着しているからこそ、彼らは出会い、そして恋に堕ちた。

ニックという男性はお金持ちで、優秀で、大企業の跡取りとして申し分のない男性。
が、そんなニックの裏側は、とんでもないクズ男です。
ニックの本性がゲスいので、安心して(?)ルイとテオの恋を応援できました。

ニックを一途に想い続けてきたルイには、テオに「過去の自分」を重ねてしまう。
恋に夢中で、無様だった自分。
ゆえに、テオの孤独と一生懸命さが、ルイには理解できる。できてしまう。

一方のテオも。
はじめはルイに対して「なんでこんな男が完璧な兄の恋人?」と思っただけだった。
兄が触れたのなら自分も触れたい、とただそれだけだった。
そんなテオが、ルイの、自分に向ける目の優しさに気づいていく。

完璧な兄と常に比較され、「ニックの弟」でしかなかったテオ。
自分を素のまま受け入れてもらえることの無かった孤独なテオが、ルイと出会い、ルイに「自分」を見てもらえるようになったことで少しずつ彼の孤独は昇華していく。

CTKさんの描かれる男性は決してカッコよくはない。ダダ洩れる色香があるわけでもないし、パーフェクトな男性ではない。

けれど、だからこそ、と言っていいでしょう。
時に無様な姿をさらし、もがき、必死に踏ん張ろうとするキャラに感情移入してしまうのです。

「ニック」という一人の男を介して出会ったルイとテオ。
この設定が非常に秀逸でした。

不器用な男たちが、出会い、そして唯一の存在になっていく。まさに恋は堕ちるもの。

素晴らしかった。
文句なく、神評価です。

4

作家買い

嘘から始まるストーリーはいつバレるのかとドキドキしながら読めて面白かった。
主人公、元カレその弟の心情描写が凄くて、全くHしてないけどストーリーに引き込まれっぱなしだった。主人公が表情豊かで、序盤の「やっちゃった~」からの頑張って演技してる辺りが凄く面白くて好きだった。
最終話で垣間見える兄の本心が気になり過ぎて、2巻が待ち遠しい。
あとCTKさんの描く男性キャラクターが、骨格からガッシリしていて筋肉もしっかりついててずっと好き。

0

両方の顔面が好み

ストーリーもしっかりしていて、とても引き込まれていきました。

0

流れていく心理描写がすごい

何かが起こるといえば起こるんですが、心の動きが中心に描かれていて、一冊丸々心理描写ってくらい気持ちの流れで進むお話でした。それが失恋から始まるので、とってもしんどい。主人公が鬱屈してたりプライド保とうと必死だったり、人のあまり見たくない部分まで見せられてしまうので、一巻だけだと明るい気分で読み終われません。二巻まとめ買いしといて良かった~と思いました。
メイン三人は全員クセのある人物。主人公のルイが恋人ニックに振られたところからスタートし、とある勘違いとルイの吐いた嘘からニックの弟テオに執着されます。ストーリーはシンプルにこの嘘と執着を中心に進みます。
嘘は一巻終盤でバラされてしまい、テオの本当の執着対象がニックからルイに移った…?ってところで次巻へ。ラストのテオの表情がとても良くって、すぐ次が欲しくなる終わり方でした。
テオはまだルイに見せていない闇を抱えていそうだし、兄に向けていた執着の種類も分からないし、まだまだ謎なキャラ。そんなテオに、ニックに恋をしていた頃の自身を重ねてしまうルイが切ない。ニックはやたらと偉そうで好きになれなくて、邪魔な元彼キャラとしてちょうど良いです笑。
ルイとテオのハピエンを期待して次を読みたいと思います。

0

装丁が真っ黒の漫画は大体当たり

真っ暗でドロッドロの漫画がめちゃくちゃ読みたくて買った漫画。2巻まだ出てないかと思ったけど出てたから今度買ってくる。
待って?!メインキャラ3人イケメンすぎでは?!?!海外勢が描くキャラって大体外れないよねまじですごいと思う。こういう男の人も好きだなー
今まではイケメン!細身!筋肉!って感じだったけど初めてガタイ!肉厚!エロス!的なキャラに手を出したけど、わたしこっちもイケるわ。どエッチすぎ。
主人公を振った兄が天上人だとするなら弟は常に下を歩く劣悪品、そんな弟が主人公に会って散々引っ掻き回されて、とにかく弟が重いしかっこいいし切ないし逆にこっちが2人に振り回されてしんどい!!♡♡
帯にもあるけどふたりのキスシーンがめちゃめちゃ好き。エロいというよりも切ない、締め付けられる。
とにかく顔がいいのでこういう顔の男の人の絵柄を今まで避けてた人もぜひ買ってくれ、そして重ため(物理じゃない)な漫画好きな人も買って!

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP