電子限定特典付
好みドストライクなシチュエーションと帯文句に惹かれて試し読み後即購入。
いやほんと、帯文句のチョイスが最高…(感嘆)
親友じゃなくて彼女の方に嫉妬してるのに気づいた香一が、さてこれからどうするのか。
すごくわくわくさせる始まり方。
これが陽介が、思ったより靡かない。ちょろくない。そして正直者。
正直さ、ストレートさは良さでもある反面、無神経に言葉を投げてしまうので、
特に「ほのかと来るはずだったのになあ」ってセリフ。
香一の心を思うとあまりに無神経で、あの一言だけは今でも私は許せてない。(笑)
そんな香一にとって不憫な言葉がこの他にも数多くあって切なかったです。
でもこの切なさが作品の醍醐味なので、もう5周くらいしたら許してあげようかな?
それにしても青春ものだからか、颯爽感がすごかったです。
当て馬であるほのかちゃんが絡んで来ても、関係性がドロドロしてこない驚きの爽やかさでした。
2人の大学生編もちらっと拝めました。当たり前のように好き合ってえっちをしてる幸せそうな2人が見れて嬉しかったです。
最後の最後まで楽しめました。
炬太郎先生の別の商業単話作品を読んで以来ファンだったので書籍化待ちに待ってました!表紙からも分かりますがやっぱり絵がとても綺麗です。初の単行本とは思えない。
↓ネタバレ含みます
ストーリーはまさに青春!という感じです。前半部分では親友に彼女が出来たことで意識し始め受けが恋を自覚するまでが地元の田舎や都会の綺麗な背景と共に描かれていました。攻めが元々恋愛感情を意識してなかった受けに告白され、色々考えた結果告白の時「挑戦してみるって感じにはなるけど」とすぐに完全な恋心を自覚しないのがリアリティがあって良かったです。その後日談や2年後の話で攻めもちゃんと受けを好きになっているのが分かるので「気持ちが受けの一方通行のままなのでは?」という心配はないです。最初は作品の雰囲気的にエロなしなのかな?と思いましたが2年後の話でありました。誘い方も本番前のイチャイチャも可愛くて、まだ中ではイけないのか攻めがイった後に手で前と後ろをいじってもらってイクというのも良かったです。
メインの2人を含め友達、元カノ、お母さんまでみんないい人達でストレスなく読めました。このまま大学生生活を送る2人をもっとみたいです。続編でも次回作でも炬太郎先生の次の作品をまた読めるのを楽しみにしています。
※こちらの1冊で応募出来る初BLコミックスフェア第2弾は9/15締切なので迷っている方はお早めに。
上質な小説を一本読んだ気分になりました
嫉妬する香一がかわいく陽介の性格がさっぱりしていて真っ直ぐなところ、そして絵がとても綺麗で引き込まれました
ネカフェのシーンがかわいすぎます!
好きなことを少し自覚しながら、ヘンタイなのかと思っている香一が甘酸っぱくてしょうがなかったです
そこからの夏祭りに陽介が彼女から誘われたとわかると、背中を押す言葉をかける笑顔が悲しくて切なく、落差で心が痛くなりました
陽介のsnsを開いたり、ずっと相手のこと考えたり、遊びで手を繋いで傷ついたり、青春……
ほのかちゃんいい子でとてもよかったです
陽介の明るい性格に香一の暗めな部分が救われていて、最終回の最後のシーンで心底救われたように思いました
最終回のあとのお話しがあまっあまで最高でした……ご褒美……
カバー下表紙の小さい頃と今の寝ている姿がめちゃくちゃどエモくてしにそうな程よかったです……ありがとうございました
※ネタバレ注意
私はアオハルBLが大好物なんですが、この作品には私の好きがこれでもかというほど詰められている作品でした。特に好きだったポイントとしては
・二人の関係性→最高
・香一君が陽介君に思いを吐露するシーン→最高
・絵の綺麗さ→最高
こんな感じですね。特に2つ目の思いを吐露するシーンはあらすじにも使用されている「俺が陽介の恋人になれたら良かったのに」というセリフが登場するシーンで、ここのコマ割りや画角だけでもこの漫画を買ってよかったと心から思えるほどです。
詳しいことは読んで確かめてほしいのですが、最後に言える一言としてはこれを読んで後悔することはないということです。