特典付き
これほど人を愛おしいと思ったのは、初めてだ。
凄く面白かったです。名倉先生の作品の中でも1、2を争う位に好みでした。
何と言ってもジェフリーと春輝のキャラがとても魅力的で、2人のやり取りが面白くて何度もクスッと笑ってしまいました。
春輝が綺麗な顔をしてるのにハッキリしてて、大酒飲みで大食いで男らしいところも好きでした。
でも決して下品では無くて純粋で真っ直ぐな所がチョロくて可愛らしいんです。
そしてジェフリーも王族で美形で完全無欠かと思いきや、春輝に振り回されていてちょっとカッコ悪い所がまた憎めないんです。www
春輝が酒と食べ物に目が無いと知ると、ジェフリーはそれこそ財力を使って飲み食いさせて誘惑しまくるんですが、春輝に上手く躱されたりと翻弄されまくっていました。でも決して嫌がる事をしないジェフリーに春輝も段々と絆されて来るんです。
途中で春輝の異母兄である東大路グループ社長が勝手に気を利かせた事から二人は気不味くなるんですが、ジェフリーが誠意を尽くして二人は心を通わせるようになるんです。
もう、この二人のやり取りが面白いし、百戦錬磨だろうに、春輝の無防備な色気に簡単にやられてしまうジェフリーに笑わせて貰いました。
そして終盤にジェフリーを狙う組織とか現れて春輝も巻き込まれて行くんですが、この辺りもとても面白くてページを捲る手が止まりませんでした。
そして二人の初エッチなのですが、久しぶりに読んでて滾りました。この二人のセックスシーンはとても良かったです。
そして超遠距離恋愛になる別れの朝に切なく泣く春輝にジーンと来て、そして次の瞬間には逞しい春輝にクスッとしました。
このラストシーンを読んで、是非とも続編をと思ったのでした。
アルカン国王に会う春輝とか、ジェフリーの別荘で過ごす春輝とか読んでみたいです。
あの組織がどうなったかも知りたいし。
蓮川愛先生のイラストがとても良かったです。ジェフリーが色気があって眼福でした。
そして名倉和希先生、80冊目おめでとうございます。これからもBL沼に浸り続けます。
や〜、他の方もおっしゃっていますが続きが読みたいっ!!
もー満足度の半端ない、名倉先生お得意の溺愛物語でした。
それにしても、”喫煙する受け”(それも愛煙家)にはビックリしました。
先生にとっても初めての”タバコを吸う受け”だったとのこと。
攻め様が初めて受けの春輝に声をかけるのも、喫煙ルームなんですよね。
それも受けを女性と間違えた攻めが、「タバコは体に悪い」みたいなこと言って口からタバコ奪っちゃうんですから!
出会いからして衝撃的で、一気に物語に引き込まれちゃいました。
春輝ですが、見た目は美人だけど大食いで美味しいものとお酒大好き、綺麗な顔して実は愛煙家というギャップの大きさ。
電子版には挿絵がなかったので(泣)春輝の姿が表紙でしか確認できないのが残念すぎます。。紙でも買っちゃおうかな。
この春輝さん、朝からルームサービスでカツ丼頼んじゃうんですよ!
入らないよ、朝からカツ丼…
妾の子、第三王妃の子、と受け攻めそれぞれ出生に事情を抱えていて、それがゆえに色々な嫌がらせやら陰謀やらに巻き込まれるのですが、どちらも負けん気が強く(特に受けの春輝)、運命なんて跳ね返す!という強さを持っているのが印象的でした。
特に二人の初えっち!
蕩けていく春輝の姿がもう、めちゃくちゃ官能的ではあぁ…とため息が出ましたね。。
前回、春輝に右足で大事な部分をいじられて暴発してしまったジェフリー(笑)も、この一夜は思う存分春輝を翻弄できて(まあ翻弄されてもいるんだけど)満足できたことでしょう( ̄∀ ̄)
ほんと、この暴発してがっくり項垂れるジェフが可愛くておかしくて仕方なかったです。今思い出してもにやけちゃう(°∀° )
二人がようやく愛を確かめ合ったところで物語が終わってしまうので、ぜひぜひこの続き、蜜月の二人の姿を見たいものです。。どうか…見せてください…!!
続編ないのーー??
物足りないとか、綺麗に収まってない、とかではなく、純粋にまたこの二人に会いたい。続き、全力で待ってます。
受けの春輝がとにかくいいですね。やんちゃ受け、苦手なこと多いんですが、春輝は可愛くってしょうがなかった。
餌付けから始まる二人の関係、初めて見たかも笑
漢気があって、大ぐらいの大酒飲みで、はっきり思ってることを口にして、だけど一方で英語はぺらぺら、箏の才能もあって、更には片山流を守るために女装をして接待もどきまでする健気な一面もあって。こんだけ要素が詰め込まれてるのに、キャラとして破綻してないのすごくないですか!?
面白いよー。続編読みたいよー。
2人の出会いは最悪で、だけどどんどんお互い好きになっていって…
王道ど真ん中だけど、ページを捲る手が止まらなかった。キャラの魅力がとにかくすごいです。
超おすすめ!
規模は違えど境遇が似ている2人。淋しさを分かち合えたのかなぁと思いました。
出会い方は最悪。ジェフリーは早くに恋心を自覚したけど、春輝が恋に落ちるのは時間がかかりましたね。自由気ままで猫のようだけど、恋に落ちてからのギャップが可愛かったです。
春輝が中々素直になれなかったけど、事件に巻き込まれる事で互いの存在の大切さに気づき、愛を確認できたのは良かったかも。遠距離だけど2人なりに楽しみながら、淋しさも味わいながら続くんだろうなぁと思いました。面白かったです
……とタイトルにつけた様なことを思ったんですね。
何故なら展開できそうなエピソードをたくさん残したまま終了したので。
同レーベルの『アーサーのシリーズ』は落ち着いちゃった感じなので、個人的な希望としてはシリーズ化していただきたいですねぇ。
テイストとしては「同じ分野」と言っても怒られるわけではない感じですし(すっかり似ている訳じゃないので、奥歯にものが挟まった様な言い方でごめんなさい)。
なので、売れて欲しいな!
小説を電子で読まれる姐さま方、是非お手に取ってお読みください。
今作も攻めは愛が濃すぎてかなりおかしな方向に突っ走って行こうとしがちですぜ。それが可笑しいだけではなく、カワイイ。ああ安定の名倉さん。
受け様のキャラクターも良いのですよ。
琴の奏者で女装をすれば楚々とした美女なのに、大食い・大酒呑みで口も悪く、考えるより先に口や手が出ちゃうタイプ。そのくせ素直でお人よし。
可愛いんですよ、春輝くん。
そう、攻めも受けも可愛いの。
名倉さんのご本なのでね、端っからそうなることは解っていましたが、とても癒されました。