特典付き
これほど人を愛おしいと思ったのは、初めてだ。
続編ないのーー??
物足りないとか、綺麗に収まってない、とかではなく、純粋にまたこの二人に会いたい。続き、全力で待ってます。
受けの春輝がとにかくいいですね。やんちゃ受け、苦手なこと多いんですが、春輝は可愛くってしょうがなかった。
餌付けから始まる二人の関係、初めて見たかも笑
漢気があって、大ぐらいの大酒飲みで、はっきり思ってることを口にして、だけど一方で英語はぺらぺら、箏の才能もあって、更には片山流を守るために女装をして接待もどきまでする健気な一面もあって。こんだけ要素が詰め込まれてるのに、キャラとして破綻してないのすごくないですか!?
面白いよー。続編読みたいよー。
2人の出会いは最悪で、だけどどんどんお互い好きになっていって…
王道ど真ん中だけど、ページを捲る手が止まらなかった。キャラの魅力がとにかくすごいです。
超おすすめ!
や〜、他の方もおっしゃっていますが続きが読みたいっ!!
もー満足度の半端ない、名倉先生お得意の溺愛物語でした。
それにしても、”喫煙する受け”(それも愛煙家)にはビックリしました。
先生にとっても初めての”タバコを吸う受け”だったとのこと。
攻め様が初めて受けの春輝に声をかけるのも、喫煙ルームなんですよね。
それも受けを女性と間違えた攻めが、「タバコは体に悪い」みたいなこと言って口からタバコ奪っちゃうんですから!
出会いからして衝撃的で、一気に物語に引き込まれちゃいました。
春輝ですが、見た目は美人だけど大食いで美味しいものとお酒大好き、綺麗な顔して実は愛煙家というギャップの大きさ。
電子版には挿絵がなかったので(泣)春輝の姿が表紙でしか確認できないのが残念すぎます。。紙でも買っちゃおうかな。
この春輝さん、朝からルームサービスでカツ丼頼んじゃうんですよ!
入らないよ、朝からカツ丼…
妾の子、第三王妃の子、と受け攻めそれぞれ出生に事情を抱えていて、それがゆえに色々な嫌がらせやら陰謀やらに巻き込まれるのですが、どちらも負けん気が強く(特に受けの春輝)、運命なんて跳ね返す!という強さを持っているのが印象的でした。
特に二人の初えっち!
蕩けていく春輝の姿がもう、めちゃくちゃ官能的ではあぁ…とため息が出ましたね。。
前回、春輝に右足で大事な部分をいじられて暴発してしまったジェフリー(笑)も、この一夜は思う存分春輝を翻弄できて(まあ翻弄されてもいるんだけど)満足できたことでしょう( ̄∀ ̄)
ほんと、この暴発してがっくり項垂れるジェフが可愛くておかしくて仕方なかったです。今思い出してもにやけちゃう(°∀° )
二人がようやく愛を確かめ合ったところで物語が終わってしまうので、ぜひぜひこの続き、蜜月の二人の姿を見たいものです。。どうか…見せてください…!!
姐さんがたが書いているけど、売れ行き次第で続編が出る?
サスペンス要素入りのBLラブロマンス
電子版は、表紙のみで挿絵無し。
王位継承権放棄、外人の母から生まれた王弟ジェフと、
琴奏者の母が会社代表の父と恋愛、未婚で生んだ庶子の晴輝。
・・二人共、異母兄と親族に疎まれている。
来日したジェフが王政反対派に銃で撃たれる。
事件が切っ掛けで、一気に二人の仲は親密化。
王弟が帰国、恋人や母への、無自覚だった自分の気持ちに気付く春輝
余韻を残した感じの〆。
片山春輝:24歳 東大路グループ前社長の婚外子 母は美貌の琴奏者
異母兄の指示で女装で琴を演奏 華奢な容姿、喫煙家で大食大酒飲み
ジェフリー・オルブライト:36歳 石油会社代表 国内政情不安定なアルカン王国の王弟
断られたことが無い遊び人 春輝に一目惚れ
2021年刊。
う~ん、海外の王族攻めが日本人青年を見初める展開って好きなシチュエーションのはずなのにな。
どうもキラキラした雰囲気が噛み合わず王道のラグジュアリーBLを楽しめなかった。
大抵は王族貴族攻めだと俺様系だったり受けが常識的な健気系だったりするが、この話では攻め・ジェフリーが健気なスパダリ、受け・春輝がおおらかとガサツ紙一重な庶民派って印象で終わってしまった。
口説いてくる相手がVIPクラスの男だろうが動じる事ない春輝の態度は大したものだが。
しかし、全部ジェフリーの奢りだからと遠慮なく飲み食いしたり、その時の様子を友人とサシで飲んでいる時に酒の肴のようにガハハと話題にしているのにはドン引きした。
ジェフリーはムードもデリカシーも無い春輝を見て、物怖じせず裏表がないと感動していたけれど、ポジティブな見方が出来ているのはむしろ彼自身のほうなのだが。
あと、ジェフリーと春輝にはどちらも母親が正妻ではなく、二人いる義兄とも折り合いが良くないという共通点がある。
ジェフリーの義兄達についてはじっくり時間をかけた結果、お互いが過去に至らなかった点を反省したうえで無事に歩み寄ったのを見届けられたのが良かった。
一方、春輝のほうは義兄も母親も何か変だよ?って印象が拭えなかった。
父親が他所で愛人と義弟を囲ったのを快く思っていないにしても、その恨みがまだ元気な春輝母に向かず、春輝だけが被るのは気の毒だ。
春輝は財界パーティーで箏の発表の度に女装を強要されている状況を快く受け止めていないのに、箏の流派(片山流)の存続と活躍の場の為に、家元の叔母も母親もわざとスルーしているのかしらね?
春輝側の親族間はどうも相変わらずっぽくて、攻め側と受け側の周囲の人間性の落差が気になった。
石油王モノとして起承転結しっかりしたストーリー、ちょっとしたイベントもあって、物語としてはよくまとまった作品でしたが、一筋縄ではいかない性格をした攻めも受けも好きになれず今一つ没入できませんでした。
攻めの方は石油王国の王族として、半分ファンタジーとして受け入れられなくもないのですが、受けが私にはどうしても可愛く思えなかった…。いくら強気な性格してるとはいえ、受けが親友と酒の肴に攻めの笑い話してるのはBLのキャラ以前に人として嫌だな。
好きな人は十分楽しめる本だと思うので、正しく評価するなら(私の)しゅみじゃない、という感じです。