電子限定かきおろし漫画付
出会って10年、ルームシェア歴1年、関係を崩すのは“冗談のキス”
軽い冗談からルームシェアを始めた十年来の友人同士が、軽い冗談から恋人になっていくお話。絵柄は素朴でストーリーも地味だけど、めちゃくちゃ萌えました!
主人公はめんどくさがりの野間。恋愛事には超がつくほどチョロいのに、お互いゲイだと打ち明け合った相楽を、長い間恋愛対象として意識することもなく友人関係でした。不思議というかすごいというか…でも相手のアクションに弱いっていうチョロさみたいなので、それだけ相楽が友人の立ち位置を守ってたのかなあと思いました。
相楽は単純にめっちゃ好み!笑。ビジュアルも好きだけど、特に自然体で迫っていくところが良いです。最初は急に行動を起こす理由が分からなくて、そこがずっと気になるんですが、この焦らしプレイが長い。なのでやっと相楽視点になったときには、溜まったものが爆発したみたいに萌えました!理由はベタだったけど、待ってたシーンがやっとキターってなる快感?みたいな。
あと萌えツボにハマったのが、目を伏せて喜びをかみしめるように話す攻め!それもHシーンで!こういうの好き!
ルームシェアする二人のお話なので、全体的に生活感が溢れてるんですが、恋人になって初のH中にも明日の朝食のことを話してます。こういうのも好き…。
友人から恋人になる一番萌えるところを見せてくれたようなお話。大好きです。
他レビューの通り地味な日常BLと言われればそうなのですが回数読むごとにハマります。
始まりから終わりまでちゃんと日常だし、ちゃんと関係性と感情の動きがわかります。
社会人同士、出会ってだいぶ経っての関係の変化なので舞い上がって突き進む勢い系BLとは一味違う落ち着いたものです。
友情→愛情はもはや家族感だけど方向性一致してるしじんわり心に残って何度も読んでます。
エロは淡白寄りですがなんかいいよ、3回くらい読むと受が可愛いし攻もかっこいい(チョロ)リアル感あるなー絆され感いいなーとなってきます。
あと一緒に朝ごはん食べるシーンがとても良い。夜じゃなくて朝ごはんを、簡単なものでもちゃんと作って一緒に家で食べるの。
この作品のおかげで朝ごはん一緒に食べるシーンってエロ4ページ分より満たされることに気づきました。最高かよ。
日常系、地味BL。
まさに普通の日々。何にも事件が起こらないんです。
作家様はマンガの中では神様なのだから、誰か一人病気にして、世界の中心で愛を叫ばせることだって出来るのに(古っ!)、そんな小手先のことは一切しない、この潔さ!
これは何度か繰り返して読む事で、その良さがジワジワくるタイプの作品だと思います。初回は「うん、うん」くらいでしたが、3回目からは「んんーっ!?」となります。私は5回読んでます。
初めて読む作家さんでしたが、次作が楽しみです。このまま貫いて地味BLのキングになって欲しい。
大喧嘩したり、当て馬が出てきたり、恋愛漫画らしい大事件が起きないのに満足度の高い作品でした。
ずっと平坦で、本当に普通の日常風景が描かれています。
気の合うゲイ仲間であり、親友の2人が一緒に暮らし始める。普通のBLなら、ここでお互いに意識し始めて…と、なるところ本作は、そうならないんですよねー…
友達だからパンイチで寝ていても気にならないし、試しにキスしてみても「別に…」と言う感想で、恋愛漫画におけるドキドキ感は薄いです。
ですが、好きな物・嫌いな物が同じだったり、金銭感覚が似ていて価値観が同じ。一緒にいて楽しいし、ずっと一緒に居たい。そんな2人の関係はカップルと言うより、夫婦の感覚に近いな…と感じました。
10年近く友人として一緒に過ごし、悪い所も良い所も知っている2人だからこそ、恋人を通り越えて夫夫になったのかな。
そこに波瀾万丈な恋愛模様は無くても、彼らの日常を垣間見るような感覚で、どこか癒されます。
ちゃんと、お互いの気持ちを知ってからのセックスが凄く良かったです!
行為中に翌日の朝ごはんの話をする2人が照れ隠しのような感じで、何だか生々しくてドキドキしました。
親友からヌルッと恋人になった2人ですが、描き下ろしでは恋人らしくイチャイチャする様子が見られて大満足!
▶︎シーモア/刻み海苔
表紙イラストでは感じなかったのですが、二人の表情がとても良いです!
主人公の野間が顔に出やすい感じなのですが、すねたり、考えたり、優しくされてちょろいと自覚ある照れ顔とかが普通にすごく可愛いです。
それと、相良が個人的に大のお気に入りです。首を傾けて話すキャラにすごーく弱い私のツボをついています。ヤバイ色気を察知してしまった…。あと全体的に、コマに対して頭を真っ直ぐにしている構図があまり無いです。その辺りも日常の仕草っぽくて好きです。
ストーリーは出会って10年、ゲイ同士の友人で同居中。恋人をつくって出ていく予定が面倒臭さからコイツと付き合うか…?という発想になってから進展する二人の話です。
一緒に暮らして食事をして…と派手な出来事はなくありふれた日常の積み重ね。作っといた、食べる?というやりとりが非常に良いです。
好きで好きで、紙書籍で購入したのに、電子書籍でも購入してしまった作品です!