真面目で涙もろい葬儀屋と底抜けに明るい自死志願者、死を見つめ生きる2人のロマンチック・ラブ。

コミック

  • 棺にさよならの花束を

棺にさよならの花束を

hitsugi ni sayonara no hanataba wo

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作棺にさよならの花束を

明星光輝
自死を望む若者
久永灯夜
葬儀屋

あらすじ

涙もろい葬儀屋・久永の前に、「生前葬をしたい」というド派手な見た目の若者・明星が現れる。
「健康なうちに自分で生に区切りをつけたい」という理由で自死を望む明星に、馬鹿にされていると感じた久永は、葬儀場から追い出してしまう。
しかし明星の人生観と真剣な想いを知り、納得する反面死なせたくない気持ちが芽生えて涙を流す久永。
考えを改めさせるべく、明星の”死ぬまでにやりたいこと”に付き合うが――?

作品情報

作品名
棺にさよならの花束を
著者
rosca 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414630
3.8

(60)

(23)

萌々

(18)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
14
得点
222
評価数
60
平均
3.8 / 5
神率
38.3%

レビュー投稿数14

確かに死生観バトル

すごくきれいなカバーに惹かれましたが
リバと聞いて俄然興味が出て購読しました。
「棺にさよならの花束を」
タイトルも素敵です。
自死希望の明星さん
自分で棺に入れるお花を育ててるんです。
やりたい事やって後悔なくぱっと派手に死にたい、、
突然いなくなるんじゃなくちゃんとお別れが言いたい
と生前葬を希望して葬儀屋さんに出会います。
これとても面白かった!
葬儀屋さん×自死希望の青年
デビューコミックスのようで
画力がおしい感じはありますが
このテーマで一冊書いたことが天晴れなので
応援の意味も込めて神かなと。
確かにテーマが死ぬことなので
王道とはかけ離れてはいます。
一体何を読まされてるのか?ってなるのわかりみですがすごくキャラは立ってるし読み応えはあり。
ふれこみどうり死生観バトルしてましたね。
好きになって自死をやめる事になるんだろうなって
なんとなく想像はしましたが
ちゃんと最後前向きなはぴえんで本当によかったです。
愛する過程もリバも不自然に感じしなかったし
童貞が欲しいくだりは面白いし
抱かれ待ちの明星さんも可愛かったです。
お互いが出会って変わるお話だから
ふつうにboy meets boyです。
このレーベルは結構攻めてるイメージですが
もうひとつってのが多い気がして
私はいままで読んだものの中で1番よかった様に思います。
斬新なのでストーリー重視
ちょっと変わったお話が読みたい方にはおすすめです。

7

泣けます

最初は難しい話だな~と思ってましたが、二人のキャラクターがわちゃわちゃしててすんなり読めました!
好き嫌いはあるかもしれませんが、私は好きです!テーマが重い分、二人のやり取りは楽しくて、でも終わりに近づくにつれすごい切なくて…。必読です~!!

4

泣けた

二人の死生観が話の流れで昇華していく異色BL。リバ苦手な方は避けてください。絵はまだまだ伸びしろありの発展途上なんだけど、この先生にしか書けない物語がたくさんあるんだろうなと期待が広がりました。

1

死生観と生き甲斐の話

大事なので、先に書きますが リバ でした。

男同士なので勿論BLですけれど、話の根本は二人の恋愛模様ではなく、先ずは死生観、そして死を覆す生き甲斐のお話です。

個人的に「死人に口無し」という考えから、常時気持ちを遺書にするべきだと思って行動している私には、作家さんインタビュー記事がヒットしました。

設定や展開に不足(年齢差とかラブホへやらリバへの流れとか)が感じられましたが、根本的なところが興味深いし、テーマも新鮮です。

6

正反対とはいうけれど

底抜けに明るい自死志願者の明星と、亡くなった人を悼み遺族に寄り添う涙脆い葬儀屋の久永。
久永さんの、明星に生きてほしいと願いながら、明るく死にたいという願いも叶えたいと思ってしまう二律背反がとても人間らしくて良いなあと思いました。
正反対な二人ではあるけれど、二人とも死というものに真正面から向き合っている点では似た者同士なのかなと思います。
未練を残したくないから、やりたいことをやって、行きたいところに行って、最後に別れてから恋人は作らなくて、という明星の生き方は、とても共感できました。
人はある日突然、思いも寄らないときに死んでしまうから、それなら自分で死ぬときを決めたい、明るく死にたいという、能天気に見えてほの暗いものを宿しているところが好きです。
そして、人の心に寄り添いすぎる、感情的で涙脆い久永さんは、そのほの暗さに寄り添った上で、尚生きてほしいと願ったからこそ、明星を引き留められたのかなと思います。
明るいからこそ、本気にされなかったり、本気だとわかったところで、どんな言葉でも死にたい人を引き留めるのは難しいはずで、それでも死にずっと向き合ってきた久永さんだからこそ、明星さんを引き留められたように思います。

あとリバ大好きなので知らずに買ったのですがめちゃくちゃ良かったです!!

3

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP