小説

  • 辺境伯アルファと目覚めた眠り姫

辺境伯アルファと目覚めた眠り姫

henkyohaku alpha to mezameta nemurihime

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作辺境伯アルファと目覚めた眠り姫

クリストファ・オスヴァン・フォン・ランベール,5歳→20歳,辺境伯
アシュリー・フランシス・バーデ,7歳→22歳,侯爵家の跡継ぎ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

剣技に優れ、美貌の侯爵家の跡継ぎ・アシュリーは、落馬の怪我が元で四年の眠りについてしまった。奇跡的に目覚めた世界では、母は亡くなり父は後妻を迎えていて、新たな義弟が跡継ぎになっていた。絶望の日々を送るアシュリーだが、その不幸は続き、とある伯爵家に「男嫁」に出されることに! しかも、その相手は快適な部屋と食事は与えてくれるものの、仕事でそばにいない日々が続くが……!?

作品情報

作品名
辺境伯アルファと目覚めた眠り姫
著者
釘宮つかさ 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784775529737
4

(32)

(12)

萌々

(13)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
129
評価数
32
平均
4 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数10

誠実で一途な攻め様がいい(≧∇≦)b

出会って15年越しの恋を実らせた一途な攻め様♡
いいきゅんを頂きました無(*^^*)

受け様は剣技大会で優勝した腕前があり、母親似の美貌を持つオメガのアシュリー。
18歳の時に落馬して眠り続け、4年後に目覚めると環境は一変していた。
侯爵家の嫡男だったのに、父親は新しく妻を迎え義弟までいて、すっかりそよそよしくなっており。
眠り続けている間に、家族も健康な身体も、何もかもをなくしてしまった。
従者のリュカだけを頼りに不自由な日々を過ごしていたアシュリーに、求婚者が現れる。

それこそが攻め様である辺境伯のアルファ、クリストファ。
15年前に2回会っただけだけど、クリストファにとって、アシュリーは大事な恩人てあり憧れて止まない人であり。

言葉も愛想も足りないクリストファだけど、その人となりを知ってみれば、不器用な優しさ、気遣いが嬉しくて、少しずつ想いを寄せるようになっていくアシュリー。

15年、ずっとアシュリーを思い続けたクリストファの一途で誠実な愛情に、きゅんきゅん。
城に着いて早々に慌ただしく婚約式をしようとするクリストファに、そんなに早く自分のものにしちゃいたいのか、とにまにまでした( ´∀`)

婚約してからは、特に事件らしい事件もなく、少しずつ心を通わせていく2人の姿に、ほっこり幸せな気持ちで見守らせて頂きました。

アシュリーを邪魔者扱いした実家にもザマァな展開があって、スッキリでした。


ただ、電子ではみずかねりょう先生の美しいイラストが表紙しかないことが、残念でしかないです(T_T)

1

純愛BL

グリム童話のような中世欧州の雰囲気の世界観。森と広い庭園ご塔があるお城。
お約束のいじわるな継母も登場。
みずかねりょう先生の挿画が、内容とピッタリで、素敵だけど、
・・・電子版には挿絵が無かった。残念。

気に入った作品は紙版も購入することにしているので、
紙本が先ではなく、試読も兼ねる電子版を早目に出して欲しい。

馬車で外出した先で、山賊に襲われて目の前で母親を殺害されて以来、クリストファは剣を嫌う。
剣術嫌いのクリストファに剣の楽しさを教えたアシュリー。
剣術大会で優勝した後、アシュリーが落馬事故で、昏睡。

四年後、アシュリーが目を醒ますと、母は死に、アシュリーの治療費のため、家は破産寸前。
父は9年前から外に囲っていた愛人と再婚、侯爵家の跡取りは後妻の息子に決まっていた。
厄介払いの為に縁談を勧められ、アシュリーはクリストファーと結婚を決める。
久しぶりに再会したクリストファーは、鬼辺境伯と恐れられる不器用な強面美丈夫になっていた。

よそよそしい二人が、徐々に相愛夫婦になるまでの物語。
ブツッと切れるような結末だけど、心理描写が丁寧で、恋愛小説として凄く楽しめた。
脇役が、良い味出している。 
あとがきにもあったけど、二人のその後や、リュカの続編もしくはスピンオフを、出して欲しい。

★「辺境伯アルファと目覚めた眠り姫」の 番外SS がある。
プライベッタ⇒ https://privatter.net/p/8335566

1

年下不器用スパダリ?

攻めのクリストファと受けのアシュリーの出会いから物語が始まります。
視点は幼い頃の攻めから始まり、受けと攻めの両視点で綴られています。
両視点だけど、混乱する事もなく読めるのはやはりプロの作家様ならではかなぁと思いました。
辛い事もあるけれど、色んな出来事が二人の幸せに繋がっていたんだなぁと満足できる読了感でした。
****ここからネタバレあり感想****

クリストファがとにかく年下なのに年上か?と言いたくなるほど落ち着いた攻めで、落ち着いてるが故にアシュリーに気持ちが伝わりにくくてもどかしい!ってなりながら読んでましたが、10日間離れた時にもらった書簡でアシュリーの気持ちの一端を知ってから、周囲を構わず発揮される独占欲に年下さを感じて、いいぞ~!!ってなりました。
しかも、そんな所からアシュリーに貢いでたのか…愛ってすげーな、となったあの事実は思いもよりませんでした。
リュカのアシュリーへの献身は、実はアシュリーの事を…とか邪推してしまったけど、先生のあとがき読んでそっちか!となり、リュカのお話も読みたいものだわ、と最後まで楽しく拝読致しました。

0

綺麗にまとまってました

攻受の両視点で語られているので、お互いの心情がとても良く分かるだけにとても焦ったく思いながら読みました。

攻のクリストファが弱冠20歳の辺境伯なので、もしかして国境付近で大規模な戦闘とか心配してましたが、小規模な小競り合いで済んでてちょっとだけ肩透かし感がありました。

このお話で大事件はやはりアシュリーの落馬事故なんです。
目覚めたアシュリーを取り巻く環境とか、アシュリーの抱いた罪悪感とか絶望感が本当に気の毒でした。

そして2人の求婚者からクリストファを選んだアシュリーが本当に賢いと思ってしまいました。

辺境伯領に着いてからのアシュリーのクリストファに対する誤解とかは、クリストファ視点のお話があるのでかなり焦ったくて萌えます。

これでもかとアシュリーを大事にする、不器用なクリストファがとても素敵に思えるんです。
なので彼の腹心であるシルヴァンを通して、アシュリーがクリストファの本来の気持ちを知って行く様子にワクワクとしました。

そして気持ちが通じ合って2人の結婚式が近づくに従って新たに明らかになる真実に、アシュリーは驚くと共にクリストファの愛情深さを知ることになるのですが、たぶん読者は何となくそうだろうとは想像してたと思います。

この点が国境での小競り合いの事といい、評価が神にならなかった理由でした。それとアシュリーがオメガ属だとクリストファに告白しているので、やはり2人の子供が産まれて来るシーンは入れて欲しかったです。まぁ、クリストファがアシュリーならアルファ属でもベータ属でも、何でも構わないと言ってるのでそこに重点を置いて無いのも好感は持てますが…。

最終的にアシュリーが薄情な父親や非情な義母とスッパリ縁を切ったのには胸がスカッとしました。

2

スッキリ!

攻めのクリストファは愛すべき朴念仁!という感じ。もっすごい不器用さん。
感情が表に出にくいが、行動は真っ直ぐです。
言葉はストレートに正直過ぎるほど。

アシュリーがクリストファの気持ちを理解できずにいたのは、クリストファ自身が自分の感情をわかってなかったからだったんでしょうね。

クリストファが自覚してからは真っ直ぐストレート投げてきますから。豪速球で。
毎日強引に薬を口移ししたがるわ、脚をマッサージしたがる。

幼い二人が初恋に翻弄されながらも、しっかりとお互いへの愛を自覚していくお話でした。
2人の間に子宝が授かるのはそう遠くない気がします。

作者様もお気に入りと書かれていたリュカが私もお気に入りです。

2

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP