形なんてどうだっていい、愛する人の傍にいたい――。

グッドバイトゥデスティニー 下巻

good bye to destiny

グッドバイトゥデスティニー 下巻
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×25
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
74
評価数
19
平均
3.9 / 5
神率
36.8%
著者
渋江ヨフネ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックス PLACEBO collection
発売日
電子発売日
ISBN
9784773062281

あらすじ

過去に噛み痕を切除し無理やり番を解消した三津谷と、
遺伝子異常により無差別にΩを狂わせてしまう瑛士。
元番相手・ジノも現れすれ違いや葛藤を繰り返しながらも、
惹かれ合う二人は少しずつ距離を縮めていく。
けれど、ようやく過去を乗り越えられると感じ始めたころ、
三津谷は自身と瑛士に対するやりきれない真実を知ってしまい―?.

抗えない本能、求め合う魂。
“運命"に彩られた物語が辿り着く答えとは…! ?.

頭も身体も心の奥まで…全部お前のものにして――。

描き下ろし&スピンオフ作品『グッドバイトゥロンリネス』も同時収録!

表題作グッドバイトゥデスティニー 下巻

遠坂瑛士,大学生
三津谷仁,訳ありのオメガでカフェ店長

同時収録作品グッドバイトゥロンリネス

ジノ・ヴァニノ,マフィアのボス
ルカ,ジノの部下でベータ

その他の収録作品

  • その後の2人[瑛士&仁](描き下ろし)
  • その後の2人[ジノ&ルカ](描き下ろし)

レビュー投稿数4

不完全なままの運命

タイトルから受けの仁の最初の番が運命なのかと思っていたら、攻めの瑛士が運命だったので、ハッピーエンドじゃないのかな?と不安でしたが、ちゃんとふたりのハッピーエンドでした。

付き合う前から障害があって、両想いになってからも障害があって、上下巻に渡って解決していきます。

Ω腺を摘出というのは初めて読んだのですが、オリジナルの解釈でしょうか?
それ故に前の番の解消ができないという葛藤や不規則なヒートなどの設定が生きてきます。
おもしろい設定だし、絵柄もとても綺麗でエッチな絡みもよくて読みごたえもあり、ストーリーもうまく進んでいきます。

フェロモンを感じられないαの瑛士と運命の番と番えないΩの仁。
「僕はずっと不完全なままでいい」
瑛士のこのセリフがこのお話にマッチしていると思いました。

最後にセリフはないのですが、運命の番だと知らされた瑛士の顔がとてもよかったです。


正直言うと…
コミックスに掲載されている描きおろし&スピンオフのジノとルカのお話はいらなかったなぁと思いました。きっとふたりがそうなるだろうとは、本編を読んでいたらわかるので。
瑛士と仁のお話のその後か、ジノと仁の昔話の方が読みたかったです。

0

それぞれのハッピーエンド

上巻で晴れて相思相愛となった遠坂と三津谷。
それぞれが抱える過去やトラウマも乗り越え、
じゃあ、下巻ではイチャイチャするだけじゃない?
と思いきや、やはりまだ彼らの恋の障壁は残っておりました。

しかも、最後の壁はとびきり重く、もう努力や根性とか
そういう類ではどうにもならない取り返しのつかないものでした。
過去の行いがもたらした悲劇とはいえ、今更そんなこと言われても!
せっかく甘々モードな二人には酷すぎる展開でした。

特に三津谷は過去の自分の選択が原因でもあるので、
遠坂の傍にありたい気持ちと彼の将来を思う気持ち、
理性と感情の狭間に立たされ、辛い決断を迫られることに。

どうなるんだろう?奇跡的な挽回策でもあるのかな?と期待するも、
最後は「自分の運命は自分で決める」という結末に辿り着きました。

二人の間に立ちふさがる障害は完全に解消されたわけではなく、
未来への不安も残るけれど、それでもその度に乗り越えようとする
気持ちの強さがどんな運命よりも二人の強みなのかもしれません。

初登場時はちょっとヘタレ気味だった遠坂がラストシーンでは
繊細で臆病な三津谷を深い穴から引っ張り出してくれる程の
スパダリに進化を遂げていました。
長年家族との因縁を抱えてきたものの、そこに向き合うことで
過酷な運命を背負いながらも三津谷と添い遂げる覚悟が出来たわけで、
三津谷との出会いで誰よりも成長を遂げたのは遠坂だったのかもしれません。

何となくその後の彼らが気になってしまうような尾を引く最後でしたが、
ご都合展開すぎず、個人的にはかえって好ましかったです。
遠坂の台詞にもあったように、必ずしも完全ではなく、
「不完全のままでいい」ハッピーエンドもあるんだな、と思えました。

描き下ろしは二人の後日談を描いたものでした。
随分余りのページ数があるので描き下ろし豪華すぎる!と思ったら、
なんとその後は当て馬のジノのスピンオフが収録されていました。

散々三津谷と遠坂の間をかき回したり、最後は二人のために身を引いたり、
切ない役どころだったジノが彼の部下であるルカと結ばれるお話でした。
2話構成という事情のため、ちょっとあっさりめではあったけれど、
当て馬まで報われてくれて、これぞハッピーエンドという感じでした♪

1

めちゃくちゃ良かった〜

思いが通じ合った瑛士と仁がとても甘くて、更に年下の瑛士がカッコよくて可愛くて最高なんです。初めてのデートシーンにキュンキュン来ました。

二人は運命の番なのに、仁が過去に選択した事によって二人は番になれないんです。かなり切ないです。
ジノは良かれと思って瑛士の家系を調べたんだろけど…余計な事しないでよ!って思ってしまいました。まぁ、良い奴なんですけどね。www

番になれない事で瑛士と離れなければと思っていた仁がジノの前で発情してしまい、ジノが自分ではダメなのか?と聞いた時の、仁の瑛士に対する思いの台詞にウルって来てしまいました。
そして、そこに現れて仁への気持ちを伝える瑛士が眩しいです。彼はやっと母親と電話で話す事によって、血からの呪縛から解放されてました。Ωだとかαだとか仁や瑛士からしたら、拘るポイントではないのかもしれないと思いました。

運命の番なのに番になれない設定がとても新しくて良かったです。


そして後半は仁の元カレであるジノが自分の国に帰国してからのお話でした。
彼には幼い頃から仕えているルカというβの部下がいるんですが、彼のジノに対する思いがとても切なくてこちらのお話も最高でした。

ジノが嫌いになれない原因が、彼の聡明で優しい点なんです。仁に振られてしまったのも、本当の伴侶は別に居たからなんですよね。

でも私は年下攻めがとても可愛いので、断然瑛士推しです。www

渋江ヨフネ先生の他の作品も読んでみたくなりました。

0

別CPに激しく萌える

『グッドバイトゥデスティニー』の下巻。

上巻で、瑛士と気持ちの上できちんとつながることができた三津谷。
という描写で終わっていて、これ、ハピエンで終わり!という展開ではないんだなあ、と思いつつ下巻へと突入していきますが。

瑛士、そして三津谷ともに、過去に、あるいは自分自身に対するトラウマがありますが(この部分に関しては上巻できちんと描かれています)、それをお互いに乗り越え、そしてお互いに理解し合った。うん、これ、どうつなげるの?

と思ったらですね、ええ、これがまた切ない…。

二人の抱えるものが、お互いを繋げ、そしてその愛情ゆえに乗り越えることができた。なのに、その「抱えるもの」がまた、二人を引き裂く。そしてそこに良いスパイスとして加わるのが、三津谷の元カレのジノ。

バックボーンや展開はかなりシリアスです。
シリアスですが、登場人物たちがみんな優しいの。お互いを想い合ってる、そんな感じ。愛情の形は違えども、それでも「愛」が根底にある。

ジノは三津谷に振られてしまうわけなのですが、下巻の半分くらいの分量を使って描かれているのがジノメインのお話。

上巻から登場していますが、ジノには優秀な部下のルカがいます。
ルカがまた健気で良い。とても良い。1冊のうちの半分くらいしかないページ数でジノ×ルカのお話が収録されていますが、二人の過去や想いが過不足なく描かれていてめちゃめちゃ萌えました。この二人のお話で1冊書いていただきたいと思うくらいドツボに突き刺さる二人でした。

凄く良かったのですが、1点どうしても引っ掛かってしまう部分がありました。
それは、「瑛士は三津谷の運命の番だったのか」という部分。

瑛士のフェロモンが多すぎたのか、あるいはこの二人は運命の番だったのか。
そこって、結構今作品において重要な部分だと思うのですが、私の理解力が低いのか今一つ分からなかったのが残念。

が、絵柄も綺麗で濡れ場も多い。
オメガバースという今やありふれた設定において、番の解消という新たな風を吹き込ませたという点で斬新な作品だったと思います。

3

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