特典付き
定時制に通う社会人✕優等生な高校生
透真が机に忘れていった筆箱を楢沢が使い、そのお礼の手紙を机に置いておいたことから出会うことになります。
心を許せる人が誰もいなくて行き場のない思いを抱えた透真が出会ったのが楢沢で良かった。
ファミレスで楢沢に勉強を教えて少しずつ距離を縮めていっている様子が微笑ましいです。
ちなみに楢沢は透真の前で煙草を吸いますし、透真に「吸ってみたい」と言われてキスしちゃったりするので、そういうのが楽しめる方向けです。
距離が近くなり過ぎて楢沢から透真と距離を置いたり、透真も楢沢以外の人と仲良くしてみたりしますが、それでも透真が楢沢を選ぶところが最高に良かったです。
シーモアは白抜き修正です。
透真が高校を卒業して大学生になってからの初夜では可愛い透真と余裕のない楢沢、描き下ろしでは可愛い透真と余裕な楢沢が見られたので満足です。
出会い方が好き
定時制に通う社会人でアラサーの楢沢と秀才で周りからの進路圧に悩む高校生の透真。
ある日透真が学校に忘れた筆記用具を楢沢が使い、置き手紙を残したことからできた繋がり。
お互い男だとは思っておらず戸惑いながらも夜のファミレスで一緒に勉強をする仲に。
個人的にとても興味をそそられるはじまり方で、海での出来事や知らない世界に刺激を受けて高揚する透真と一緒にドキドキして、透真の若さと青さゆえの行動にハラハラして。
でもどんどんとそんな透真の子供っぽさが気になってきてしまい、楢沢を振り回した挙句やけくそに塾のメガネ先生にいこうとしたのはちょっと違うんじゃないかな…となり。
まあ先生はそんな気はないようなのでよかったのですが。
かしこいのに幼さの残る透真の暴走でパタパタとお話しが進んでいくので、実は手を出すのを我慢していたという大人な楢沢サイドの視点ももう少し見てみたかったなと思いました。
全体的にライトな読み心地。
ふたりの出会い方が好きで、ファミレスでご飯を食べるシーンが微笑ましかったです。
何気ない日々の幸せを知る
成績優秀で教師からも親からも期待されている透真。でも誰も自分のことなど見ていないように感じていて、そんな現実から逃げ出したいと思っていたとき。
机の中に忘れた筆箱に顔も知らない相手からのメモが残されていたところからお話は始まっていきました。
メモの相手として現れた楢沢は最初こそちょっぴり怖そうな印象で透真も驚いていたけれど
打ち解けるのに時間がかからなかったところを見るとはじめから相性が良かったのでしょうね。
楢沢が透真の望む世界に連れ出してくれるような大人ではなかったことが
逆に透真の心を動かしていく結果になり
程良い距離感で現実を見せてくれる大人がいることはとても貴重なものなのだなと感じました。
甘い雰囲気はあまりなかったけれど、なに気ない日々に幸せを感じられるようなラストにほっこり出来て良かったです。
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