この胸のうちの花が まだ枯れていないなら――

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表題作花咲く明日

高見,花屋のオーナー
平野勇太,カラダを売っている家出少年

同時収録作品花咲く明日

ガク聖人(マサト),バーのオーナー
平野勇太,カラダを売っている家出少年

同時収録作品花咲く明日

複数
平野勇太,カラダを売っている家出少年

同時収録作品花咲く明日 番外編

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

何にもやりがいを見出せず街をふらつきセフレのマサトと遊ぶ日々の勇太はある日花屋のオーナー・高見に出逢い一目惚れする。
しかし勇太の「仕事」はカラダを売ることで、それを高見に知られてしまう…。
高見の家を飛び出した勇太を待ち受けていたものは…?

トラウマ持ちの少年勇太と花屋のオーナー高見、そして2人を見守る若きバーのオーナーマサト。1つの出逢いをきっかけに3人の明日が大きく動く。

作品情報

作品名
花咲く明日
著者
美和 
媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
発売日
ISBN
9784866250137
3.7

(56)

(16)

萌々

(19)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
12
得点
201
評価数
56
平均
3.7 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数12

楽しい気分になれる、暗いお話

暗かったり痛々しい設定のはずなのに、最後まで明るく、楽しい気分で読めました。ほんと言うと、最後まで通してあんまりテーマとしては好みじゃなかったかな、と思います。
ウリ少年、ドラック、ヤクザの抗争に暴力、輪姦…
なのに、なんか楽しかったんですよね。

主人公の勇太は風俗嬢のような性格なので、ここでかなり好みが分かれるのではないかと思います。
一日10人でも相手できる、とか、セックス大好き!とか言ってるし…これでほんとに高校生なのか…。

家出少年の勇太は、身体を売って生活していますが、これではダメだとどこかでわかっている。漫画のキャラとしてみたらかなり痛々しいというか、イタイというか…。
そんな勇太が、2人の大人の力を借りて立ち直って行くお話です。

不幸な境遇といえなくもないですが、勇太はかなり恵まれている。
赤の他人、しかも2人も、が無償で彼を助けてくれます。
そして愛情で包んでくれるのです。

ただ、勇太は好きでこういう生活を送っている部分があり、家庭もあるし、親にも愛されていると思うので、同情心のようなものは芽生えません。
とにかく勇太の性格が底抜けに明るいです。

かなり分厚い本なんですが、そんなに続くストーリーなのか?と思いつつ最後までさらっと読めてしまいます。
でも一番評価できるのは、やっぱり最初から最後まで鬱にはならない明るさとこのテンポのよさ。
清清しいくらい明るい、というか、笑っちゃう楽しさとキャラの会話。

あれ、重くてシリアスなお話読んだんだよね?ギャグ漫画じゃないよね?という奇妙な感覚が残ります。
暗いお話のはずなのに、なんだか気分が落ち込んだときにまた読みたいと思えるような、読んだことの無いタイプのお話でした。
読み応えがあると思います。

2

マサトくん!

マサトくんヤバすぎますよ〜!
ガラ悪いのになんだかんだイケメンで優しい色男!
番外編の笑った顔がさらにやばいです!!
メインの二人の話もとっっても好きなんだけどマサト君の話もじっくり読んでみたいな
ドラマCDにならないのが不思議なくらいオススメな作品です!!!

0

花屋の店長×ビッチ家出少年

本屋で見かけて、聞いたことのない出版社とレーベルだなぁ、と思いつつ手に取りました。普段は電子書籍のコミックを出されているレーベルなのですね。
背表紙を見たら、他のBLマンガと比べてかなり分厚く、でも値段は他と変わらないのでお得感がありました。

さて内容は、ビッチゲイな家出少年受けが花屋の店長攻めに一目惚れし…というお話です。
受けには他にもセフレがいるし、売りまでやってるビッチくん。でも攻めに対しては告白なんてできず、純愛片想い。
攻めは見た目チンピラだけど、花屋の店長として真面目に仕事しています。受けがビッチゲイだと知らないとは言え、付きまとってくる受けを邪険にはしない心の大きい人。ちなみにノンケ。

受けはセフレと同居しているのですが、そのセフレ・マサトさんが本当にカッコいい良キャラ。短髪でピアスでタトゥー、という出で立ちで、バーを何店も経営しています。受けに恋愛感情はありませんが、とても大事に思っている模様。
そんな3人の三角関係っぽく話は進みます。

かなり読みごたえのある作品でした。作画はしっかりしているし、ストーリーも骨太。セリフが誰が喋ってるのか分かりづらかったり、状況が分かりにくいところもちらほらありましたが、まあ許容範囲内。メジャーなレーベルから出たら(失礼)かなり人気が出る作者さんだと思いました。
受けがビッチで複数とヤッてるし、モブレなんかもガッツリあったりするので、苦手な方はお気をつけください。


受けと攻めが、セフレのマサトさんの大いなる助けによってくっついたあとの、マサトさん主役の番外編も収録されていました。
お相手は、マサトさんのことが大好きな、ダンディなヤクザの組長。

このカプがすごくよかった! 悶えちゃいました。本編でマサトさんには本命がいるらしいとほのめかされていて、どうやらそれが組長さんらしいのですが、顔を合わせたらクーデレ全開なマサトさん。
エロは全くなく、どちらが受けか攻めかも分かりません。対等な距離感、そして一筋縄ではいかないマサトさんに翻弄され、更にマサトさんへの執着を強くしていく組長。
いやー、すごくいい!
こちらのカプの続編出ないかなぁ。すごく読みたい。

11

読み応えありっ!!

花屋の店主と、ビッチ少年の物語。
けど、ビッチというよりは昔?(それほど昔ではない)のトラウマからヤることでしか愛を見出せない少年といったほうがいいかな。
花屋店主以外との陵辱な描写もあるので、苦手な方にはオススメしません。

家出をしているビッチ少年、その少年を匿うセフレで情報屋。セフレなので、もちろんマサトとの描写もあります。
花屋店主、情報屋とも少年のことを考え、まっとうな道に戻そうと奔走する、お話でした。
少年が心理的に少しずつ成長して、前向きになっていく様がよく描かれていたと思います。

私としては花屋×少年より、セフレの情報屋にハマりました。是非ともヤクザの組長×情報屋のお話も描いて欲しいと切実に感じてしまう作品でもありました。

3

元も子もないけれど

受けの勇太はあまり好きじゃない。
けれど、高見と聖人はすごく好き。
なので聖人×高見がいいなー。

2

この作品が収納されている本棚

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