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  • 病める時も、健やかなる時も、

病める時も、健やかなる時も、

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表題作病める時も、健やかなる時も、

大崎泰央,カフェオーナー
三原遼輔,カメラマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

「一回しか言わないからよく聞けよ…愛してる」

SNS累計700,000PVの大人気シリーズ書籍化!
オレ様カフェオーナー×世界を飛び回るカメラマン

大崎泰央は小さなカフェを営んでいる。
一方、三原遼輔は自由に世界を飛び回るカメラマン。
遼輔が家にいる時間は少なく、性格も正反対の二人にはすれ違いも多い。
共に過ごす日々は穏やかで幸せだ。
しかし遼輔は、このままずっと二人で生きていく覚悟がまだできないでいた。
その“事件"が起きるまでは──。

作品情報

作品名
病める時も、健やかなる時も、
著者
野良おばけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501938
4.4

(75)

(51)

萌々

(13)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
331
評価数
75
平均
4.4 / 5
神率
68%

レビュー投稿数13

タイトルの重み

タイトル通りのお話でしたが、リアリティと重みがありました。
同性カップルが共に生きるとはどういうことか。
いずれ訪れる別れは…どちらかが先に逝く時。
その時、他人のままでは…と考える場面など現実味があります。

長年付き合っているとは言え、愛情表現の仕方、仕事、生活リズムなどそれぞれ価値観は違うわけで。
お互い尊重し合っているからこそ、大事なことを話し合う機会がなく、すれ違い気味になる描写がいいなと思いました。

泰央の「お前が世界に何も残せなくたって俺はお前を愛してる」「昔からそうだ ずっとそうだ これからも」
のセリフがよかったです。
泰央は違いますが、例えば最初は容姿や職業や才能に惹かれたとしてもそれはその人の一面であってその人自身ではないですもんね。恋愛と愛情の違いでもあると思います。

泰央は言葉は荒っぽいけど世話焼きでよく泣くし愛情深い性格がよくわかる。
どこかドライな遼輔とは温度差がある。
遼輔も愛情はあるけど表現の仕方が泰央とは違うし、向き合うことから逃げがちな性格なのもよくわかる。
でも遼輔が死にかかって泰央と家族になりたいと話をする場面は感動的でした。
愛情表現や自覚や覚悟って人によって速度とか時期が違うので、その辺もうまく描かれているなと思いました。
泰央は早く、遼輔はゆっくりタイプ。

正直なところ絵が得意な方ではなく、時々2人の顔が怖かったんですがw 感情がよく伝わってきました。読んでよかったです。

0

”人生を共に生きる”ということ

読みながら涙が零れてしまい、霞んだ目で読み切りました。

怪我をした遼輔のために、ソファを動かして窓の近くに置き換えていたり、
バイクを売って軽自動車を購入していたり…決してそれらを言葉で伝えたりしない(できない)のだけれど、行動で示される泰央の愛。。
それに気付いてハッとする遼輔と同じ目線で、泰央のことが愛しくなりました。

「一生一緒にいる」、「共に生きる」という覚悟を決めること。

シンプルなようでいて、特に同性同士だと、壁がまだまだ高いのだ……と、主人公二人を通じて実感させられた気がしました。

家族へのカミングアウトをしようと決意して実家に行くけれど、玄関前で足がすくんで引き返してしまった遼輔。遼輔の恐れと葛藤が分かる、リアルなシーンだと思います。

単純なハッピーエンドとはいえない、二人の愛。
両想いになって終わり、ではなく、その先の二人の生活という”リアル”を、しっかり描いてくれている作品です。

この二人が一緒に歳を重ねて、おじいちゃんになったところが見たいな。
続編があったら、ぜひ読みたいです。

1

愛を感じる

すごく感動しました。泣いてしまった。最終回を読んで何度も感動し、涙を流しました。

結婚の意味は?もともと結婚する理由がわからなかった。病めるを読んだ後、私はついに人生のパートナーとは何なのかを理解した。それは自分で選んだ家族です。お互いの経験を共有して一緒に成長し、愛の言葉を囁くこと、とても美しいです。

二人の愛が永遠に続きますように。

2

・・・絵の好みかなぁ?

私には合わなかった。
2人どちらのキャラもあまり好みではなかった・・・絵の好みかなぁ?
お話し的には長く一緒にいる2人がこれからも一緒に居ることを決めるイイお話なんだけど・・・

0

喫茶店オーナー×写真家

高校生の頃か付き合っていて、現在は同棲中なカップル。
お互いにいい年の大人になって、どっちかに何かあった時とか将来の話とかちょっとした会話が現実味を帯びて重さを伴うようになってくる時期。こういう既に出来上がって長い付き合いのカップルの話が大好き。恋愛がもっと生活とか人生に密接してくる感じ。何となくこのままでいいのかな?と思っていたタイミングで受けが大怪我を負う。付き合い始めた頃からそのままの関係で続いてきたけれど、ライフステージに合わせて二人の関係性も進めなきゃいけないと実感していく過程が良かった。相手はいつまで一緒にいる気があるのかなと二人一緒の未来を想像できずにいた二人が、できるだけ長く一緒にいたいと腹を括ってそのためにできることを始めていくのが良い。

1

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