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表題作ぼくらの雨雲

杉井亮太,高校三年生
朝宮裕人,サラリーマン

あらすじ

雨の日の図書館。
目を奪われる、半袖焼けのしなやかな腕。
絡まるあつい視線。

そのままなだれ込むように朝宮の部屋へ向かい、体の関係を持つことに。
こういうことは初めてだと言うリョウタに「練習のつもりでもいい」と割り切ったフリをする朝宮。
しかし、「ちゃんとシたいです」とまっすぐ見つめながら言われると、朝宮の心臓が破裂しそうなほど音を立てる。
どんどん亮太に夢中になるのを止められないまま、雨の日の逢瀬を重ねる朝宮だったが、図書館の前である光景を目撃してしまい…
純情なDK陸上部×うぶで臆病なリーマンの、ピュアでえっちなラブストーリー。
※こちらの作品は2017年発行の同タイトル同人誌を加筆修正したものです。

作品情報

作品名
ぼくらの雨雲
著者
朔ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
comic marginal
電子発売日
4.5

(7)

(5)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
32
評価数
7
平均
4.5 / 5
神率
71.4%

レビュー投稿数2

ただのDK×リーマンBLじゃなかった!

もともとが同人誌という短編作品。
偶然出会ったリーマンとDKがその日のうちにヤっちゃって、最初はエロ進行かな~って感じでした。
図書館での待ち合わせや本の貸し借りで、お互いにハマっていく二人が可愛いです!

で、DKの事情がちょっとした誤解を生んだところでファンタジーな展開へ。
ここはえぇぇぇ!?ってなりました!すごい!
確かに伏線はあったんです。でもこうつながるなんて!

最後のまとめ方とか、余韻の残る終わり方とか、めちゃくちゃ熱いです!
強烈に印象に残るお話でした。心が騒めいて大変です!!

4

たったの37ページなのに、強烈に印象に残る

朔ヒロさんの作画は「羅城~」(2020年末~)からが大好きで、それより前の作品はどうしてもパースの狂いやバランスの崩れが気になるため、アンドロイドもの含むファンタジーものは全部読んではいるし話は好きなんですが、「羅城~」以降の作品ほど "大" 好きにはなりませんでした。
でも本作はもともと2017年発行のものを2021年に電子発売したもので、加筆修正されてるので例外になったな。
すごく良かった。
たったの37ページという制約がある中で、このクオリティはすごい。
(ほぼ同じボリュームと値段で同じぐらい衝撃を受けた、ma2さんの「「好き」と言って。」を思い出しました。)

ファンタジーではありません。実際作中のような気象現象はあります。
かすみ楼シリーズやルビーレッドで朔ヒロさんを知った方に、その次に手を出す作品としてオススメしたいです。

たったの132円ですし、買って損はありませんよ。
ma2さんの方もぜひ!

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