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表題作黒い聖者は甘く囁く

暁・ミシェル・和輝,神父
四十万 鋼,新人刑事

その他の収録作品

  • 刈られた麦のゆくえ
  • カバー下:表・あとがき/裏・4コマ

あらすじ

天使のような美貌の神父・暁は、人の心を嬲り死へと導くサイコパス――。
そんな暁に追い詰められながらも、死の誘惑に打ち勝った若手刑事・鋼。
こいつは悪魔だとわかっているのに――
暁の正体を知ってもなお惹かれる自分を危惧していた。
そんな折、児童連続殺人事件が発生!!
捜査に行き詰まる鋼は、「人殺しのことは人殺しに聞けばいい」
微笑んでそう告げる暁に、やむを得ず助言を求めるが!?

作品情報

作品名
黒い聖者は甘く囁く
著者
サガミワカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608964
4.3

(15)

(7)

萌々

(6)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
65
評価数
15
平均
4.3 / 5
神率
46.7%

レビュー投稿数2

気づけば心も凹凸ぴったり

前作では受けの心の傷やら奥底にしまいこんでいる悩みを持った身体を、攻めに土足で踏みにじられた、という展開でした。
今回は踏みにじられたと思っていたけど、思い返すと???見たいな心理変化と新たに起こる殺人事件のお話です。
受けと攻めが話す内容を読み進めると、攻めも単純なサイコパスではなくて、攻めの心の悩みをすっきりさせる役割を受けも担っているのだなと思えてきます。
BLコミックも近頃は本当に掘り下げきった作品も多いので、そうした不穏な作品達と比べると物足りなく感じる読者もいるでしょうが、これ位の方が読みやすいという方もいそうです。

1

この歪な関係 もはやバディ?

雨宿りに飛び込んだ教会の軒下でであったのは 子供の頃に読んだ絵本に出てきた天使

なんとなく読んだ【黒い聖者は二度笑う】の続編でござんす


同僚警官が身重の妻を残し殉職
その現場に一緒にいた 救えるはずだった男

そのトラウマから 銃を持っても引き金を引くことができなくなった



んーーー 前巻に若干の違和感を拭えなかったんですよ
防刃衣装着してるはずななんだよな…どう見ても って だって描かれてるし

そんなつまんない事ひきずってお話に入り込めなかった ほんと超個人的な拘りというか ほんとめんどくさい女なのよ あたしったら

なんだけど トラウマに「他人の不幸は蜜の味」的な神父 はキライじゃなくて もぉどうすりゃいいんだか?

買う寸前まで悩んだんですよ まぢて



他人の生死すら左右しかねない神父
心なしかソレを楽しんでいたであろう事が伺えるのに 鋼(はがね)の死は望めなかった続きッ!


鋼の抱えるトラウマを暴き 嬲り弄ぶ その作られた人格者の顔の裏に潜む異常さと それを拒みながらも キモチで 身体で 惹かれてしまう鋼の葛藤を淡々と読むはずのこのお話

一応刑事ものなので事件はおこります
今回の事件が 男児児童殺害

出だしで犯人わかっちゃうのでアレなんですが
前巻に1人いたんですよ この神父の元に通い懺悔をした男児児童 奏汰くんが

鋼のなかでは危険な男 暁(あかつき)
鋼を心配する同僚ふたりもこの神父にはなにか胡散臭さを感じていてたはずなんだけど 捜査協力させてるわ おかしな関係ではあるものの鋼と暁がだんだんバディになってるような気になってくる

ちゃんと神父の仕事もこなす暁の過去
今までハッキリさせてなかったのに 急に語られた過去

メインはこっちで こっからだった びっくりだよ

やっぱりね 異常性癖もってるヤツはおもしろいです
犯罪スレスレを楽しむ 暁 疑いながらも尻尾を掴めない 鋼

違和感はいつか確信に触れるのか?


あらやだ これまだまだ続くのかしら?
いや 続くなら読むんだけど 捕まえたいのか捕まりたいのか?このふたりの関係 ほんとなんなんだろ?

2

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