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一昨年の10月に読破。
私が普段利用している電子書籍販売サイトの課金ランキング50位台に入ってて、表紙の美しさにまず惹かれました。
まるで本物の甲冑のようなメタリックな輝きに、光を巧みに利用した奥行きのある絵。
大好きな大御所作家さんを彷彿とさせる絵柄だなと思って(個人の見解です)気になって読んでみたんですがこれは…非常に評価が難しい作品ですね。
私自身、偶然が重なってトルコにまつわる仕事をする機会に恵まれましたが、こうやって知らず知らずのうちにまたトルコ関係の作品に導かれたのも本当に不思議な運命を感じます。
オスマントルコと十字軍がモデルの「帝国軍将軍x捕虜になった修道騎士」なので、最初の頃は性的同意なし(でも痛くしないように気を付けていたそう)。
なにより「他の奴との絡み多すぎィ!問題」勃発(なので☆マイナス1)。
ストーリー上重要と作者さんが判断されたにしても、1巻のおまけで(過去話なんでしょうね)攻めがガッツリ家臣とヤってたり、本編でも受け以外とキスしたり本番したり(←当て馬からの無理やり行為でしたが)するので、潔癖な方(一夫一夫制BLしか受け付けない方)にはオススメできません。
あとがきで「読み手に親切な内容ではない」ことを懸念されていたとのことですので、俗にいう「世間受けする」ものよりも「自身が描きたいと思う」気持ちを優先されたのでしょう。
表現者の方にまわるとその気持ちはすごくわかりますし、心意気はしっかりと伝わりました。
でもえrえrだし、絵は大変好みで作画も全くブレず、全ページ美しいし、ギャグとのバランスも絶妙、なおかつ壮大なロミジュリ系ストーリーを楽しめるのは間違いありません。
ちなみに、えすとえむさんの「クシュラル」も本作同様、トルコ(オスマン帝国)に関する数少ないBL作品の一つだとレビュワーさんに教えてもらったので、そのうち読もうと思っています。
では2巻へgo!
<こんな方にオススメ>
・外国の歴史モノBLお好きな方
・黒髪&褐色&筋肉攻めお好きな方
・程よい筋肉のある、身も心も男らしい受けがお好きな方
・黒豹お好きな方(番外編の主役です!)
この作品には作者さんの「雨の中からやってきた」から「抱擁実験」を経てたどり着いたのですが、今となっては、こういう時代物ファンタジーが逆に新鮮というか、「クッ殺…」ストーリーは永遠に不滅というか、
この作品世界に、睫毛バサバサの美形絵がとってもはまっていて、鎧甲やコスチュームの美麗な繊細さも素敵。
そして、他の方も触れいていますが、出版が古いだけに、ほぼ無修正(ワァオ)
もう、これは、これで、イイ
ニコライデスやイザーク、皇帝陛下にラトゥール等、周りもキャラが立っていて楽しかったです。
いつも思うことですが、BLコミックって一巻と書いてないことが多すぎるー!
こちらも続き物でした…書いて欲しい。
そしてこちらの作品、特筆すべきことは修正のなさ!(そこ?)
これは2007年発行なのですが、この頃は今と違ったんだなあとしみじみ思ってしまいました。
内容は、修道騎士で司令官のレオナール(受け)が戦に敗れ虜囚となるお話で、レオナールを捕獲したのが帝国軍の将軍・ジェマル(攻め)だったというもの。
捕虜は皇帝のものであるはずが、レオナールを手元に置くことを決めたジェマルは…という感じです。
これはねえ、コメディですねえ(笑
レオナールがジェマルの手に落ちイカされちゃった時は、剣を突きつけられているにも関わらず友人はもよおしちゃいますし、後々出てくる皇帝の側付きでムチを振り回すニコライデスのキャラもヤバイです。
個人的にはジェマルの元小姓で副官のイザークが好きですね。
内容自体はシリアスも含んでいるのですが、とにかくところどころ笑いを差し込んでらっしゃいます。
そしてエロエロ設定ではありますが溢れるエロス!というものではなく、回数と修正の無さがエロエロということかなあと思いました。
なんとなく体育会系的なセックスのようで(苦笑
絵も好き好きはあれど(わたしはあまりなのですが)、ひじょーにお上手です。
乱れません。
ご自分の絵柄を最後まで守られているので、これは小笠原さんの絵柄がハマる方にはかなりお勧めですね。
あ、ちなみに攻めは受けとは別キャラともえっちありますので、お嫌いな方は避けて下さいね。
思わず表紙買いした作品。
綺麗すぎるBLが苦手な人には不向きかも。
かく言う私もヒゲマッチョ親父や男前な受けが好物ですが、
思ったよりすんなり読めました。
エロい・萌えるというよりはとにかく綺麗で美麗で…
でも攻め受けどちらも戦場に立つ身として、
極端に女性らしい体格に描かれている訳でもないかなと。
筋肉好きとしては、もう少し逞しさがほしかったけど…w
ファンタジーな世界観がきっちりと丁寧に描かれています。
細かすぎて面倒な設定を語られるようなことも特に無く、
あくまで「世界の話」ではなく「ふたりの話」に絞られているのも、
個人的には好印象です。あくまで個人的には。
逆にそこを詰めてほしい人もいるかも…?とも思うのが、
「個人的には」と繰り返す理由です。
完全に画力にヤられた感があるので、若干贔屓目かもしれません。
でも率直に言うとBL作品という括りを外しても良作だと感じました。
表紙買いです。
表紙のイラストは美しくても、いざ実際に漫画でもそのレベルを保てれるかというと中々難しいですよね。特に歴史モノやファンタジーになると人物以外にもさまざまに背景描写をしないと世界観が表せないため作者さんの力量によって当たり外れの差が大きい。なので実はあんまり期待していませんでした。
全くの杞憂でした。「う、麗しい・・・!」と思わず唸っていました。口にも出ていたように思います。ケータイ書籍で読んでいたのですが、実際に紙の媒体で保存したいと思い、書店で買い直しました。
だってキャラクターはもちろん、身につけている衣服から調度品まで美しかったですもん・・・!
(多分)十字軍と(多分)オスマン帝国の聖地へと続く巡礼ルートの防戦がお話の始まりです。とかなんとか小難しいお話かと思いますでしょうが、何のことはありません。帝国軍の常勝将軍ジュマル・ジャンが敵の美貌司令官レオナールを気に入り、自分の首と引き換えに味方を助けてくれと頼むレオナールを私物として、迎え入れます。ようするに愛人ですね。そうして二人の濃~い愛欲の日々は始まったのだ!、とか煽りを入れたいです。
このお話は作画が美麗という点と、1話に2エロがついてくるというところもお伝えしたい所です。
何と言っても帝国軍将軍ジュマルがレオナールを好きなように愛でまくります!清貧・貞潔・祈りがモットーの修道騎士さまをありとあらゆる恰好、体位で!
…生唾飲み込んだよね(明け透けだな、ヲイ)
敵将が思わず一目ぼれするレオナールの納得の美貌もそうですが、ジュマルの精悍さといったら!
初めて褐色のセクシーさを知りました。ありがとうございます、先生!
後半からは敵将のレオナールを勝手に私物化して帝国に持ち帰ったことで二人は引き裂かれますが、会えない時間も二人の愛は育っていきますのでぜひぜひご興味がございましたら読んでみてください!