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ベテランの桜城やや先生、もうすぐ久々の新刊が出ますね。8割表題作です。
◾︎ねえ、先生?
1話は15年も前の作品ですが、王道の生徒×先生は最早古典というか、変わらず楽しめます。
先生が生徒の姉と昔付き合っていた、というのがアクセントになっています。ストーリーは普通ですけれど、丁寧に作られています。心内セリフが多いからそう感じるのかも。
学校内や車で伊佐(先生)が普通に煙草吸ってるのも時代を感じてしまう。
※電子書籍 ebook / 修正薄めですが、シーン少ないです。
教師×生徒っていう禁断感を、茶化すでも無く、ぶっ飛ばすエロでも無く。
比較的落ち着いたトーンで真面目に描かれていると思います。
お互いにお互いを想いやって、心はモヤモヤ頭はバクバク(カラダはズキズキ⁈)しているのかもしれないですけど。ちょっと困った顔をしながらもね、先生、落ち着いています。
少し前の時代感だなぁと思うのは、先生が意外と所構わず煙草を生徒の前で喫っている。今だとあまり見かけない光景だと思います。そういう先生を見て、「大人っぽいな。」とかって、穂群はたぶん思っている。ティーンからしたら、そんな仕草の一つ一つが「大人」に見えるんだろうなぁ、と。自分の青春時代を思い返しても、そういう感覚、分かる様な。懐かしい様な気持ち。
それだけに2人の気持ちが近づいていく様をリアルに感じられる様な気がします。
あの頃の先生って、ホントに大人に見えたよ。
ことあるごとに
主人公穂群(攻)の訊く
「ねえ、先生」
の言葉に、ゾクリと来ます。
こんなこと言われたら、先生の伊佐(受)じゃなくても
ほだされちゃいますよね。
27~8歳なのに、童貞・処女とか
美味しすぎます。
穂村がからかってしまうのもわかりますね。
第一話で伊佐と穂村は両思いになるわけですが、
それからの過程がいい!
お互いの家に行ったり、同棲?をはじめたりと、
着実にお互いが近づいていってます。
お互いにどんどん惹かれ合っていく過程って、
見ててすごく嬉しくなっちゃいます。
最終的に、初めてのエロ…に持ち込むわけですが、
そんなにすごいエロシーンでもないのに、
エロい!
やっぱり先生が処女だから!?
センセーが可愛すぎます。
次作も楽しみです。
生徒×先生というありふれた設定。でもこんなに夢中になって読んでしまうのは見事なストーリーテリングゆえか、登場人物の魅力のなせる業か。おそらくストーリーと登場人物がマッチした結果だと思う。
高校教師の伊佐は生徒の穂群に熱く迫られる。実は穂群は伊佐がかつて交際していた女性の弟だった。姉と仲睦まじい様子の伊佐に穂群は幼い頃から想いを募らせていたのである。伊佐は情熱的な穂群に絆されて交際を始めるが……。
27歳にして恋愛初めてづくしの伊佐と遊び慣れている高校生・穂群。
穂群が初心な伊佐をリードしていく展開になるかと思いきや、穂群は若さゆえに空回りしてしまうこともしばしば。また伊佐もベッド以外では先生としてしっかり主導権を握っている。攻め受けの性におけるパワーバランスの上に先生の立場と威厳、生徒の子どもっぽさがプラスされ王道設定からややずれたものとなっている。二人のずれは物語を引っ掻き回す要因となる。
物語はテンポよく進み、楽しんで読めた。心を揺さぶるようなエピソードや言葉はなかったものの、読書中も読後も温かな気持ちになれる作品である。
同時収録作は「折れない骨」。
十四年振りに再会した友達は警察官になっていた。ラーメン屋の店員・裕志は毎日のように交番に勤務する学のもとへラーメンを配達している。やがてガキの頃のまま真っ直ぐな瞳をしている学に裕志はコンプレックスを感じ始める。
子どもの頃のままずっと生きていけたら、どれだけ幸せなのだろう。しかし人はやがて時間の流れや環境で容赦なく大人にならざるをえない。変わらずにはいられないのだ。
表題作は教師x高校生、10歳の年の差があるカップルです。
このカプでいいなと思ったのは、もう何年も前からの知り合いなのにもかかわらず、恋愛するという点においては、ちゃんと段階を踏んで進展してくれたこと。
ページ数的には1冊満たない作品なのに、2人の心境の変化が割と丁寧に描かれている作品だと思いました。
2人が付き合いを深めるにつれて、意外な可愛い所が見えたのもよかったです。
年下の穂群は、伊佐より10歳くらい年下なんですが、体格は伊佐より大きくて、一見恋愛にも慣れてるようにはみえるんですが、伊佐に対してはワンコっぽい所があって、結構好みの攻め様でした。
同時収録作品も萌えツボが結構あって好きでした。
元ヤンというのがまた好みです。^^
警官の幼馴染は、警官のくせに物言いが優しい言葉遣いで、なんとなく天然っぽい印象を与えるほのぼのしたキャラでした。