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表題作王族アルファの花嫁候補

クレイグ・ロックハート
ロックハート一族の実業家,α
ハルト・ガードナー
没落貴族の大学生,Ω

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ロックハート財団のクレイグから、双子のオメガは“繁栄を約束する象徴"としてガードナー家が選ばれ、弟の身代わりに花嫁候補になるハルト。クレイグに一目惚れしていたハルトは喜ぶが、寡黙なクレイグに戸惑う。入籍の夜、予定外に発情してしまい、理性の欠片なく獣の欲望だけとなったクレイグに、暴走するまま貪られて……。はしたない匂いを撒き散らすハルトは、クレイグを挑発することしか出来なくてーー。イケメン王族α×控え目大学生Ωの溺愛オメガバースラブ

作品情報

作品名
王族アルファの花嫁候補
著者
義月粧子 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866694726
3.3

(25)

(5)

萌々

(8)

(4)

中立

(7)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
76
評価数
25
平均
3.3 / 5
神率
20%

レビュー投稿数7

惜しいかな

最初は双子の弟が選ばれて、弟に運命の番が現れたから代わりにって…こんな切なくて辛い展開なんてモロ性癖に突き刺さると期待して購入したんです。

お見合いのパーティーで攻めのクレイグに一目惚れしてからずっと忘れられなかったとか、久しぶりに会ったクレイグの取引きとも言える婚姻話と冷たい態度、もうここまででこれからどうクレイグがハルトに夢中になって行くんだろうとワクワクして読んでいたんです。
クレイグの態度にちょっとくらい攻めザマァな出来事があっても良かろうと…。

でも惜しいかな、少しづつ期待してたのからズレていました。

最後まで読むとクレイグはそんなに悪いヤツでもなかったし、何よりハルトがクレイグを許しちゃってるんですよね。

最初にハルトの双子の弟を番だと間違えてたことも、もっとクレイグに後悔して欲しかったなぁとも思いました。途中でクレイグがハルトの同僚に嫉妬したりもするんですが、この彼がもうちょっと当て馬になって欲しかったとも思いました。

それとクレイグが忙しくてハルトに誤解をさせるのは、義月先生が読者をヤキモキさせる為だとは思うのですが、もう少し溺愛シーンがあったら萌えたと思うと残念でした。

分かりにくかったのでガードナー家の双子とロックハート家の伝説とかより、クレイグとハルトのいる国の説明がもっと欲しかったと思いました。

ハルトの双子の弟であるナツキですが性格に難ありだと思いましたが、そこまで悪者になってなくて中途半端な存在だと思いました。
クレイグはナツキを嫁にしていたら、かなり大変になっていたと思うので、結果ハルトが運命の番で良かったと思いました。

1

ハルト切ない‥

ハルトと双子の弟ナツキ、2人でお見合いという話から嫌な予感。一目惚れのハルトに対してナツキは興味なさそうだけど結果選ばれハルトは失恋。忘れようとするハルトへのナツキの仕打ちはイラッとした。
傷が癒えかけた頃にハルトに結婚の話がきて喜んだのも束の間、ナツキ以上に残酷なクレイグの態度に幻滅でした。ハルトは不安が続く中で、持ち前の聡明さを発揮してめげずによく頑張った!ハルトがクレイグを思う様に胸が苦しくなりました。クレイグも気づいてからは大事にしてたからいいけど、それまでが酷かったので一生ハルトを大事にしてほしい。ナツキは最後まで嫌いだった(笑)
小山田先生のイラストは美しく、特に表紙に見惚れました✧*。

5

うーん…。

溺愛攻めモノを読みたくてこちらを購入しました。

ハルト(受け)は双子の兄でどちらかと言うと大人しい感じで
双子の弟のナツキは明るくみんなに好かれるムードメーカーのような存在。
初めてクレイグ(攻め)と会った時にハルトは運命を感じましたが
クレイグが関係を進めたいと言ったのは弟のナツキのほうでした。

婚約した二人に傷つくハルトでしたが
ナツキが魂のつがいに会ったことにより婚約はなかったことになります。
なのでハルトに…とお話がいくのですがすごく可哀想でした。
家のこともあるから断れないし、
ハルトの気持ちを一体なんだと思っているんだろうと。
ナツキもクレイグも勝手で嫌になっちゃいました。

更にハルトと会ったクレイグがハルトに突き付けた条件も
お前はクソか?と言いたくなる内容でもう…。
その後もはっきり言ってクレイグは勝手だなぁと思いました。
魂のつがいだから態度を軟化させたの?って。

最後まで読みましたが私はナツキもクレイグも好きにはなれませんでした…。

8

絞り切れていない

初読み作家。

黒毛、黒い瞳のオメガ、先祖返りした双子がガードナー家に生まれる。
ナツキとハルトは二卵性双生児で、似ていない。
王族の姻戚、ロックハート財団の後継者、グレイクから見合いの申し込みが来る。
縁談の間を取り持つ、王族のキャサリン。
理由は、ガートナー家の双子が“繁栄を約束する象徴"だから。昔、先祖と国を救った双子への恩賞。

 双子の弟、ナツキとグレイクの件
 双子の兄、ハルトとグレイクの件、
 キャサリンが調べた「先祖と国難を救った黒髪の双子」の伝承の件、
 キャサリンの隠し子=娘の孫の件。

これらが、同じ比重で盛り込まれているけど、
キャサリンの娘については、無くても話の筋に支障ない。
もっとスッキリさせて、ハルトとグレイクのその後についてを重点に詰めたほうが、読者としは嬉しいし、楽しめる。

著者が絞り切れず、アレコレ盛り込みすぎて、構成が不自然になっている感が否めない。
どうしてキャサリンの娘に拘ったのか、分からないけど、
無くちゃいけない部分であるとしたら、頁数の割り振りが上手くなかったかも。

小山田あみ さんの絵師買いして、中身にも期待したけど、なんだかなー・・・。
勝手に期待しただけなんですけど、ね。
・・・と私は、感じた。 辛口で申し訳ないけど本音です。
皆さん、どうでしたか? 

11

かゆいところに手が届かない

タイトルとあらすじから購入。
これは溺愛攻めの活躍が読めるだろうと期待MAXで読み始めました。


仕方なしに双子の弟の代わりから嫁ぐけど、実はもんのすごーーく攻めから溺愛されまくるお話だろうなと思い、前半のキラキラモテモテ弟をこれでもかとヨイショする文面や弟をチヤホヤする周りの態度にも耐えて読み進めました。切ないというよりイライラの方が強かったです。
受けのハルト目線で話が進むのでどうしてもハルトの気持ち寄りになるのですが、最後の最後までハルト良かったねーって思える気持ちがあまり芽生えませんでした。
設定はとても好みで良いと思いましたが、ところどころの描写にモヤモヤしました。


ハルトが自己肯定感低過ぎて、応援の気持ちがイマイチ起きなかったです。弟のナツキの影に隠れて地味な見た目設定。賢く努力家の一面もあり、手を加えればなかなかの美貌の持ち主。博識というのは環境問題について議論しているシーンや弁護士資格を持っていることから分かりましたが、もっと勉強家で努力家という部分のエピソードを拡げて欲しかったです(大きな仕事を成し遂げるとか)。クレイグ以外のみんなから認められてすごいねって褒められて自分に自信を持って欲しかった。ハルトは嫉妬してばかりのイメージしかなかったです。

攻めのクレイグは最初こそ塩対応ですが、魂の番と分かってからは優しくなります。魂の番だと分からないときでもハルトに惹かれるものを感じて徐々に好きになっていって心から愛するようになるとか…そういうのが欲しかった。魂の番を双子の弟ナツキと勘違いしていたようですが、2年あるのに何やってんだよって気持ちでした。しかもナツキのアバズレ具合もその間に知っていたのに婚約破棄することなく放置…。その時点でナツキに愛想尽かしそうな気がするのに、婚約破棄されたあともメールし合ってるだとー(怒)相変わらず綺麗だな、とかハルトの前で褒めんなよ、と。そこには塩対応でしょ。

ナツキはひたすらムカつきました。アホのアバズレです…。天真爛漫で憎めないキャラなのかも知れないけど、ごめんなさい。私はすごく嫌いなキャラです。ナツキがどういう人物かを説明しているところがちょこちょこありますが、ディスってますよねと言わんばかりの不快感溢れる人物像。婚約破棄した相手とメールしたり、抱きついたり、家に泊まろうとしたり、兄のハルトの気持ちも考えない、彼氏の気持ちも汲み取れないイタい人物。それなのに顔と雰囲気が良いからとチヤホヤする周りの奴らにもイラっとしました。
どこかで泣きを見ろって思ったのに、そんなシーンは無く…。クレイグもメールブロックして屋敷に入れんなよって思いました。下手に優しくするから、ハルトがまた嫉妬するんだしー…。読んでるこちらの心が終始ザワついて仕方ないです。


当て馬になりそうな同期の同僚も当て馬になりきれてなかったし残念でした。

エロもそこまでエロエロだと感じなかったです。オメガバースだし、最後の番うシーンくらいはもっとグズグズのエロエロでも良いと思いました。中盤のハルトにフェラを要求…からの顔射シーンは好きじゃなかったです。


全体を通してみると、あそこはこうした方が〜…こっちはこうするとと好きだなって思うところがちょこちょこ多すぎて、そうそう!それよ!って同調があまり出来なかったです。かゆいところに手が届かなかった感じでした。

11

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