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表題作英国紳士の華麗なる日常

アーサー,25歳,怪盗ホークアイ,個人投資家
天野美晴,16歳,英国留学中の高校生

あらすじ

短期留学中に訪れたイギリスの美術館で、世間を騒がせている「怪盗ホーク・アイ」に偶然出会ってしまった高校生の美晴。
なんと怪盗の正体は、ホームステイ先である豪邸の主・アーサーだった。
おまけに、美晴の母の形見の指輪がアーサーの探していた物だと分かった途端、なぜか指輪ごと、カラダまでアーサーに狙われるハメになってしまった美晴だが…!?「さあ、君の全てを賭けたゲームを始めようか?」英国紳士×高校生が贈るドキドキ極上ロマンス。

作品情報

作品名
英国紳士の華麗なる日常
著者
羽鳥有紀 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
英国紳士の華麗なる日常
発売日
ISBN
9784044529017
3.2

(7)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
23
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

色々萌えポイントが詰まってました

ロンドン、アンティーク、怪盗…とこの作品の中には個人的に好きな要素が沢山入ってました。
しかもこの怪盗、犯行前に予告をするという、なんとも古風で、ロンドンという街にぴったりじゃありませんか(笑)。
あとがきによると、作者の羽鳥さんはこの作品を書かれた時点ではロンドンに行かれたことがないそうなんですが、そんなことは感じさせない風景描写で、セレブな雰囲気を十分楽しめました。

一見冷たそうで近づきがたい攻め様が、言葉数少なく嫉妬しているんだろうなぁ~という描写が結構萌えツボでした。
寡黙で静か、何を考えてるかよく分からない硬派なキャラが好きなので(笑)。
受け様はほんとに素直で優しく、いい子っていう感じのキャラです。
ちょっと切なくて甘く、セレブな雰囲気がお好きな方にはお薦めだと思います。

1

英国紳士の華麗なる日常レビュー。

紹介の、「さあ、君の全てを賭けたゲームを始めようか?」を読んだ時はエロ男爵がいたいけな高校生においたをする話かと思ったのですが、流石ベタ王道作家、英国紳士が怪盗(笑)

普通は何故怪盗だって事に気が付かないんだーと悶々するのですが、コレはあっさり正体をバラします。その上で、受の持つ指輪を狙います。体込みで。ゲーム、のやり取りの中に恋愛の駆け引きがこれでもかと詰め込まれているのが萌えポイント。
勝ち負けはお前が決めなさい、みたいに優しく諭すのとか。約束で良いから、抱いてほしくてワザと負けてみたりとか(いや、動けなかったのかも)

今回も受が可愛くて可愛くて読み応えありました。
今回もレイさん(英国貴族~でいうトコのアーティ的スパイス)とクレイマン(英国貴族~でいうトコのパパラッチ)というお邪魔虫もちゃんと登場していました。クレイマンの登場は良かった、これでもかとセクハラしてくるのがね。アーサーの紳士っぷりとヤキモチっぷりを引き立てました。

わりとよくある話といってしまえば、そうなんだけど。台詞周りが巧くて、心理描写に違和感が無く、受(美晴)の葛藤にそれはこうなんだよって応援したくなる話です。あーもう可愛いなぁ。高校生、それも人と抱き合うのは初めてという美味しいオマケつき。アーサーが手を出す前にクレイマンがセクハラしまくり。
今回はエロというより、いかにオトしていくかオトされていくかに重点が置かれていて読み易い。なのに残り少ないページで、ゲームに負けた約束として(想い出に)一夜を過ごし、両想いだと気持ちの確認をしてイチャイチャ…この甘さがたーまーらーなーいー。
一回目の時は葛藤(アーサーとレイは付き合っていると勘違い)があったので抱き付けなくて枕を抱き締めていたけど、二回目はしっかりと抱き付いて甘える事が出来たとか、甘さが増していくのが良い。

BLによくある強引系濡れ場はちょいと苦手なのでこういうの可愛くて胸きゅんきゅんします。無理だと思ったら言いなさいってアーサーがとにかく紳士で良かった。話も、伏線や小道具、使われた小ネタを見事に使い切ってて謎が残らないのも嬉しい。こういう怪盗モノとか小道具が出てくるBLって自分の感情を意識して恋愛メインになってくると、そういう伏線がなぁなぁになってもやもやする事が多いのだけど今回もシッカリと伏線を活かしきってました。だから読み易い。
可愛い受を書くけど、べったべたな感じの甘えっ子ではないのですんなり読める。

3

健気で可愛い!

母の形見の英国のアンティークリングと、ニュースで見た美術館のリングがあまりにそっくりだったため、短期留学に訪れた美晴。
美術館内で迷った時、助けてくれたアーサーが実はそのリングを盗もうとしていた怪盗で。
実は美晴の持っていた形見のリングは、そのリングと対の物であることがわかり、それを賭けて二人は勝負をすることに――。

怪盗x日本人高校生のお話です。
まだ高校生で幼い美晴と、大人で余裕のある英国紳士のアーサーのやりとりにドキドキほのぼのしました。
美晴が可愛いんですよね~。
まだ子供なんだけど、しっかりしてるとこもあり、危ういところもあったり、健気でとってもいい子です。
母の形見であるリングを、アーサーの一族の悲しい過去を知って無条件で返そうとするなんて、アーサーでなくても惚れるかもしれません(笑)
そんな美晴の行為のせいで?美晴の心と指輪を賭けた勝負になってしまうんですが、正直アーサーが楽しんでるだけのような気もします。

読者賞を受賞した作品の改稿という事だそうで、やっぱりオススメです。
この作者さんの本では一番好きかもしれません。

2

櫻子

興味を持って頂けて嬉しいですv機会があったら是非読んでみてください~。
オススメです♪

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