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表題作英国執事の淫らな夜

エドガー,27歳,才能のある実業家,伯爵
松雪薫,25歳,執事

あらすじ

訳あって日本を離れて約一年。
執事の薫は、恩のある主人の頼みでイギリスの名門スタッドフォード伯爵邸の当主であるエドガーに仕えることになる。
新たな主人に精一杯仕えようとする薫だが、執事を必要としない傲慢で横暴なエドガーに振り回されるハメに。
そんなある日、自分の弟に口説かれた薫を目撃したエドガーが、突然苛立ち露わに強引にキスをしかけてきて…!?「―取り澄ました昼の顔と淫乱な夜の顔。
どちらが本物か暴いてやろう」傲慢キチクな英国貴族×夜は淫らな執事が贈るドキドキ☆極上ロマンス。

作品情報

作品名
英国執事の淫らな夜
著者
羽鳥有紀 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
英国紳士の華麗なる日常
発売日
ISBN
9784044529024
3.5

(10)

(2)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
34
評価数
10
平均
3.5 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

ツンとツン

執事、英国、お仕事かっちりなのにプライベート淫らという好みすぎな設定で萌え1個足しました。それがなければ萌えかな?
設定もストーリーも完全にBLファンタジーですが、お話運びの妙なのか、引き込まれて一気読みでした。文章に無理がなく読みやすいです。

過去の失恋がトラウマになっている日本人、薫。旅館で働いていたころに知り合った侯爵に引き抜かれて英国で執事に(ありえねー、でも不思議と呼んでるときは違和感ありません)。1年で仕事が出来る男として成長します。
その後、パトロンである侯爵から推薦を受け、人嫌いの伯爵の元で働くことに。実は、人間関係でもお互いによい出会いになるのではという計らいだったのですが、それが見事に当たるのです。

遊び人の伯爵・エドガーの手練手管でぐだぐだになる受け様・薫。仕事ではごく冷静なのに夜は乱れてしまうギャップ萌え。そして次第に心も、という王道展開。がっ!なんと攻め様もツンなのです。そこがイイ!ツン×ツンが、天然行動で気持ちをよりそわせていくあたりが他にはなかなかない見所です。お勧め。

0

主人×執事

訳あって日本からイギリスにやって来た執事の薫は、恩ある主人に頼まれ気難しいという噂のエドガーに仕えることになる。

そんな出会いの二人の物語です。
気難しい上に人嫌いのエドガーに薫は毎日振り回されっぱなしですが、プライドが高いせいで辞めることもできません。キレイな顔して負けず嫌いなんですね。そういう人、好きです(笑)
薫は日本で辛い出来事があり、イギリスの来たのですが、それもあって今は恋愛などしたくないのですが大変美人なものですから、言い寄る男は後を絶ちません。
そんな中、エドガーと仲の悪い弟ダニエルや出かけた先で男性たちに言い寄られる薫を見たエドガーは普段薫に散々な態度を取っているくせになんだか不機嫌に(笑)
それが恋の始まりって事ですよね~。
なのに、思わず体の関係から始めてしまう二人なのでした(^^;

二人とも意地っ張りだわ自分の事には鈍いわ、で中々その先には進めませんが、その後色々な事件などあって、ようやくお互い自分の気持ちに気付き……。

王道で途中ハラハラしつつ、最後まで楽しく読めました。

1

英国執事の淫らな夜レビュー。

夜は淫らな執事だけあって、他の英国2冊に比べたらエロ度は高かったが、可愛い感じでした。

薫は元主人で友人でもあるナイジェルに連れられ、名門の攻家に執事見習いしてやってきます。しかし傲慢で人嫌いの激しい攻・エドガーは何かと無茶な命令をして薫を追い出そうとする。どんな無茶な命令をされても、出来ないと言えば自分を執事として紹介したナイジェルに迷惑が掛かると思い、薫は一生懸命頑張ります。

薫の眼鏡は素顔を隠すアイテム。美味しいポイントです。
エドガーの人嫌いは複雑な生い立ちが原因。不器用な愛されたがり屋です。
薫は身分違いの恋に臆病。過去の失恋が原因です。美味しいポイントその2。
エドガーは薫が自分にだけ笑顔を向けないのが大変に気に入らないそうです。

今回も当て馬的キャラと、優しく見守るアドバイザー的キャラが居ます。ダニエル(攻・エドガーの異母弟)は強引だし、性格悪いし、薫を拉致る、襲い掛かる、薬を使う…見事なヒールです。小物だけどヒールです。
そしてナイジェル。彼は薫を友人としてとても大事にしていて、エドガーとも友人だけど、薫を傷付ける様ならウチに返して欲しいとハッパをかけてはエドガーをやきもきさせます。

エドガーの傲慢だけど寂しがり屋で全部自分のモノにしてやらないと嫌なんだって甘えっ子な攻は良かった。
身分違いの恋に臆病になっているプライドの高い夜だけ淫らな薫も良かった。
蝶の様とか、眼鏡とか、今回も台詞回しと小道具使いも伏線も上手でした。

我儘で寂しがり屋な傲慢御主人様系攻と、恋には臆病だけど使命感の強い美人系受が好きな方にオススメ。

あーもう、水名瀬さんの描く黒髪眼鏡美人は堪らんっ。かーわーいーいー。

酔い潰れて擦り寄るの可愛い。
薬でメロメロになっている時に本音が出るの可愛い。
改めて告白した時に笑顔になっちゃうの可愛い。常に鉄仮面を被っていたから余計に可愛い。
「お前は俺の前では笑わない。今日は笑うんじゃないかと期待した」寂しん坊攻万歳。
「俺のものだ。俺のものに、なれ。なると誓え…」告白も俺様。

今回も楽しかったです。次回作も期待してます。また可愛い受を拝ませて下さい。
出来れば英国貴族~と英国紳士みたいに一穴一棒みたいな一途系が良いです。英国執事は受がワリとこなれていたので…。でもエドガーによって可愛く染められていくのはきゅんとしました。

1

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