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表題作あの夏から戻れない

四辻柊
小田牧村に住む青年、8→23歳
櫛原夏生
大学生、8→18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

お前と俺はずっと一緒だ、死んでも離れない

十年前の夏休み、夏生の大切な幼馴染みの柊は目の前で謎の霧に攫われ、消えてしまった。
大学生になり、柊が生きていると信じて彼が行方不明になった山へ向かうが、あの日と同じ霧に包まれ、気が付けば不思議な村へと迷い込んでしまった。「おだまき様」という神を信仰し、昭和時代のような生活様式の村には、雄々しく成長した柊がなぜか暮らしており「ずっと会いたかった」と激しく抱きしめられて――。
あの夏の続きが、はじまる。

作品情報

作品名
あの夏から戻れない
著者
宮緒葵 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063431
4.2

(99)

(52)

萌々

(29)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
18
得点
413
評価数
99
平均
4.2 / 5
神率
52.5%

レビュー投稿数18

幼馴染で執着でホラー(オカルト)!明かされる真実に震えた

やー……なんと言ったらいいのか、これぞ宮緒先生。

オカルトチックな幼馴染×ループものです(宮緒先生なので、もちろんおどろおどろしい執着愛❤︎)。

8歳の頃、一緒に入った山の中で1人、姿を消してしまった幼馴染・柊(しゅう・攻め)。
10年後、28歳になった主人公・夏生(なつお・受け)は、同じ山で行方不明になった
人物が死体となって見つかったニュースをきっかけに、柊の捜索へと向かうけれどー

と続くミステリーです。

もうこれ、自分の頭では絶対に思いつかないような展開に息を呑み、ページをめくる手が止まりませんでした。

終盤、結末とまさかの「おだまき様」の出現に震えたー…!!
小田牧村のおだまき様が望む「不変」とは?なぜそこまで「不変であること」にこだわるんだろう?

とずっと思っていたのですが、最後の最後に明かされた真実に、納得。
はー、こんなお話を考えられる宮緒先生、本当にすごい、、と、ため息が出ました。

それにしても、小田牧村の村民たちが手に持っている「苧環(おだまき)」と
儀式のような祈り文句、めちゃくちゃ怖い…!
笠井あゆみ先生の耽美なイラストも相まって、底知れぬ恐怖を掻き立てられます。
今晩眠れるかな、、怖いから犬のそばで寝たい。。w

こちらの作品、購入してからかれこれ一年半ぐらい?経ってしまっていて、、
タイトルの「夏」の時期はとっくに過ぎてしまいましたが、今になってやっとちゃんと読めました。

秋のJ庭でお迎えした番外編同人誌も机の上にセッティングしたので、
明日以降読み、このゾクゾク感をもうしばらく味わいたい(。-∀-)

宮緒先生ならでは!の、攻め受けの濃厚な絡みもなんというか、
声とか匂いとかがこちらにも伝わってきそうなほどで、むはーっ!!となりました(伝わるかな、、伝われ…!)。

おどろおどろしい世界での、攻めによる執着愛かつ純愛。
繰り返し繰り返し何度も諦めず受けを追い続けるその執念に「参りました!」と頭を下げたくなるような、強烈なインパクトのある一冊でした。(大好き❤︎)

1

No Title

ずーっと読みたかった本作。
宮緒先生の新刊「千年後宮」にも絡んでいると聞き、アンリミにもなっていたので読みました。

柊と夏生の執着愛が堪能できるのはもちろんのこと、そこに並行世界が加わり更にはミステリー要素も。盛りだくさんです。
最後は現代に戻り、仮想通貨をうまく操るも家電を叩いて直す柊にクスっとなるハピエン。

がしかし、その後登場する「おだまき様」。
ええー!?そうきたー!?
呼び寄せちゃったあの難しい名前の人たちが次に繋がっていくのかな^_^

1

最高です!

先の読めないストーリー展開で、
最後までハラハラしました!!
最高です!

今年の猛暑にぴったりな、
ちょっぴりホラー混じりの表現もあり、
怖がりながらも、
受け、攻め2人の恋模様がどうなるのかも
目が離せず、いい意味でヤキモキします。

加えてイラストが綺麗でカッコいいんですよ。
目の保養をしつつ、
物語世界を堪能できるという、贅沢な作りになっています♪

斬新な物語設定であり、かつ、
受けを溺愛する攻め様が、尊くて、
一気読みすること間違いなしです。オススメします。



0

色々すごいです

執着攻めなら宮緒先生が1番だと思いますが、予想のはるか上をいく濃さです。おどろおどろしいくらいの濃さなので、ライトがお好きな方にはおススメ出来ませんが、ストーリーの複雑さや人間関係のしっかりした話が読みたい方にぜひ読んで頂きたい。

0

ほのぼのとは⁉️


10年前一緒に山に入ったのに、1人だけ神隠しのように山で行方不明になった幼馴染の柊(攻め)を探しにきた夏生(受け)は、柊に会いたいと強く念じながら再び山に入ると、前回と同じく霧に包まれ、見違えるほど成長した柊に出迎えられ小田牧村という異界の村へと導かれます。
おだまき様という不変を司る神様に守られた不思議な村。
村の外に出ることがかなわない隔絶された村で、元に世界に2人で帰りたい夏生は‥




話の流れから、執着といってもいつもより軽めかななんて思いながら読んだらびっくり‼️

やっぱり宮尾先生の作品だった。
そして、やっぱり受けの身体を心配しないといけない攻めでした。

最後はこの話の元凶なるおだまき様も登場しましたが、こっちも狂ってましたね。

ちょっとホラー味のあるお話でした。

0

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