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表題作高嶺のSubは擬態する

陸堂那岐、sp会社、26
御厨暁、学生、20

あらすじ

支配される側・Subであるキョウは、ある日チャットで支配する側・Domを自称するナギと出会う。
派手なファッションで自分を着飾り、世間の持つSubのイメージとかけ離れた見た目で自分を擬態するキョウとDomらしくない紳士的でクソ真面目なナギ。
一夜限りの暇つぶしの相手……そう思っていたはずなのに直接会い、会話を交わすごとに、不思議と興味を惹かれていく――。

――この男に跪きたい……従いたい。

君を支配し、跪かせたくなる。

「……キョウ、《跪いて》(Kneel)」
ナギが発するコマンドにキョウのSubとしての本能が悦びにあふれ、誰とも違う初めての感情の高ぶりに互いが互いを唯一として求めあい……。

溺愛と支配を織り交ぜた、話題のDom/Subユニバースの傑作がついに書籍化!!

作品情報

作品名
高嶺のSubは擬態する
著者
コオリ 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799758106
4.2

(134)

(88)

萌々

(19)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
16
得点
558
評価数
134
平均
4.2 / 5
神率
65.7%

レビュー投稿数16

2人が出会えて良かった(;///;)

ストレートに面白かったッ!!!
のめり込んで読みました(∩´///`∩)

Dom/Sub未熟者なので慣れるのに時間を要したけど、
物語が掴めてきたらドップリとハマってハマって…!
後半へ向かうにつれて些細なことでも泣けた(;///;)

Dom/Subユニバースの根幹に『支配』がありますよね。
その特性ゆえ暴力的やSMのイメージを持たれやすく、
もしかしたら苦手な方も多いかもしれません。

しかしこの作品は「紳士的なDom」!!!
これがめーーーーーーーちゃめちゃ良かった!!!
(絵師に円陣さんを選んだのが神すぎるでしょ////)
(このドンピシャっぷりは表紙でも伝わるハズ…!)

暴力的な勘違いDomも少し登場するけれど、
基本的に優しいDomが多いので甘々好きさんも安心して読めますよー!!

で、個人的な印象としては、
SMとは違うDomとSubの信頼関係が見られた気がします。
支配の仕方・され方で信頼が生まれ、絆が深くなっていく。
その過程にグッときました…!!!

※Dom/Subは沢山読めていない初心者なので感想がズレてたらすみません;


さてさて。

受け:キョウ (Sub)
明るくてフラットなお人です。

表紙から伝わるように彼は普通のSubではありません。
ランクが弱いDom相手なら負けないというのかな…?
色々と訳ありで用心深く武装して生きています。

攻め:ナギ
非常に真面目で紳士的なお人です。

最初はDomらしくないDomとキョウに言われましたが、
紳士的な中に本能を滲ませると一気にブワッと強くなる。
プレイで『支配』してる最中も気遣いを忘れません。

最初はチャットで出会い、
その後キョウが利用しているバーで再度出会います。

キョウは特殊なSubなのでDomらしくないナギを見て
興味本位で少しだけプレイへと雪崩れ込むのですが、
相性がピッタリで今までに無いほど欲が満たされてーーー。

少しずつ恋焦がれるようになり
支え合うように関係を形変えてく温かいお話です。


プレイのシーンは多かった印象でした(∩´///`∩)
(なんかとってもエロく感じた///)
(本能が溶けてくようなエロさ///)

ナギの紳士ドS感は読んでてドキドキしますね。
紳士感は決して崩れないんですよ。柔らかい物腰でね。
なのに屈したくなるオーラがダダ溢れてくるんです///
(私、別にSubでもなんでもないのにな…)
(紳士ドS攻めがお好きな方は是非読んで…)

キョウはですねー。
信頼関係が出来てくると"頭で考える"が取っ払われて、
コマンドを使われた時の蕩け具合が変わってくるんですね。
甘えたになってどんどん可愛くなっていくのが堪らない♡

プレイ中のキョウの可愛さは凶悪的ですねv
特にスペース入った後のペッタリっぷり…!!!

ナギはナギでキョウを甘やかすのが至福って感じです。
ご飯(餌付け)から爪切りまで何でもしてあげたいDom。
その裏には"俺ナシで生きられないようにしたい"って欲望があって最高に萌えました///

甘く優しい支配で信頼関係を深めていくのが良きです…!

後半に差し掛かると、
彼等の家族や育った環境が明らかになっていきます。

ナギがなぜDomらしくないDomなのか。
この理由が見えてきたとき涙が出ました。
本能を抑え、自分を殺し、他人を頼るのが下手で甘え下手。
そのくせ他人を気遣うのは上手くて、甘やかし上手でね…。

ナギの不器用さが見えてくるんですね。
そんなナギを抱きしめ支えるキョウの存在に救われます。
攻め救済要素があって切なキュンで萌えました(∩´///`∩)

他、キョウを奪われない為に上位Domと対峙し、
Dom同士で威嚇グレアで戦うシーンはゾクゾクします///

キョウの家族はホッとしますね。
これぞDomの本質・矜持だ!って男前っぷりを感じます。
カッコイイ家族に愛され育ったキョウの大らかさは頷けました。

話が変わって…
別作品でコマンドによって長年Subを守ってきたDomのお話を読んだんですが、
今作品ではセーフワードによってSubがDomの心を守るシーンがあってですね。
これがめっちゃ良かったんですよ。泣いた。

こういった設定の使い方が好きです。
Dom/Subユニバースって奥が深いなぁ…と再実感しました。

余談:帯に「コミカライズ進行中」と書いてあります。
作画は絶対スーツ描くの上手い方が良い!って叫びたい…。
作中のナギのスーツ描写が良かったのでどうかリブレ様…。
(出来れば円陣さんのままが良い!)
(表裏カバーめっちゃカッコ良くてずっと眺めちゃう)

13

Dom/Sub入門にオススメ

WEB連載時から追い掛けていた本作、紙本で手元に置けてとても嬉しいです。
大判書籍あるあるの、イラストは表紙と人物紹介のみかと思えば、しっかりがっつり挿絵がありました……!円陣先生のファンは必見です!めちゃくちゃ嬉しい……!

難しい特殊設定も少なく、軽いスパンキング等はあるものの、ソフトSMの範囲で、Dom/Subユニバース初心者の導入にオススメです。

物語自体も、ストレートにわかりやすく、すれ違いも王道中の王道といった感じで、Dom/Subの世界観の理解だけで手一杯、というタイプの方でも難しさを感じずに読み進められると思います。

サブドロップやグレアといったお約束の美味しい展開もあり、王道はやっぱり何度食べてもうまいな!!の気持ちです。

何より、攻のナギの溺愛ぶりがあまあま好きにはたまりませんでした!
独占欲と執着が垣間見えるのがまた最高です。
おおらかでありながら繊細な受けのキョウがナギへ見せる甘えも可愛くてにこにこしちゃいますね!

書き下ろしは、キョウがナギの職場を訪問するお話で、本編で少しヘタレながらも頑張っていたナギの全力で格好良い姿が拝めますので、WEBで追ってたよ!という同志にもおすすめです!

11

評価に納得

やっと読むことが出来ました。購入してから時間が経ってしまい、ボリュームと初めての作家さまなので文章が合うか心配でした。

結論を言うととても読み易くて面白かったです。
円陣闇丸先生のイラストも凄く合っていました。

初めてタイトルを見た時には意味が分からなかったのですが、読み終わった後にはこれ程ピッタリなタイトルは無いと思うほどでした。

Domらしくないナギ(那岐)にはそうなった原因がちゃんとあったし、暁(キョウ)が派手な格好をしている理由も分かって、この2人は出会うべくして出会ったのだと思いました。

ナギと出会って心身共に安定していくキョウと、キョウと一緒に過ごすうちに表情が豊かになっていくナギに胸が熱くなっていました。

また、ナギの父親と弟との確執はナギ視点の「路傍のDomは恋慕する」で弟ザマァな展開にスッキリしました。個人的には家とのハッキリした決別まで書いて欲しかったです。あの父親が悔しがってのたうち回る様子と、残された弟が小物だったと悔しがる場面が読みたかったです。www

キョウ視点の「高嶺のSubは擬態する」「初めてのクリスマス」までは、ナギがスパダリでキョウの便りになるDomだとしか思ってなかったです。
でもナギ視点の「路傍のDomは恋慕する」になってからはナギの家族と合わない苦しみから、高校での同級生の雲雀との出会いによって自ら変われたことを知って、これもまたキョウと出会う未来へ繋がる運命だと思いました。

とにかくキョウの父親と兄のキャラが迫力で魅力的でした。ナギとの関係を喜んで家族に迎え入れる様子に感動でした。

また書き下ろしの「職場訪問」でキョウが見たナギの実力が素晴らしくて、読んでてワクワクしました。キョウを歓迎するナギの職場の面々も凄くユニークでした。

読み終わってからナギのキョウの母親との面会話や先に書いたナギの父親が悔しがる話とか、ナギの弟が自信喪失した話とか読んでみたいと思いました。
続編希望です!

10

面白い!


Dom/Sub初心者の方にもおすすめできます!
Subのキョウは可愛いしかっこいいし心の強い子です。(ナギに餌付けされてます)
DomのナギはしっかりDomですがキョウの為ならなりふり構わない溺愛ぶりを発揮します!
(料理が得意)
書籍の書き下ろし《職場訪問》は、
お仕事中の本領発揮するナギがみれますよ!
円陣先生の挿絵も素晴らしいので是非!

6

電子待ってました!!

電子書籍になるのを待ってました!
即購入・即読了。

こちらの本は、

「高嶺のSubは擬態する」
「初めてのクリスマス」
「路傍のDomは恋慕する」
「職場訪問」(書き下ろし)

の4つに分かれているのですが
「路傍のDomは恋慕する」までが本編で間違いないです。
このお話だけ攻めのDom視点なんですが、
私の好きなやつでした・・・もっと攻め視点が読みたい。

挿絵も世界観とあってて素晴らしかったです!
しかもたくさん有って目が幸せになりました・・・!

あと書き下ろしに出てくる獅鷹がどストライクだったので
彼の番外編がほしいです。よろしくお願いします。

5

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