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表題作もし恋でなかったとしても

三枝祐司
水城公一 

あらすじ

友人への片想いが終わった夏、行きずりの男を誘った水城。
祐司と名乗る男は水城の望みどおり、激しく抱く一方、一夜限りのはずの水城に不思議な優しさを見せる。
それに流されることを恐れた水城は逃げるようにその場を立ち去った。
だが冬のある日、水城の前に再び祐司が現れた。
彼は水城を心配する友人の前で恋人を演じる代わりに、もう一度水城を抱きたいと言い・・・・・・。

作品情報

作品名
もし恋でなかったとしても
著者
ふゆの仁子 
イラスト
あさとえいり 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861341656
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

果たしてどちらにガンバレ!と言うべきか

しょっぱなから失恋です!
切ないです。
失恋経験のある人ならだれでも共感できると思います。

ただし主人公(受)の場合、「相手に気持ちがないと知りつつもそれでもいいからと拝み倒して数年間付き合っていた相手」なので特殊。
いつかは自分を見てくれると夢見ていた心中が思いやられます。

失恋し、自棄酒に走る水城。そんな彼に声をかけてきた男、祐司。
失恋した水城のお話だけど、祐司の恋のお話ともいえます。

実はこの話「大人になるための条件」の関連作でカプ変えの続編になります。
ちなみに失恋した原因は、前作のカップルにアリ(笑)
そして当作品においては重要なあて馬というか・・・
私は前作よりこっちのほうが気になってしまい読まずにトライしましたが、問題なし。
おそらくあらすじだけなら前作の内容把握ほぼOK。

失恋の痛手がでか過ぎて水城の言動はネガティブ思考。
彼にアプローチをしかける祐司にはわりと早いうちから思惑が読者に見えるのですが、本人はそれどころになれず。
でも長年想い続けた失恋なのでこんなもんかなと。
それでもめげず押せ押せの祐司には、「主導権はオレ様に見えて実は忠実なワンコ」なところが好感度大。
最終的に担当さんにヘタレと思われ敬遠されてしまったそうですがw

水城が失恋を克服するまでが大変なのですが、意外にも最後は男前だったので私としては満足です。
三段階なので萌え度ってフリ幅あると思いますがその中では三つ★あげたい内容でした!






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