電子限定おまけ付き
自分らしく生きる人
表紙の透明感が美しく印象的です。
この2人、どんなに切なく繊細な恋愛をするんだろうと期待してしまいます。
表紙に反して元気の出る作品でした。
琴吹の、自分のしたいことをしている姿に尊敬します。周くんも言ってたけど自分に素直に生きれる人って、なかなか居ないですよ。
周くんが琴吹に惚れるの、わかるなぁ。
琴吹は心が女性な訳ではないけど、恋愛対象が不明だったようですね。多様なジェンダーを表現しているようで、琴吹の存在がとても際立っていて良かったです。
お互いがネコ同士だった時のこれからの不安や、ゲイの為に嫌なことを言われた心の傷。
いくつものジェンダーの課題が取り上げられているなと思いました。
琴吹の素直さが社会人となっても、失わなければいいなと思います。琴吹はジェンダーに悩みを持つ人のための会社に勤めたらいいと思うな。
ほんわかする話
1話試し読みをして展開が早いなとは思いながらも気になって購入。
あとがきにマスク特集の読み切りで描いた作品と書いてあって、1話目のスピード感に納得でした！
相思相愛でひたすら甘々いちゃいちゃな様子が堪能できる微笑ましいカップルでした。
最後に心ごと愛してという先生が賞をとったデビュー作品もありました。
よくある話なのに、すごくよかったです。
並榎雫先生のキャラデザインというか絵が、トラウマがある設定が似合うなと思って、２作品とも過去に傷ついた経験があるキャラがいて教えて、きみのぜんぶ。を読んだ時はそこまで思いませんでしたが、心ごと愛してを読んでこの絵だから良さが際立つんだなと感じて感動しました！
両想いになってからえっちする時に、志野が顔を見られたくなくて手で隠していて笠間が手をどかした時の志野の表情がすごくよかったです！！！！！
あれだけ気を張ってツンツンしていたのに！かわいい表情がみれてこっちまで幸せ！笑
2作ともトラウマがスッキリ解消されてのハッピーエンドなのがよかったです！
ひたすら甘イチャ見たい時におすすめ！
過去の出来事からマスクを外せなくなったゲイ×メイクとか可愛いものが好きなジェンダーレス男子の表題作。
両想いになるまでもなってからもちょいちょい色んなことが起こるけど、どれも2人のいちゃラブのスパイスになる程度で基本的にずっと平和で甘くて可愛い！！
とにかくお互い溺愛してるのがわかるので安心して可愛い2人に浸れる〜そして2人とも見目麗しい…
短編の心ごと愛してのストーリーが個人的にはすごく好みだった…両片想い(すれ違い重め)が好きで心臓ギュッとなる系が好きなので中々にヒット！！
短編だけど起承転結しっかりしてて満足度高めでした！
表紙からのイメージとは違った
並榎雫先生の作品は電子で「ずっときっと」「ずっときっと2 ずっときみと」は読んだことがあるので、紙で購入するのは初めてになります。
あらすじにあった「キュート系大学生の琴吹」の意味を、読んで初めて知って驚愕しました。そういう意味のキュートなのねと…。
全篇を通して思ったのはマスクをしている周よりメイク顔の琴吹を描くのが大変だろうと思ってしまいました。
コンセプトは良いしキャラもとても魅力的なんですが、琴吹の顔に違和感を感じてしまいストーリーに集中出来ませんでした。
メイク男子が嫌な訳ではないんです。他の作家さまの作品のメイク男子を見たことがあるので、描き切る力がないように感じてしまったんです。
メイク顔が汚く思ってしまったのが原因です。
表情豊かな琴吹の魅力が半減されてて勿体ないです。
対して周はとても魅力的に描かれていました。彼がマスクを着用するに至ったキッカケとかとても切なかったです。
でも琴吹のバリネコ師匠繋がりで、その相手が登場したのはちょっとご都合主義かなと…。
周が琴吹に惹かれた理由はとても納得出来たし、琴吹が周を意識し出したキッカケも自然でした。琴吹の親友の女の子も良い味出していました。
カバー表紙のイラストとはかなりイメージが違ったので、作品の内容的にはもっとポップで楽しい感じでも良かったのではと思いました。
同時収録作の「心ごと愛して」は今より絵は拙いですが、お話はむしろこちらの方が好きでした。
見た目で決めつけてはいけない
美形でアイドルのようにきれいな琴吹と、人前で決してマスクを取らない周のお話です。
琴吹はコスメや流行が好きなので、時にはその見た目、言動をからかわれることもあるのですが、周は、琴吹のことを馬鹿にしないで受け入れます。
周は、気持ちが表情に出やすいので、気持ちを隠すためにマスクをしているのですが、そのマスクも琴吹の前では外すようになります。
かつて周にひどいことを言ってしまった弦哉は、周に謝る場面がありますが、社会、環境がどんどん変わっていることを実感する一場面でした。
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