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読み進めるほどにキャラの人柄に惹かれるBLでした。
なにより印象的でまず心を掴まれたのは1話、
突然現れた元リスナー亘くんの言動とその後の投げ銭でした。
いくら内海さんの投稿が個人情報ガバガバとはいえこれはネットストーカー…。
大丈夫?ドン引きされない?と思ったら、投げ銭分「一緒に遊ぼう」
内海さんも斜め上をいくとても優しい人で安心しました。
だんだん亘くんがどんな人か分かってくると、
余計にこの1話の奇行がいかに感情のこもったものだったか伝わってきてキュンとしました。
内海さんの一本筋が通っている感じもすごく良かったです。
真っすぐな言葉・伝えることを諦めない行動力、営業職というのがすごくしっくりきました。
そして二人ともふとした時にこぼれる表情がとても自然で魅力的でした。
正直これはエロなしかなと思っていたので、コミック描き下ろしであって少しびっくり。
でもエロエロという感じではなくとても二人らしくて、最後まで世界感に浸れました。
こちらがデビューコミックス。しのだ楚芭先生のこれからの作品も楽しみです。
元ゲーム配信者とリスナーと言う題材に惹かれて拝読。
結論から述べると、友達から恋(好き)に変わる描写がとても弱い。
蒔いていた種が実り交わった「男たちの友情物語」じゃダメなのかな?と思ってしまいました。
物語は伏線もあり回収も上手いので、良作なヒューマンドラマ。BLジャンルなのが勿体ない。
繰り返しになりますが、最後の告白〜濡れ場描写がなければ、現代流行りを取り入れた良い友情もの青年漫画。(告白も唐突感があり、運命と呼ぶには恋要素が薄めな印象。)
友情と恋の線引きって、本人達にしか分からないので難しいですね⋯。お話はとても好きだったので「萌2」にしました。
ニ◯動&ニ◯生全盛期の世代には刺さるだろう作品でした。投げ銭あったかどうか記憶にないけど。今の配信者のメインステージはYouTu◯eなのかな?昔を懐かしむ世代におススメしたい作品ではあるけれど、若い人が読んでも新たなことに挑戦する美徳を見出せて良い気がします。投げ銭を一緒に使おうっていう設定もいい。デビュー作ながら良質で絵柄も大変好きなので、次作も買いたいな。
惜しむらくは恋愛になることがとっても唐突に感じたとこ。亘が内海を好きというのは、あくまでも人として好きととるのが普通なのでは…内海さん急に恋とか言い出したからびっくりして、亘くんも当然のごとく受け入れたから二重にびっくりした。2人がわかり合ってればいいけどね。
総評、人間ドラマとして見ればかなり好きなんだけど、BLとして見ると違和感がすごいという結論に。なんだかもったいない。
萌〜萌2(次作への期待という意味では萌2)
リアルで上手くいかないことがあってもネットでの繋がりに勇気づけられたり元気をもらえたり。そんなことがたくさんある今の世の中だからこそのお話だなという感じでした。
とはいえ実際にはふたりのようなことはなかなか起こらないとは思いますが、でもありえてしまいそう!というような設定が面白かったです。
大学時代はゲーム配信をしていたけれど、仕事をし始めてからはすっかりそれもしなくなっていた内海。そんな彼の元に突然現れた元リスナーの亘はその登場のシーンからわりと謎が多めでしたが、内海とのやり取りの中に彼の素の部分が見えてくるようになるとその印象はだいぶ変わっていきました。
脆く感じがちなネット上の繋がりでも心を通わせることはできるし、それによって生き方まで変えることができるのだなとふたりのやり取りを見てしみじみ思いました。
恋愛への発展はなかなか難しそうに見えたけれど。共有できる過去があれば気持ちは変化しやすかっただろうし、なんだかふたりとも幸せそうだったので素敵な出会いになって本当に良かったなと思いました。
デビューコミックスだそうです。一見無個性のようで実は味のある流行りの絵だとは思いますが、ちょっと何度か横顔のバランスの悪さが気になったりしました。
個人的には青春時代にネットもゲーム配信も無かったので、共感出来たり萌えたりするシュチュエーションは無かったです。
でも配信ものBLは好きなので、単に好みじゃなかったのだと思います。
それよりも内海の前に亘がどうして現れたのか気になってました。亘の職業は予想通りでしたね。内海の配信で亘が学生時代を救われたエピは凄く良かったです。
でも、肝心の目の前に現れた理由は弱かったかなと思いました。内海と交流を持ったことが、その後の亘を変えた点は凄く良かったです。
だからこそなんですがこの2人がお互いに意識して、恋人同士になったのに凄く違和感を感じました。別にBLでなくてもと思ってしまったんです。最後までどちらが攻になるのかも想像付かなかったので、むしろこの作品にはエッチは無くて良いです。
もっとこう、この2人でなきゃ萌えないってお話が読みたかったです。もうちょっと萌を追求して欲しいと思いました。