電子限定2Pかきおろし漫画付
お人好しな平凡会社員×愛を知らない孤独な男娼のモラトリアム
作家さん買いです( ◜֊◝)
今回も画力が凄まじくアクアリウム店内や
受けくんの表情などどれも神がかってます!!
受けくんが自分のことをラムネの瓶に入った
熱帯魚に連想する描写があるのですが
創造性とイラスト力が圧巻すぎてあっぱれです( ᵕ_ᵕ̩̩ )
そして受けくんのどんどん新しい事を吸収していき
楽しそうにしている表情が儚さもあり、
尊さもありなんとも言えない気持ちになります…!
何も知らない受けくんの事を包み込む
攻めくんも男気ありますし受けくんに対する
愛も伝わってきて多幸感のある作品だと思います!
是非多くの方に読んで頂きLuria先生の魅力を
知ってもらいこの作品を堪能して貰いたいです♪
Luria先生の你好マンション605が面白かったので、こちらの作品も購入してみたらめちゃくちゃよかったです!!
情報量が少ない状態で読んだほうが楽しめるかなと思いました!
1話試し読みして自分好みの作品だと思って読んでみたら、内容が深く設定が細かく重めな設定のはずなのに重く感じない読み応え抜群な作品で感動しました!!!!
BLを読んだというよりは、2人が出会ったことによって人生が大きく変わる映画をみた感覚でした。
絵が綺麗で、体のラインや肉付きが素晴らしかったです!
ホワイト(受)のロングヘアからのショートのイメチェンもどちらも似合っていて両方みれてよかったです。
前作の「你好マンション605」を読んでLuria先生の絵柄の美しさと細かい表現力のファンになりました。
前作の中華風の真っ赤なイメージとは異なり、今回は西洋風の白と青の水のイメージ。
どちらの作品も受けが身体を売ることに抵抗がなくて、攻めが恋愛の好きかハッキリできない拗らせ系。Luria先生の描くキャラはみんな受けも攻めもどっちも可愛いんですよね!
絵柄が美しくて神秘的に描かれているので、どっぷりと物語の世界に入り込めます。
タイトルはとても分かりやすく物語を語っています。
受けのオペックホワイトの名前は、「不透明な白」で熱帯魚ならアルビノっぽいから、キャラの見た目そのもののですね。そして、ピュア。外の世界を知らないから男娼であるけど無垢なところもあります。
攻めの名前の乾は、ズバリ「乾かす」名前。そして「天」であり「男」である意味もあります。外の世界ではよくいる一般的な考えの真面目なノンケの男です。
アクアリウムにいる寂しい熱帯魚が唯一の男に出会った物語なのかなぁと勝手に名前から思いました。
よくBLに出てくるテーマだとは思いますが、「普通」って自分がどこにいるか、自分がどう見えるのかで違うんですよね。この作品でも「普通」とはと考えさせられます。アクアリウムの中と外の「普通」とは、自分の世界の狭さは、と訴えてきます。
ホワイトが初めて行った夏祭りで取り出してもらったラムネのビー玉。世界が反対になっているのもその象徴だと思います。
出してみないとわからない世界と美しさに初めて触れるホワイトは、幼い子どものようです。
また、海で鳥と一緒に飛ぶホワイトの見開きのページは美しく、いつか今いる世界から飛び出して逃げてしまうかもと思わせて象徴的です。
こんな子どものようで美しいホワイトに惚れないわけないですよね!
ふたりの世界は「普通」なら交わらない世界だから、互いの人生を変えてしまうことに躊躇します。
お互いに想い合っている故のすれ違いです。
ふたりとも幼い頃に親の愛情を知らずに過ごしますが、乾はお祖母さん、ホワイトはパパから愛されて守られてきました。だから各々が考えるお祖母さんやパパの期待通りに生きたいと思い込んでいます。きっとお祖母さんもパパも乾やホワイトが幸せになることだけを願っているんだろうけど。
だからふたりが考え出した答えにとても嬉しくなりました。
後は幸せになるだけ… というところで最後に事件が。
でもその事件があったからこそ、いい物語の終わりで、ふたりやアクアリウムにいた人たちのこれからの人生のはじまりになります。みんなの世界がひとつの水槽になります。
素敵な終わり方だなぁと思いました。
ぜひこの後のみんなの人生を読ませてもらいたい!とも思いました。
電子の単話でも読んでいましたが、改めて本になって読んでみると、本当に絵の見せ方が上手いなぁ、と感じました。何度も見た途端に、うわ〜と、見惚れる絵が出てきました。
特にラムネの瓶から取り出したビー玉から覗いた世界は美しいって表現は、これから、娼館を出たホワイト君でも美しく輝けるって比喩になって、読んでてエモい!ってなりました。
そして、人物像もしっかり描かれており、育った環境で考え方が違う二人ながらも、今までの自分とは違う考え方に触れると、、戸惑いながらも、新鮮に互いを感じる様子がキラキラ眩しかったです。
受けのホワイト君は真剣に恋をしたのは初めての経験だったので、攻めの乾さんを好きになってからの行動がほんとに可愛らしいし、愛しいキャラクターでした。そして、詳しくは書きませんが、乾さんもほんと、男らしい所を見せてくれました。
サブキャラクターの娼館のオーナーであるパパさんや、ナンバーワンを争うメラノ君も、最初は嫌な感じだったのに、読み終わると、みんな好きなキャラクターになってて、Luria先生のキャラクター愛を感じられる締めくくりでした。
絵が綺麗で、性を醸し出しす表情は勿論、照れた表情にもとんでもないエロさが滲み出てる。
ストーリーも設定もキャラの関係性も好みで、ツボにハマった。
ほぼ全て大好きシーンだけど、特に好きだったのが、メラノが「お前が気に入ってたリーマン、しょげてたところを引っ掛けて、慰めてあげるって一発ヤったけど、なかなかよかったぜ」ってホワイトを煽るシーン。
直後のホワイトの爆発が良い。
アクアリウムの結末からの展開とオチには「うわー! よかったー!」って心から安心した。
推し作家です。