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  • 僕のやさしいお兄さん(1)

僕のやさしいお兄さん(1)

boku no yasashii oniisan

我的温柔大哥

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表題作僕のやさしいお兄さん(1)

義理の兄・葛飾鉄平(別名二丁目の王子・24歳)
義理の弟・柏原聖(高校生・15歳)

その他の収録作品

  • 僕のやさしいおじいさん

あらすじ

柏原聖は、二丁目デビューした夜、はじめて本当の恋を知った。
お相手は‘千人斬り’と名高い二丁目の王子。
でもキスをされた直後の彼がシャワーに入っている間に、
父危篤の連絡が入り、聖はホテルを泣く泣く去った。
ところが数日後、大人達の事情で同居することになった
義理の兄・鉄平が王子と同一人物だったのだ---

作品情報

作品名
僕のやさしいお兄さん(1)
著者
今市子 
作画
今市子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
僕のやさしいお兄さん
発売日
ISBN
9784832284784
3.8

(39)

(16)

萌々

(8)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
148
評価数
39
平均
3.8 / 5
神率
41%

レビュー投稿数10

行きつ戻りつ考えながらが面白い

今さんは一般の方でずっとファンでした。
ただ、BLの方はまったく読んだことなかったんです。
少し前に答姐で親切に今さんのBLについて教えて頂いていて、やっと購入できました。

聖は二丁目デビューと同日に、離婚して3歳から別に暮らしていた父親を亡くします。
ただ、彼は15歳なんですよ。
まったく見えませんけどね。
そんなセンセーショナル?なことが起きましたが、なにせ別れたのは3歳。
そこで父親との思い出はストップしているわけで、お葬式でもちっとも涙の波がやってこない。
誰か泣いてくれ、つられ泣きできるからとか考えています。
リアル(苦笑
そしてオジジ達に育てられた感満載の着メロ『海ゆかば(軍歌)』や、自衛隊員になる夢(盛ったけど)など笑っちゃって。
やー、序盤から笑わせて頂きまして、一巻しか買わなかったのをひたすら後悔ですー。

多分きっと今後攻めになるのだろうというのは、聖の母親の息子、鉄平24歳(ああ、美味しい年の差)。
と言っても母親が再婚した相手の連れ子なので、血の繋がりはありませんよ。
なんだか鉄平との間はジレジレジリジリになりそうです。
確かに話の時間軸が行ったり来たりしますが、今さんにしては柄物着せたりしていつのことかわかるようにしてくれているなと思いました。
ただ!もう一人の義理の兄、彰人がウザい!
『3歳から7歳までの間に父親がいなかったのはおまえらのせいだ』とか、お前いくつだ、幼児か!?大学二年だろ!!とわたしだったら蹴りの一発も入れてますよ。
くはー、この彰人が本当に嫌で嫌で仕方ないですが、先が気になるので早々に続きを注文しました!

2

過去の私が恨めしい。

は?
なにこれなにこれ。
すごく面白い。

崎谷はるひ先生の「花がふってくる」を読んですごく今一子先生の絵に惚れてしまい購入したのですが、
私ですね、これをはじめて読んだとき物凄く眠かったんです。
でも買ったその日にどうしても読みたくって眠いまま読んだのですが、この作品結構登場人物が多いし話もしっかりしててぜんっぜん頭に入ってこなかったんです(笑)
そのせいで「なにこれ全然おもろなかった。。。」と思ってその一回だけ読んで以来読んでいなかったんですが久しぶりに頭がスッキリしてるときに読んだらなんですかこれは。
めっちゃくちゃ面白い。
キャラクター一人一人が全員面白くって可愛いんですよ。。。!!!!
しかもただただかわいいだけじゃなくそれぞれがしっかりと考えて悩んだりしているところが読んでいてわくわくするようなそわそわするような。。。すごく続きを読みたくなるんですよね。
そしてなんといっても絵がうまい!!!
この画力だからこそより一層キャラクターがより生き生きとかわいくかっこよく見えるんだろうなという感じです。

ストーリーというか設定もしっかりしていてとても読みごたえのあるいい作品でした。

4

不思議な魅力で惹き込まれた

義兄弟!複雑な家庭環境!男夫婦と間違われるおじいちゃんズ

どれもが好みの設定で、色々ごちゃつき感はありますが、そこが良かったです。

主人公:聖くんはあま印象が残ってないな…。他のキャラが強烈過ぎて若干埋もれてしまってるように感じました。

母違いの兄:彰人の傍若無人ぷりや、アキニンと呼ばれ五股六股かけるヘタレナンパ野郎ぷりには初めイラっときましたが、だんだん可愛くみえてくるから不思議。

実母の再婚相手の連れ子:鉄平は、物腰柔らかで穏やかだけどゲイだということを身内に隠している。こちらも彰人とは違うタイプのヘタレだと感じた。千人切りの王子と異名を持ちながらも、主人公への秘めた想いが所々に出ててなんとも切ない。

主人公:聖のことをずっと好きで何度玉砕しても当たり続ける後輩:久松くんの健気で好感がもてる。

一巻最後は、鉄平と聖の今後の展開がすごく気になるシールですぐにでも読みたくなりました。

2

今市子さんのストーリー

最近、漫画家さんのなかで、私的注目度ナンバーワンの今市子さんです。
旧作品をちまちま全部揃えるぞー!と、張り切ってます。
今市子さんの、コミカルであたたかくて切ないストーリーが大好きです。
ぶっちゃけ絵はあまり好きじゃないんですけどw

なんの因果か、同じ家で暮らすことになった、三人の義理の兄弟の話です。
この三兄弟の相関関係がめちゃくちゃ複雑(節操なく結婚離婚を繰り返した親やたちのせいだw)で、説明しきれません。
ラブ色やエロ色は薄いんだけど、その代わり、登場人物それぞれのハートがたくさん詰まっている。
変化していく家族への気持ち、明らかになっていく過去の事情etc、それを通して、今までの自分やこれからの自分を、それぞれに見つめ直していくのだ。

この作品は、相関関係が複雑すぎるのが欠点かな。
頭こんがらがりますw

4

今作品にしてはBLぽい

今市子さんの作品大好きなんですが、どうにもレビュしにくい。
一応BLとはなっているものの、その多くはホームドラマコメディだったり怪奇ものだったり、BLというよりはゲイに近いものだったり。
作品の中に登場する人物に同性愛者がいるといった、、感じでコメントしがたいのです。
(それはどれも大変面白くてそれはそれでとてもイイのですが)
そんな中、これは主人公がゲイに目覚めた15歳少年、恋した相手が”千人斬り”と言われる二丁目の王子様。
今市子作品の特徴の「家族」というものが沢山ウエイトを占めながらも、あっち向き、こっち向きしながらも、一応BL路線を行っているのでは?と多少は思う。

聖が恋した王子様は、血のつながりはないといえ義理の兄の鉄平だった!?
鉄平は家族にゲイであることを隠しているし、聖は15歳という未成年、色々道徳的に鉄平の頭を悩ませるのです。
聖を好きな、その道を教えた後輩の久松が、惚れた弱みで聖のおためしに使われてみたり、何ともかわいそうなアテ馬だが、何か久松には似合うww
また、いきなり押しかけてきて同居してしまう、やはり異母兄弟の彰人のオンナ好きもトラブルを振りまいて、
またまた、ホームコメディに突入してはいるものの、根底に鉄平と聖の葛藤がちゃんと流れているので、何となく安心して読めるのです。

とにかく、登場人物が多く、それぞれに主役になれそうなほど個性的なんで、しっちゃかめっちゃか感が先行しがちであるが、何度も読み返すと実に!味わい深く何度でもよみかえしちゃう本なのです♪
さて、久松が嫉妬して王子こと鉄平に迫り、鉄平は聖を脅すような、、、!?
2巻へ続きますww

4

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