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「守人」と「お嫁様」 決して解けない恋の呪縛 両片想いのこじらせ愛
ichizu na usagi no koimusubi
表紙のうさ耳姿の結以が印象的なこちらの作品ですが、単なる獣人と人間の恋ではなく、先祖返りだとか神様の遣いというようなとても細かい設定のあるお話でした。
隼人と結以は幼なじみでお互いに好き合っているけれどその気持ちを隠し続けている、という両片想いなふたり。この辺は幼なじみモノとしてはよくある展開ですが…
結以が先祖返りをして「お嫁様」となり、隼人をお嫁様と一生添い遂げる存在の「守人」に指名した後からはファンタジー色強めなお話となっていました。
大きくなるにつれて冷たくなっていった大好きな隼人。そんな彼を繋ぎ止めるため、お嫁様が何なのかよくわからないまま守人に指名してしまった結衣がすごく勝手な子に映ったのですが。
お互いの気持ちがわかってくると、不器用なふたりの両片想いを進展させるためには結以のその行動は必要なものだったのかもしれないなと感じたのでした。
そしてすれ違いを乗り越えて無事に結ばれてくれる結末に安心しました。
お嫁様には呪いがかけられていたり、それを中和させる方法がセックスだったり。トンデモ設定ではあるのだけどストーリー展開に無理がないのですごく練り込まれたお話なのが伝わってきたし、「長年温めていた漫画」と書いていた先生の強いこだわりも感じる作品でした。
他の動物のお嫁様たちもかなり登場していたし、カバー下のお話を読むかぎりスピンオフがありそうな予感。でもこちらのふたりのお話で結構お腹いっぱい感があったので、もし続編が出ても手が伸びないかもしれません…。
鳴坂リン先生の作品を読むのは久しぶりになります。良さは残したまま絵がソフトになったように感じました。
今回はあらすじと設定に惹かれて購入したんですが、両片思いは置いといてすれ違いがワザとらしくて鼻についてしまい、読んでて冷めてしまう自分がいました。
特に隼人が結以を拒む理由とか、手を出さない理由に純愛を通り越して腹が立ってました。
かなりのヘタレだし理解出来ませんでした。
しまいには結以が勝手に誤解して守人の契約を解約しようと暴走するくだりは、白けてしまってました。
本来なら中立にしたいところですが、蛇のお嫁様は候補のあの人じゃなくてあの子じゃないのかとか、青森の狂犬が凄く気になったので続編を期待して萌にしました。
今作のCPは申し訳ないですが好みじゃないです。