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表題作銀の鳥籠(下巻)

イーサン、実業家、大金持ち、28前後
安達彰吾、中学三年生の時に誘拐された子

あらすじ

「今まで私は欲しいものは何でも手に入れてきたし、それを自分のものにできさえすればそれでよかった。たとえそれが人であろうと物であろうと同じだ。ただ私の気に入るようにありさえすれば、それで満足だったはずなんだ……。
なのに、君に泣かれると胸が張り裂けそうに痛くて、どうしていいかわからなくなる……」

――物語は、新たな未来へと辿り着く……。

"その先"へと続く、紙書籍限定の書き下ろしエピローグ「海からの風」を収録!

作品情報

作品名
銀の鳥籠(下巻)
著者
更紗. (更紗) 
イラスト
斎賀時人 
媒体
小説
出版社
フリードゲート
レーベル
FG Mercury
発売日
ISBN
9784434310836
4.7

(8)

(7)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
38
評価数
8
平均
4.7 / 5
神率
87.5%

レビュー投稿数2

ラストは切ないけど、個人的には好き

アラブ系大金持ちイーサン×日本人美少年ショウ。

大金持ちに誘拐されて砂漠の豪邸に閉じ込められてしまった日本人の少年が、調教されて大勢の大人に奉仕を強いられるというお話。

攻めのイーサン側には受けのショウへの愛情・執着が生まれてるのですが、それまでやってきた事が最低過ぎワガママ過ぎて、個人的には最後まで好きになれませんでした。

受けのショウが良い子過ぎるんですよね。それでいて芯が強いから、攻めとぜんぜん釣り合ってないなあ。と思っちゃいました。

最後まで両思いにはならず2人の気持ちがすれ違ったまま離れ離れになる切ないラストですが、個人的には最高の締め括りだったと思いました。
真実の愛に目覚めたイーサンがショウを日本に返す。何度も読み返しました。

1

困った

どうにもこうにも行く末を知りたくて購入。困った。納得いく終わり方だったのですがあんなに大嫌いだった攻めにちょびっと絆されてしまって、困りました。けっちょんけちょんに貶してやるぞ!と思っていたのに、なんだか可哀想に思えてしまったお話、本編400Pほど+書き下ろし後日談28Pほど。しょうがない。萌にしよう。この巻の切なさだけで言ったら神クラスなんですけどねえ。

中巻で喧嘩っぽく疎遠になっていた二人。その状況を攻め視点で書いた部分から始まります。また、イーサンの嫁と子供と親族のお話が出てきて、いよいよイーサンが決断をして・・と続きます。

攻め受け以外に新しい登場人物は
イーサンの周りのくそったれ男ども、可愛い子供たち、ワジム(受けの世話係、ありがとう)、サブール(攻めの側近)ぐらい。

++頭を抱えてしまったところ

どうなるかなと思っていたのですが、せつなさまっしぐらコースだったんです。人間らしい感情が無かったんでないの?と思っていた攻めが、気付いてしまって、受けを大切に思うようになってしまったんです。

普通のお話だったら受けを溺愛するのが当然、何言ってるの、当たり前じゃないというところなのですが、この攻め、上巻中巻まで頭おかしかったので、受けに対する愛情を持ち始めたら無駄にイケメン金持ちだし、せつなさ前面に出してくるし、こっちの胸がきゅうきゅうするようになってしまったんです。

このくそボケ攻め、絶対逮捕してやる、刑務所ぶち込んでやると思ってたんですけどねえ・・・最後は、あああいっちゃうよ、、、彰吾、いいの・・・?などと一瞬考えてしまった。

上巻中巻の手ひどいところがあるので、絶対忘れない一冊なんですけど、誰にでもおススメできるかというと絶対そうではないので、評価に困ってしまうお話でした。続編もあるみたいだけど本になるのかしら・・イーサンのことは気になるんだよな・・ありきたりのお話は飽きたわ!という方に、何があっても下巻まで読むという条件付きで、おススメします。

4

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