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表題作お狐様に嫁ぎまして

統星
お狐様
青田稲穂
18歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

北斗町に昔からある風習。
何十年かに一度、人の子が「お役目」としてお狐様に嫁ぐこと。
モフモフ大好きな青年・稲穂は幼い頃からそのお役目に憧れていた。
晴れてお役目として嫁いだ相手は、統星(すばる)というかっこよくて優しいお狐様。
しかも統星は昔から稲穂のことを知っていて、ずっと結婚する日を待ち望んでいたと言う。
統星の人柄や一途な想いに稲穂も惹かれ、これから甘い新婚生活がスタート…そう思った矢先、統星に呪いがかかってしまって――!?
溺愛されると食べられちゃう!?スパダリお狐様×人間の、和風異世界ワケあり新婚生活。

作品情報

作品名
お狐様に嫁ぎまして
著者
ホームラン・拳 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381283
3.6

(15)

(3)

萌々

(6)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
52
評価数
15
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

美麗な攻め

ホームラン・拳先生だしケモ耳ということで楽しみにしていました。

似たような設定の漫画が溢れる中で、攻めの統星(すばる)の弟の扇に重要な役どころを持って来たところでお話に切なさと奥行きが出ていたと思いました。

流石はベテラン作家さまです。流行りに乗りつつも他作品とは一線を画してると思いました。

今作は統星と扇という美形兄弟の確執と、狐の嫁取りという何とも魅力的な題材が絡み合ってて、和風異世界での生活を楽しむ稲穂が前向きで魅力的な青年に描かれていました。
ファンタジー溢れる世界観に読んでてワクワクしました。

子どもの世話が好きで『使いの狐』になる為に研鑽する幼い狐たちに指導して教育する統星と、天狐になる為の修行をしている扇は兄弟だけども相容れない存在なんです。

稲穂の輿入れの直前に統星に呪いの術を掛けた扇、そして皆が尊敬して慕ってる統星がどうして自分を選んだのかと考え続ける稲穂、稲穂が幼い頃から見守り続けた統星の三者三様の思いが絡み合って、全てが明らかになって行く過程が凄く良いのです。

扇にかけられた呪いは恐ろしいものなのですが、呪いが発動した時の普段の統星の描写が可愛くてクスッとするんです。

兄弟を見守る大いなる存在の九曜と稲穂が接触した後、稲穂は決着を付ける為に扇の元を訪れるのですが、心を解放して吹っ切れたような扇にほっとしました。

扇もですが七夜も気になるので続編をお願い致します。

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弟君にも救済を!!

大好きな作家さんに大好きなファンタジーだったので、楽しみにしていた新刊です。題名通り村の風習で、お狐様に嫁いだ青年のお話でした。

子供の頃からお狐様に恋焦がれて、お狐様の方も青年に惹かれていたので、2人の間に悲壮感は全くありません。初夜すらも待ち焦がれていたのですが、そんな2人に立ちはだかった壁が、お狐様の弟の存在だったのです。

その理由は薄々分かるのですが、モフモフ好きとしてはどちらか一方を選ぶのが切なかったですね。不器用な人でしたが、この弟も好きだったので…。

呪いのせいで青年がお狐様に襲われる場面もありましたが、始終甘々だったので安心して読めました。心残りは、やっと素直になれた弟だったので、是非ともスピンオフで救済してあげてほしいですね。

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