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表題作狼、人を抱く。

日月桜紫狼
医師,獣人
吉浦雪彦
スーパー惣菜店員,声が出ない

あらすじ

人間と獣人が共存する世界。
昔、獣人は人間に奴隷として扱われていた歴史があり、現在もその容姿から獣人に対しての偏見は未だに残っていた。
人間に差別される孤独な獣人医師桜紫郎はスーパーで出逢った声の出ない優しい少年ユキに一目惚れ。
彼は夢の中で彼を想い、朝起きると夢精してしまう程だった。
その後、医師だけには何故かユキの声が聞こえる事が分かり徐々に接近する二人だったが…

読者熱望の超ヒット獣人BL電子書籍の初めての紙コミックス化です!
獣人と少年の切なくすれ違う恋をお楽しみ下さい。

作品情報

作品名
狼、人を抱く。
著者
山形シン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784910582153
4.4

(57)

(40)

萌々

(9)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
253
評価数
57
平均
4.4 / 5
神率
70.2%

レビュー投稿数7

とにかくカワイイ!あったかいお話

めちゃくちゃ良かったー!!とにかく二人が可愛くって!繊細な心を持つ狼獣人の医師と、いつもニコニコな店員さんのお話。ストーリーも作画も最高でした!
獣人の桜紫狼は人型化できないという、人間のユキは聴唖というハンデを持っていて、ちょっと不思議な出会い方をします。ユキの声が桜紫狼にだけ届いたのは、運命の相手だからなのかな。
桜紫狼は表情が大きく変わらなくても、豊かな感情が伝わってきてすごいです。嬉しそうにほわほわしてるシーンとか、涙をこらえてふぐふぐしてるシーンとか、見てると堪らなくなります。
やらかした後、貢ぎ物で祀るかのような桜紫狼のお詫びが可愛い。通帳まで捧げる桜紫狼の必死さが良い!そして全てを受け入れるユキも素敵。
タイトルはもっとどうにか…と思っちゃいます。Hシーンは攻めが完全に狼の姿なので、注意喚起の意味もあるかもですが。こんなに可愛くて温かいお話に、エロ直結みたいなタイトルはもったいない気がします。
お気に入りはもくじページの二人。幸せそうに笑うカップルに、即購入決定でした(電子試し読みページで見れます)。

1

みんなに読んで欲しい!

初読み作家さまだしピアスシリーズなので、どエロい内容だったらどうしようと戦々恐々としながら読み始めたんです。

表紙から分かるように画力も申し分ない作家さまなんですが、このど迫力の狼獣人の桜紫狼(おうしろう)がすーーっごく可愛いんですよ!狼ですけど犬好きには堪らない可愛さだと思いました。

筋骨隆々で頭が良くて顔も凛々しくて、ユキが「カッコ良すぎる」と思わず思ってしまったことに激しく同意していました。
でもこの桜紫狼は幼い頃の獣人差別で心に傷を負っていて、かなりの小心者なんです。

誰かがコソコソ話していれば自分の悪口を言ってるのではと、勘違いして萎縮する情けなさを持っていました。そんな中屈託ない笑顔で接して来るユキに桜紫狼が惹かれてしまうのはしょうがないと思いました。

この2人のちょっとした日常のやり取りや初めてのデートが凄く初々しいんです。ちょっとした誤解やすれ違いにも凄く萌えました。
とにかくユキが前向きでとても良い子なんですよ。

当て馬とか登場せず2人が気持ちを通じ合わせるまでがじっくりと描いてあるのも良かったです。何でも1人で抱え込む桜紫狼を勤め先の院長はちゃんと見ててアドバイスしてくれてたし、ユキの職場の先輩も2人に理解があって素敵でした。

桜紫狼の獣人専用マンションのお風呂とかが凄く面白くて、これが獣人ものの醍醐味だよなと感心しながら読みました。
なんせユキにしか反応しない桜紫狼なので、凄いモノを持ってる割にはゆっくりゆっくりと関係が進むんです。

もうねユキが大好きであたふたする桜紫狼の可愛さに何度も悶絶しました。
これ勿体無いのでもっと続けて欲しいです。続編お願い致します!

3

これぞ獣人BL

さいっっっこうに面白かったです。
獣人要素がこれでもかと活かされていて、獣人と人の違いを感じながら読めました。獣人のお話を読んでいる!って実感できたので、これぞ獣人BLだなと思っています。

種族の違いを感じられる部分が良かったのはもちろんですが、2人の心のやりとりも癒されました。
攻めの身に沁みついていた人間への接し方が、受けに出会ったことにより柔らかく蕩けていくところが堪りません。
今までの経験がなかなかな抜けないためにすれ違ったりもしますが...
お互いが逃げずに会話をしてくれるので、辛くなることはありませんでした。

個人的な萌えシーンは、発情期後のひと時。
受けが横たわるベッドへ頭だけ乗せた攻めを、目を覚ました受けが撫でるシーン。
その喜び方と仕草が、あまりに獣人で可愛くて。お気に入りです。

獣人の毛並みを細やかに描かれているので、受けがもふっと感を楽しんでいる様子もこちらにしっかりと伝わってきました。

獣人要素をたっぷりと摂取することができ、獣人×人の恋物語を堪能することができました。
獣人好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。

3

かわいいカップル

 表紙はインパクトありますが、大きい狼の医師シローさんと心優しい聾唖の青年ユキくんのキュートなお話です。
 シローさんは人化しません。ユキくんの声は何故かシローさんだけには聞こえます。狼であるがゆえ差別されてきて、シローさんはユキくんに遠慮がちでした。
 ようやくお付き合いが始まったとたんシローさんに発情期がきて狼の本能が目覚めてしまって...。
 モフモフで体格の良いシローさんに包まれるユキくんが本当幸せそうで、大好きが溢れてます。
 狼なのに表情豊かで、画力のある作家さんだと思いました。

3

心が求める愛

完全獣人と人間の恋物語。

ヒト型になれない狼型獣人の桜紫狼は、医師。
子供の頃から獣人という事で差別され、医師として働いている今でも卑屈な思考回路から逃れられない…
そんな桜紫狼が行きつけのスーパーで偶然出会った、声を出すことの出来ないユキに惹かれ…
…という冒頭。
自分だけにユキの心の声が聞こえるという奇跡!
医師という世間的地位の高さ、知力、体力、全て優れている獣人なのに心の問題でヘタレの桜紫狼。
声も出せず、スーパーの裏方で惣菜を作っているユキ。
でも恋の進め方ではユキがいつでも陽キャ。
一歩踏み出せない桜紫狼を明るく優しく心の声で力付け、つたないけれどリードします。
ユキっていい子だなぁ。
恋を知った桜紫狼に強い発情期がきて何も言わずにユキを遠ざけるけれど、ここでもユキは健気に桜紫狼を受け入れます。
ただし。
ここでの桜紫狼の激しさはちょっと怖いかも。正に野性の本能で、小さくてかよわいユキの首にかぶりつくような描写。ユキが死んじゃうんじゃないかと思ったわ…
タイトルは「狼、人を抱く。」で確かにその通りなんだけど、心の側面では「狼の桜紫狼が人のユキに心で大きくいだかれた」ようなもの、なのかな。
表紙絵の構図もそんな感じですよね。
この2人に大きな大きな幸せがありますように。

4

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