コミック

  • 月夜の獣とシナモンロール

月夜の獣とシナモンロール

tsukiyo no kemono to cinnamon roll

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作月夜の獣とシナモンロール

ヨル,黒キツネの獣人
トウリ,カフェ経営,天涯孤独

その他の収録作品

  • どんな姿になっても(描き下ろし)
  • カバー下(あとがき・ラフ画)

あらすじ

おじいさんを亡くし、ひとりぼっちになったトウリの前に現れたのは、真っ黒な衣装に身を包んだ男・ヨル。
そんな彼は、人間とは違い「発情期」のある黒キツネの獣人でーー??
共に生活するようになったある日、トウリのニオイに発情したヨルは、興奮が抑えられなくなってしまう。
本能のまま襲ってしまいそうになる欲望を、ギリギリの理性で耐えるヨルに対して、トウリは「襲ってもいいです」と言いーー…?

作品情報

作品名
月夜の獣とシナモンロール
著者
ヤスエイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866536828
4.4

(12)

(6)

萌々

(5)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
53
評価数
12
平均
4.4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

人間になるということ

素朴で優しいペンタッチが魅力的な作家さんですよね。
北の大地を舞台にした獣人と人間が家族になる物語で、
作風に合ってて良かったです。

・・・ただ。悲しいかな
私にはその繊細さをキャッチ出来る能力がなかった。

黒キツネ獣人がカッコ良いし、
受けの境遇もめちゃ萌えるやつだし、
孤独な者同士が寄り添う話は滅法弱いのですが…;

素敵だなと思いつつサラサラっと読み終えました。
(あれ?おかしいぞ…?好きなの詰まってるのに)
(自分が一番「なんで?」って混乱してる)

そんなヤツの感想なのでサラッと。。。
解釈違いがあったらすみません!


受けは施設育ちで、
引き取ってくれた老夫婦も亡くなってしまい。
悲しみを押し殺して笑顔で頑張ろうとしてます。

そんな中フラッと現われた不思議な男性(攻め)。
多くのことは語らないし不明なことが多いけれど、
受けの悲しみの隙間をソッと埋めてくれてーーー。

老夫婦が遺してくれた店で一緒に働いて
攻めも受けの家で暮らすようになったのですが、
ある日攻めが豹変し襲いかかってきて…と展開します。


人間になりたいと願った黒キツネの想い。
受けが今度こそ家族になりたいと想う気持ち。

作中に登場する童話になぞらえて、
優しさがつまったおとぎ話のようなストーリーでした。
孤独な者が寄り添いあって温め合うのがホッとします。

表紙の攻めは野性味があり俺様系かな?と思ったら、
全ッ然!口数は少ないけれど有能で
元動物だったの?と思うほど人間的な気遣いが出来る。

明言されてないけど察する限り、
さりげない気遣いの裏にある時間を想像すると
人間に近づくため人間を知ることに努力したんだなぁと。
酷い目にもあったようだし並大抵の苦労じゃないハズ…。

そう考えると俺様なんてとんでもない!
とても魅力的な攻めだなーと思います。(カッコイイ!)

受けはいつもニコニコしているけれど、
時折滲ませる孤独の淋しさがキュっとしました。
普段は感じさせないのに少しだけ滲むのが良い。

ペンタッチもキャラデザも好きなんですが、
(受けの幼少期はモコモコの服とそばかすが可愛いの!)
身体が硬そうっていうの?押し倒すときとか、、、
擬音で見せてるだけで身体が硬いのが引っかかったかな。
細かいトコで物語に入り込めなかったのかもしれません。

マイナスな感想になっちゃいましたが
童話のような温かいストーリーが良かったです。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP