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表題作名前を呼んで

東馬啓介,25歳,フードサービス会社勤務
冬島蛍,23歳,フードサービス会社勤務

同時収録作品酔わなきゃ言えません(前 後編)

北川,フードサービス会社の管理栄養士
南本,26歳,フードサービス会社勤務

その他の収録作品

  • 「予行練習」描き下ろし

あらすじ

高校時代の先輩・東馬と、配属先で偶然再会した冬島蛍。ずっと憧れだった彼は、いまも人気者で頼れる上司だった。そんな東馬が自分の事を覚えているはずがないと、蛍は初対面のフリをしてしまうが、なぜか東馬からキスや、それ以上の強引なアプローチを受けて…!?



「そんなに、俺のこと好きか?」
「別に、先輩のことなんて嫌いです」

作品情報

作品名
名前を呼んで
著者
ヤスエイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
ISBN
9784866530376
3.7

(45)

(7)

萌々

(23)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
165
評価数
45
平均
3.7 / 5
神率
15.6%

レビュー投稿数7

まず表紙から可愛らしい

作者さんの作品をいくつか読んでいて、そのむずむずする可愛らしい空気感が好きなので、今回のも良かったです!
いつもよりエロは多め、でもエロさより可愛さのが強めです。

高校生の時の先輩だった東馬さんに職場で再開した冬島。嬉しい反面、初めましてと挨拶しちゃって…。
先輩はそんな冬島のことを構ってくれて…( ˊᵕˋ )
仕事もできてみんなから好かれる東馬さんと可愛さ全開頑張り屋さんの冬島。
もう終始可愛さが滲み出てて、にやにやしちゃいます。
先輩も冬島の可愛くて構ってるようなものだし、冬島の先輩への好意も丸見えなので、問題なくくっつきます♡
上司の南本さん、委託先の北川さんが出てくるものの、何にも問題なくチュンチュンしてる感じです(*´ `*)
その北川さんと南本さんの話もありです。とっつきにくい堅物南本さんに自由気ままな北川さんが迫っていきます。

1冊通して大きな問題もなく、ふわふわあまあまな可愛らしい感じです♪
物足りないと思ってしまう人もいるかもしれませんが、作者さん買いの私は満足です( ¨̮ )

電子同時配信なのも嬉しく、修正も元々あんまり関係ないのか、気にならず読めました!
前作の「中町珈琲店」がエロなしのほっこりだったので、今回のはエロ多っと思ってしまいました〜。
作者さんの優しくてほっこりな作風に癒されるし、にやにやしちゃう可愛さが好きです(*´ `*)

5

男のはじめてはかわいい♪

医療系の給食サービス会社を舞台にした2カップルのお仕事BLです。
表題作は上司×部下、同時収録は部下×上司で、受けのタイプは真逆だけど、どちらも経験少ない(きっとチェリー)感じがかわいいです♪

●「名前を呼んで」
新人リーマン・蛍(ほたる)の教育係になったのは高校の先輩の東馬。
自分の名前が好きじゃなかった蛍に、「いい名前だ」と言ってくれたのが東馬。
憧れていた東馬に再会できて嬉しかったのに、蛍は東馬が覚えてないと思って初対面のフリをしてしまう。

東馬は仕事ができて、トラブルがあっても怒るのではなく、なぜそれが必要かを話して、今後のことも提案してくれる、めちゃくちゃ頼りになる男で、まさに理想の上司!
とーぜん、東馬を頼る人は多くて、蛍は嫉妬してしまう。

蛍は仕事に一生懸命ないい子で、あたたかく見守ってあげたくなる。
東馬もそんな蛍の良さを高校の時から気付いていて…

男らしい東馬が積極的に、かわいい蛍をかまっていくんですが、慌てる蛍がかわいくて、恋人になっても”憧れの先輩”のまま恥じらってるのが本当にかわいいんです!

●「酔わなきゃ言えません」
給食サービスの現場で働く北川と、東馬と同期の南本。
南本も仕事はできるのだけど、本質をストレートに突いてしまうから、部下には怖がれがち。
でも、見るべきところを見てるからトラブル回避できるし、一緒に仕事をしていくうちに良さがだんだんわかってくるタイプだと思う。

クールな南本だけど、実は後輩に怖がられているのを気にしていて、北川にグチってしまう。翌朝、北川の部屋で目覚めると、北川から「付き合うことになったから」と…

北川は自称”守備範囲が広い”男で、渋る南本をどんどん自分のペースに巻き込んでいく。
南本は迷惑なはずなのに、北川の存在がだんだん大きくなっていって…

北川は人懐こくてチャラくも見えるけど、その仕事を選んだ理由とか意外と真面目なところがあって、クールな南本は翻弄されて慌てちゃうのがかわいくて、すごくお似合いの二人!

ヤスエイ先生の作品は2作しか読んだことありませんが、登場人物たちはやさしく、展開が丁寧で、ほんわかあたたかい気持ちにしてくれる作風って印象を受けました。
心がすさんだときに読むと癒されてよさそうです。
本作は”はじめてな”受けのかわいさに癒されました♪

4

ayaayac

leeとsoupさま

こんばんは☆
表紙かわいいですよねー!ホンワカしたストーリーにピッタリ♪
ヤスエイ作品、ほかに「中町珈琲店~」しか読んだことがないんですが
エロより二人の間の気持ちとかを重視する作家さんなのかなって印象です。
でも本作はウブ受けぶりがかわいくて満足度高いです^^

表紙の感じそのままです

初読みの作家さんでしたが表紙の通り、可愛らしい作品でした。
特に表題作の受けの子、蛍ちゃんが可愛らしいんです!表紙からもわかるように朴訥な感じで、ふわふわした頑張り屋さん。美男美男も好きですが、こういう透明感のあるふんわりした普通っぽい子も良いですねぇ。
高校のときの先輩と社会人になってから再会するお話ですがお互いにその頃から気になっていたと言うのも大好物です。

後半は彼らの同僚のお話で、これまた違うタイプのカップルです。明るくて人懐っこい北川と怖がられやすい南本。最初のお話の二人が最初っからくっつきそうな甘い感じなのに対して、こちらは意外なカップルです。そもそも、二人とも表題作の受けの蛍ちゃんのことが好きなのかなと思ってたくらいなので、この二人がくっつくとはねぇ。でも、ツンケンしていた南本がだんだん意識し出して、振り回されていくのを見るのは面白かったし、うるさい!と言うセリフをこんなに可愛く言えちゃう人って、そうそういないなーとニヤニヤしてしまいました。

2

大人たちの可愛い恋

表紙のイメージ通り、淡い色の水彩絵の具をふわっとにじませたようなとっても可愛らしい1冊でした。
病院や福祉施設に食事を提供する給食の委託業務を取り扱うフードサービス会社で働く大人たちのお話です。
これまたなかなか見かけないお仕事設定なのではないでしょうか?

表題作「名前を呼んで」
高校時代の先輩後輩の再会ものでした。
学生時代、自分の名前にコンプレックスを持っていた蛍の名前をいい名前だと褒めてくれた憧れの先輩・東馬。
そんな憧れの先輩と就職先が同じ会社になり、なんと自分の教育係に。
まさか自分の事なんて覚えているはずがないと思い込み「初めまして」と言ってしまい、その結果、東馬からも思いっきり初対面の対応をされショックを受ける蛍。
その後、真面目に業務をこなせば褒められ、お昼を一緒にどうかと誘われ、どうして人気者の先輩がこんなにも自分に構ってくれるんだろう?と疑問を持ち…と続きます。

初読み作家さまだったのですが、そこまで多くないはずのページ数の中で、自然と恋愛関係になる2人の描写が本当にお上手だなと思いました。
仕事を一生懸命頑張る蛍がもう、応援したくなっちゃうような子でですね。
ころころ変わる表情に可愛さがあふれ出ています。
先輩の東馬も人当たりが良く、仕事も出来て後輩の面倒見も良い…と、かなり好印象な人物です。
こんな先輩、好きにならないはずがない。
実は…な事もあって恋人になるまでが早いので、初心な蛍の可愛さと、そんな蛍をひたすら愛でる東馬の甘々な様子をじっくり楽しめます!
蛍を見に行くシーンが見開きページが印象的でした。

同時収録作品「酔わなきゃ言えません」
表題作に登場し、もしかして蛍に対して恋愛感情あるのか?と思わせておいて、ただの後輩愛だったという南本がメインのお話です。
表題作では北川に苦手意識すら持たれていたので、このカップリングは本当に意外でした。
酔うと本音と可愛さがぼろぼろ出て来る南本にグッと来て、お試しでも良いから付き合ってほしいと持ち掛ける北川。
わんこかと思いきや、ちょっと肉食っぽい一面もあるのが良いです。
自分とは真逆のタイプの陽気な北川にぐいぐい引っ張られ、甘やかされ、そしてほだされ、何でもない日が特別になることを知っていく南本がすごく可愛い…
「本契約を結ばせてくれ」には、真面目な南本らしいなあと笑ってしまいました(笑)

はじめてばかりの初心な受け2人に終始ムズムズする可愛らしいお話でした。
大きな事件や酷いことも起こらないので、甘いカップル2組の恋の行方をあたたかく見守れます。
癒されたい方におすすめの1冊です。

1

えろす成分多め、食べ物少なめ

この作品を購入したのを機に過去作品を全部読み直してきました。
ヤスエイさんの大ファンというわけではなく、ただただ食べ物BLを買い求めていたら全部揃っていたという状態だったので、食べ物の気配を感じないこちらの購入はずいぶん悩みました。
でもフードサービスの会社が舞台だったとは。さすがヤスエイさん、食べ物絡めてきますね!

先輩後輩の再会ものです。
高校時代に憧れていた先輩は、それまで揶揄われるネタでしかなかった名前を褒めてくれたひとだった。
数年後、就職した蛍の研修担当として紹介されたのは…。

憧れていた先輩との再会。忘れられていると確信して先手を打った「初めまして」の挨拶が胸きゅんへのプレリュードになるとは。自分で言った「初めまして」への返事にかすかに傷つく蛍の表情がいいです。
毎度のことながら今回も気付けば蛍が可愛い。3話目の表紙の蛍は可愛くてたまりません。読み始めのフラットな状態から知らないうちに可愛いと感じさせるヤスエイマジック、本当にすごいなと思います。そして東馬もカッコよく見えてきている。一見しただけで「かわいい!」「かっこいい!」と思わせる作画ではないのに人物描写とストーリー展開でそう思わせる技には毎回感動します。

それにしても今回はえろす度数が一気に上がっていてびっくりしました。
今までは1冊に1回、もしくは0回(橙のレシピを除く)だったのが、1話に1回という。
じっくり読みたい派としては、そこにページ数を持っていかれてしまったのが残念でした。
可愛い話ですけど、可愛いだけで終わってしまった…。

そのせいか、表題作よりも同時収録の方がおもしろく感じました。
蛍たちと同じ会社の南本と委託給食会社に努める北川の話です。
見た目が怖い、言葉がきついと言われて周囲から距離を置かれることが多かった南本が、明るく前向きな距離なしくんの北川のペースに飲まれていくのですが、ぐいぐい来ていた北川が引いた瞬間の南本の必死さが可愛いかったです。

順番に過去作品から読んできて到達した最新作でしたが、読み応えという点では物足りませんでした。食べ物の出番が少なかったせいではないはず。何というか、ヤスエイさんならでは!という話ではなかったせいかな。えろす成分のせいかな。
次回作ではより素晴らしいストーリーテリングが味わえることを期待してます。

2

この作品が収納されている本棚

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