ドSな闇医者×ピュアツンな極道の息子の任侠BL!

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表題作淫紋開花

望月秀人 五竜組の医者
有明晴樹 有明組組長の一人息子

同時収録作品

五竜海斗 五竜組若頭
有明晴樹 有明組組長の一人息子

その他の収録作品

  • 可愛いあの子(描き下ろし)

あらすじ

自分の立場分かってるよな?人質チャン――

極道の組長の息子・有明晴樹は実家の跡を継ぐつもりもなく父親とは距離をとって過ごしていたが、
ある日父親が敵対する組に殺され、その場に居合わせた晴樹も捕らわれてしまう。
目覚めて目の前にいたのは怪しげな医者を名乗る望月秀人。
体を売ることになった晴樹の指導係だと言い、晴樹を押し倒してくる。
抵抗したい晴樹だが、下腹部には特別な淫紋が刻まれていて、触れられるだけで体が反応し始めてしまい――!?
ドSな闇医者×ピュアツンな極道の息子の任侠BL!

■収録内容
・「淫紋開花」第1話~第4話…『電子版CIEL』掲載作品を加筆修正
・「可愛いあの子」…描き下ろし

作品情報

作品名
淫紋開花
著者
佐崎いま  高瀬ろく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
ISBN
9784041133712
3

(6)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

アンダーグラウンドに咲く花は。

佐崎いま先生+高瀬ろく先生のタッグと言えば。煙草の煙に発情する「任侠の男に飼われています。」や、オメガバースを横目に、独自の発情期を設定した「発情期じゃなきゃ殴ってる!」など。とにかくその「トンデモ」設定に毎度驚かされてしまう作家さん。
本作も「淫紋」というので、どんなエチエチ設定なのかと思ったら。
他の作家さんなら。「淫紋」は、特殊体質で。「そういう性質」の男の腹に浮かび上がるもの、というのが定石だけど。こちらは、特殊な刺青で彫ったものだという。媚薬が盛られ、人肌に温まると咲き、発情を誘発する。人為的なのだ。冒頭からもぅ。逆に「トンデモ」である。ヤクザの家に生まれたハルは、敵対する組織に父を殺され、組は解散させられてしまう。囚われたハルは、「淫紋」の様な刺青を入れられて、ウリをさせられるというのだ。
身体検査を担当した、組の闇医者・望月は、店に出す前の手解きと称して、ハルの最初の男になる。ここで。望月は、ハルを気に入って店には出さないでおいてくれるのかと思えば。
風俗店で名を売って、組長の側に行けば父親の復讐が出来る、などとハルを焚きつける。
えっ⁈ アンタ、ハルに他所の男に抱かれまくれって言ってんの⁈ という驚き。
ハルに絆されている望月もまた。組長に復讐をしたいという仄暗い野心があった。
アンダーグラウンドに生きる、男の、ややシリアスな展開。
「復讐」に燃える黒い焔は、彼らを焼き尽くすのか。否。
佐崎いま先生+高瀬ろく先生の描くヤクザは、どこか。返り血を浴びて尚、生臭い匂いを発しない。この設定の中で、非常に穏便に収束する。これもまた両先生らしいと言えばそうなんだろう。残酷に終わらないというのもホッと安心させてくれる「らしさ」だ、と思う。

そして。「攻め」は、必ずと言っていい、いつもの黒髪のイケメンだ。流し目が色っぽくて、ちょっと悪い男。しっかり引き締まった身体の細マッチョ。
「受け」は、可愛いけれど、綺麗めの男。コレはいつも通りでは無いかも。けれど、いつだって「攻め」よりは細いのだ。
望月がハルを溺愛している、その後の話と、描き下ろしに淡い「萌え」を添えて。
エチはあるものの、行為以外のところにこそ、「萌え」があるというのも、また。

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