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いやぁ、要するに「王道」な作りになっています。
場は警備会社。
スパダリな室長、滝。ヤクザの盃受ける前の下っ端、桐野。
桐野は元々親分にくっついていたワンコなんですが、滝のワンコになります。もうストーリー的には読めるのですが、かわいい。
そこまで飼い主(滝ね)に従順なのかと。
そして例に漏れず、この警備会社はあちこちでCPが成立します(笑)
これまた王道。
安定の内容なので、疲れた時にサラッと読めるのがありがたい。
ものすごーく衝撃を受けるような面白さではなんです。
でも王道で心地よい安心感、安定感があります。
最近は王道より作家の個性の強いものが目立ちますがこういう作品は雑誌に1つはあってほしいものです。
エロもそんなにエロくはないのですが、逆にそこがこの作品をよりよくしていると思います。エロエロな作品だとエロにドキドキできなくなると王道作品は特にストーリーに面白味がなくなってしまう場合が多いいのでこのくらいが調度いいです。
ストーリーはよくある話だけどキャラが上手いんでしょう。
受けが天然系ワンコで読者は見た目とのギャップに驚きます。
攻めが実に攻めらしいキャラにむずがゆいけど待ってました!という
好みのピッタリ合う読者にはたまりません。
シリーズものというのは、ある程度のクオリティの保証だと思っているので、これも気になってはいたものの、ボディガードにヤクザがらみに、という設定と絵柄からあまり期待はせず。ただ押さえておくべき?と思って読んでみました。
ヤクザと言ってもあまり任侠・ドロドロといったものではなく、メインはボディガード側。普通に王道BL。よかった~。
そうとわかれば楽しく読めます(笑)
桐野の犬っぷりはかわいく、それにいじわるする室長も大人の貫録。これだけでもおもしろいのですが、特筆すべきは仕事の部分。設定がしっかりしていて、シチュエーションのためのただの添え物にはなっていません。仕事できる設定に説得力がありました。職場での人間関係も仲良くて大人ないい感じ。ご都合主義が透けて見えないので、しらけることなく読めました。王道では必須のこういう要素をきちんと書いてくれる作家さんは大好きです。さすがの地力でした。
シリーズ全部読もうと思います♪
額が狭いのかな、オールバックになんだかなじめずにいるものの、
読んでしまえばそんなに気にならなくなる。
今回は組長の誘いを断った滝をどうにか組長の元に。と必死にくらいつく勇希の巻です。
まっすぐに、ひたすら一直線にむかってくる勇希に滝じゃなくても、心ひかれるだろう。
役に立ちたい、必要だと思われたい。逆にいえば、いつも不安
何をして良いかわからない。
このシリーズなんだかんだで
ホモカップル満載。
誰とだれがカップルだっけ?
ってなことによくなります。
滝と勇希は覚えられました。
丸ごと一冊がひとつのストーリーです。
なのに!
満足感がちょっと足りない感じ・・・と言うのが感想です。
もちろん面白かったです!
が、どうしても・・・他の葛井美鳥さん作品と比べて
しまっているのかなぁ。。。。。それでかもしれないですが
内容がちょっと薄いような気がしました。
この「四号×警備」シリーズの登場人物が
葛井美鳥さんの他作品に出てきたり・・・と
色々絡んでくるので、
読んでおくと他作品も、より一層楽しめることは
間違いないです^^