SS付き電子限定版
ポケラふじ子先生、シリアスでちょっとダークな世界観の印象だったので、こういう作品も描かれるんだなぁと驚きました。
タイトルが最後まで読んでも???だったのですが、メッシとアッシは攻め受け2人のことを指していたのですね…;作中特に表記があったわけでもなく、ちょっとピンと来ませんでした。
高校時代からの重たい想いを抱えている執着攻めや、思った以上に深く若干病み系???の受けの心中、攻めの一人二役や2人の関係…少し中途半端になってしまっている要素もある気がして評価に迷いますが、全体的に楽しめたことは確かなので萌2とさせていただきます。
攻めは必死でなにも先のこと考えていなかったようですが、普通に考えて全然接点のない先生に告白されて→付き合いますにはならないだろー;
こちらのちるちるで推しのレビューアーさんが絶賛していたので再読しました。
素晴らしい写実的な表紙の絵と同じ高い画力で全ページが描かれている凄い作品です。
私は漫画大好き読む専属のど素人ですが、十数年前にフランスの美術館でたくさんの絵画を鑑賞したことを思い出しました。
ふじ子先生の画力は美術館に飾られる様な艶めきと眩しさを感じました。
紙本の裏表紙のペンと紙とカッターナイフの絵、写真のような素晴らしさ!
画力だけでなく、スーパーアシスタントの飯見くんの心理描写が深くてすごく引き込まれました。
漫画家さんの厳しい世界に心がぎゅーっとなりました。そして、ふじ子先生の凄さをあらためて感じました。
面白かった〜!
「漫画家さんが描く漫画家マンガに外れなし」と言われていますが、本当にそうだなあと。
ストーリーの核となる点については「いや、、そこは普通気付くだろ!」と思わずリアルにツッコミを入れたりはしたんですけど、お仕事漫画としてもBLとしても面白くて、一気に読んじゃいました。
ぶっきらぼうな攻めが、高校時代の失敗を繰り返さないよう慎重になりつつも、「絶対逃がさない〜…!」って執着を見せるのに、萌え。執着攻めはいつ見ても本当にいいですね✨
受け君のキャラについては、「自分を見て欲しい、愛して欲しい」欲の強い感じが正直あまり好みではない。。ですが、大好きなマンガに関しては手を抜かないし一生懸命取り組んでいて、ちゃんと技術もあるところがカッコいいと思いました。
ところで、受け君はアシスタントでいいのかな…?デビューは目指さないの‥?と、お仕事的な面が気になったり。
おまけマンガで、徹夜明けでベッドに倒れ込んだのに「待ってたんだけど…」と受けに誘われ、「ギンッ」と正直に反応する攻めに笑いました。
はじめてポケラふじ子先生の作品を購入しました。
前から絵がキレイだとは思っていたのですが、ちょっと受けが女性っぽいので購入を躊躇していました。でも今作は大好きなお仕事BLでしかも漫画家さんで、攻めが黒髪メガネなので手に取りました。
アナログ原稿の様子を見るのはとても楽しかったです。
タイトルから昭和の「メッシ―とアッシー」のことなのかと思ったら違うんですね。アシスタントのふたり飯見(メッシ)と芦田(アッシ)のことでした。でも作中でそんなあだ名を使ってません。
そして、カップリングも逆で、芦田が攻めでした。
物語ですが、元同級生、拗らせ、再会、勘違い、すれ違い、両片想いはいいですよね!
どうなるのかわかるけど、わくわくしながら読んでしまいます。
飯見が人から認められたいからとピアスへの依存、そして芦田がイライラ解消のためにタバコ中毒というキャラ設定の説明も興味深かったです。ぱっとわかりやすいキャラの特徴になっていました。
そしてポケラふじ子先生、絵がとても美しいです。トーンが多めなシックな絵柄で、攻めの執着している気持ちがよく表れていました。軽くない絵柄ならではの官能さやダークさで物語がより伝わってきました。
一番好きなシーンは「今日したいんだよっ」「明日から仕事だし」ってところです。
もう今までの想いが!男の身体の事情が!かわいかったです!!
ちょっとご都合主義なところもありますが、BLはファンタジーですのでわたしは気になりませんでした。
こちらの作家さまの作品を読むのは「偽りの愛を孕む -オメガバース-」以来になります。
今作の方が凄く好みだし夢中になって読みました。
お仕事BLとしても面白くて、漫画家とアシスタントのお話を興味深く読みました。デジタルに移行する作家さまも多い中、アナログの原稿だったのは芦田の画力の凄さを強調する為なんでしょうね。アシとしての飯見の実力もお見事でした。漫画の原稿のコマをマジマジと見てしまったのは、この作品が初めてかもしれません。
芦田が再会を機に飯見を今度こそ恋人にしたいと画策し、飯見は芦田と並んで作業してる間に好きになって行くので2人は暫く両片思いなのです。
飯見が他作家との仕事で落ち込んだ時も、芦田が欲しかった言葉をサラッと言って来るのにキュンとしました。こんなん好きにならないわけない!ただ、芦田の手しか見てないと言っても烈斗先生本人だと気が付かない飯田もよっぽどだと思いました。www
両思いの筈なのにすれ違っていたのでどんな形に落ち着くのか心配でしたが、やっと同一人物だと気が付いた時には安心しました。
思いの外面白かったのでこの作品の続編を読みたいと思いました。このCP大好きです。