電子限定かきおろし付
ニコニコしながら読みました。気分がいい。
ちょっと絡まっていたそれぞれの糸が2人が出会うことでスルスルと解かれていくような感じ。草間さかえ先生のテンポに巻き込まれていくこの不思議な感じが最高。世界観が暖かい。
受けの吉見くんを見ていると抱きしめたくなる感じ、涙を見ると泣かないでって思う、久慈くんと気持ちが同化していく感じがしました。久慈くんはどんどんヘタレが出てくるのが可愛い、でもイケメンで、気持ちのいい人で、ちょっと不器用でなんかそばにいるとドキドキする吉見くんの気持ちもよくわかる。
久慈くんの葬儀屋のスタッフの洋子さんと菊池、吉見くんの同僚の理学療法士の面々との掛け合いもすごい気持ちよくてほんわかしました。
前作「外村探偵社の招かれざる客」が大好きで、他にも数作拝読しています。こちら試し読みが面白かったので購入しました。先生の独特な絵柄や作風が好きです。
まずは表紙がかわいい!ハッピーな雰囲気でワクワクします♪
攻めは久慈くん。年下イケメン敬語攻めです。キャラデザがすごく好きです、綺麗でカッコいい!だけでなく、物語が進むにつれ、ワンコみが出てくるのです。カッコいい上にカワイイなんてズルい!w
受けは3歳年上の吉見くん。ふんわりした雰囲気で、ちょっと天然な年上受け。子どもみたいなニコーって笑顔がかわいい!
吉見くんがとっても人懐っこいフレンドリーな人で、誰にでも分け隔てなく接するいい子。人とすぐに仲良くなれる人。久慈くんが知らぬうちに、久慈くんの職場で色んな人と仲良くなってて(名前呼びされたり、遊ぶ約束したり)久慈くんが「!?」と焦ってる場面が面白かった。対抗して急に名前呼び始めるとかかわいすぎか!w
久慈くんはちょっと人付き合いが不器用な感じなんだけど、人懐っこいワンコな吉見くんに絆されて惹かれていきます。2人の距離が徐々に縮まっていく様子にキュンとしました。
ちょっと思ったのが、2人とも元々はノンケなんですよね。でも吉見くんはゲイって設定の方が、しっくりきた気がします、なんとなくですけど。
後半、吉見くんが久慈くんの部下とオンラインゲームで遊ぶ約束を聞いて、久慈くんがちょっと泣いちゃう(!)ほど嫉妬するシーンが面白いです、カワイイw
続くゲーム場面も短いですが面白かった。少々拗らせた吉見弟が声で登場w
最後はしっかり濡れ場あり。
吉見くんがテンパっちゃって、久慈くんがクールに責める感じが良きでした♡
とにかく物語が進むにつれ、久慈くんがワンコ化して可愛すぎて萌えます!終盤の吉見くんの「あー…久慈くんてほんとに すごくかわいいんだ」というセリフに100%同意でした!
本編の最終ページの2人は、大型犬と小型犬にしか見えませんでしたw
久慈くんは職業柄、スーツ姿か、ワイシャツとスラックス姿ばかりだったので、もっとラフな服装も見てみたかった。書き下ろしの私服が良きです。
カバー下漫画も面白いです!「おお〜」という情報があるので、読むのをお忘れなく。
本作もとっても面白かったです!そしてほっこりしました♪
年下溺愛ワンコ攻め好きの私には、たまらない作品でした♡
ああ〜、続編読みたい!番外編でもいい!弟がでてくるやつw
先生、担当様、どうぞご検討くださいm(_ _)m
紙本購入
濡れ場は修正不要な描き方
大好き草間先生!草間先生のレビューは大好き草間先生!で始めたくなる。今作も大好きでした。まず絵柄好きだからなぁ。
草間先生らしいものというと、年下攻め、兄弟、ちょっとしたミステリ要素でしょうか。今回珍しく「メガネ」がなかったな。あ、久慈くんが若造対策でかけてた。先生の作品の中では作り込んであるというよりは軽めで若い印象。著者近影でも暗くならなかったって書いてありましたね。
「生まれてからで一番恥ずかしい」に喜んで興奮する年下攻めっていいよね。
Twitterで後日談漫画など読めるので是非。
木皿泉のドラマのような角田光代の小説のような、ゆっくりじっくり、恋とご飯と人生を味わえる作品。
食がテーマではないのにとにかくお腹が空くのはなぜだろうか。一つ一つが丁寧で贅沢な作品、読み終わるのが惜しかった。ずっとこの物語を感じていたい。