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おまえの靴を履いてみる

omae no kutsu wo haitemiru

  • 電子単話
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表題作おまえの靴を履いてみる

二宮清正
高校生
宮沢律
高校生

あらすじ

高校の廊下ですれ違った男子に一目惚れした主人公。
相手は複雑な家庭事情やストーカー問題を抱えており…。
主人公は過去の恋愛でのトラウマを抱えながらも彼への気持ちを募らせていく。

作品情報

作品名
おまえの靴を履いてみる
著者
望月わらべ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ナンバーナイン
電子発売日
4.7

(62)

(52)

萌々

(6)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
293
評価数
62
平均
4.7 / 5
神率
83.9%

レビュー投稿数10

読めばわかるタイトルの意味よ

高校の廊下ですれ違った男子に一目惚れしてしまうキヨ。美しい顔の律と段々親しくなっていくけれど、律は家庭環境やストーカー等の悩みを抱えていて⋯。キヨも中学の時に付き合った男の子にフラれたトラウマがあり、律とは友人として傍にいられるだけでいいと思おうとするのだけど、律もまたキヨにだけは本音を話せて惹かれていくのが尊い〜。

律の母の病的なところと、幼馴染のストーカー的場のねっとりした執着の気持ち悪さ。何を言っても通じないのが怖い。自分優先で相手の気持ちを考えない、愛じゃなくてエゴなんだよね。
キヨとの出会いで諦めずに前を向こうと律に変化が現れたし、一緒に色々乗り越えていくとこが良き〜。2人の気持ちの深まりがめちゃキュンで一気に読んでしまった。

強いて言えば元カレあらたは何故黙っていなくなったのか知りたかったのと(今が幸せそうで良かったけど一言説明があっても良いのでは?)、的場が意外にあっさり引き下がったのが少し物足りない気もしたりw
お母さんは落ち着いてくれて良かったです。

0

ハラハラとドキドキが交互に!!

すれ違った男の子に一目惚れしたキヨ。少しずつ距離を近付けて律と仲良くなる事に成功しますが、律の周りには不穏な事が相次いで……!?

ヤンチャで面倒見が良くて元気なワンコタイプのキヨと、色素薄めで王子様みたいな高嶺の花の律。タイプが全然違う二人ですが、読書という共通の趣味があって仲良くなって行きます。キヨはバイという事を隠しながら友人になってあわよくば付き合いたいと思っていますが、簡単な事ではなく、律がストーカーの的場を遠ざけるために放った言葉が気持ちのすれ違いを起こしてしまっているのがなんとももどかしかったです。

的場……高校生とは思えない気持ち悪さっぷり。普通にしてたら高身長でいい男なんでしょうが、律に対する視線がねっとりしていて、言葉も意地が悪くて生理的に無理…と思えるタイプでした。
的場が出てくるとすごくハラハラしてしまって、キヨ早く律を助けてあげて〜と思ってしまう。
続きが気になって一気に読んでしまいました!
二人が恋愛未満ながら距離が近くなる様子が本当に可愛いです!

1

たっぷり浸れるストーリー

推しが推していたので拝読m(_ _)m
キャラビジュ良し、タイトルの妙、間違いなく良作。
どっぷり一気読み、すごく読み応えある長編大作でした⋯!
男子高校生等身大のアオハル物語。二人の抱えた問題と解決するまでをゆっくり丁寧に描かれています。
大変可愛い二人、浸れます!

以下ネタバレ含みます

恋愛のお話になる前に、律のストーカーと毒親問題が読んでいてとても怖かったです。読めるか心配になるくらい律の不安がこちらにも伝わってきました。
明るい二宮に救われ、律と同じ気持ちで惹かれていきました。二宮すごく頼りになる⋯!(⁠>⁠o⁠<⁠)⁠

二宮のトラウマになった過去の恋愛相手も出てきます。
2人とも第三者に振り回されますが、確認しあってしっかり向き合うのが良いです。信頼や恋が育っていくのがすごくよくわかる。タイプの違うふたりですが、相手を思いやり、決して蔑ろにしない。
まさにPut yourself in someone's shoes.
ふたりのやりとりに、大いにときめかせていただきました⋯!

育った家庭環境の影響、というテーマもしっかり描かれています。
律が二宮の家庭をみて憧れますが
二宮が「律が律んちで育ってよかった」と言ったことで
律もよかったと初めて思うシーンがいじらしいです。
両親や的場と対峙できたこと。強く、笑顔が多くなったこと。
二宮と出会ったことで変われた律。本当に良かったです。

的場がどうしてここまで律に異常に執着してしまうようになったのか。彼の母親ではなく父親に原因がありそうな描かれ方でした。納得できたのか微妙な感じが気になるところです。怖かったので…改心までを確認したいです・・・。

SNSで二人の甘い続きを読んでいると二人は問題なく愛を育んでいるのがわかります。ほっ!
ハッピーなふたりに安心してニッコリ。

エチの方もていね~~いに描かれており、たまりません。
可愛さ無限大です!

2

学校と家庭事情、、、10代DKだからこそ描かれるべき世界の中で育つ恋と育つ感情から目が離せない逸品‼

単話で途中まで読んでいて、あまりの良さに一気に読みたい…⸜⸜٩( 'ω' )و //と完結待ちしておりました

完結に気付かず、、、(>︿<。)ヤッチマッタゼ…今更読みましたが、やっぱり最っ高ーーーーに良質なDK BLでした‼

今現在は電子の合冊本が4冊と単話で30話という配信状況ですが、是非とも商業コミックス化して多くのBL Loverの手元に迎えられるべき作品だと信じて疑いません‼
※追記|先生のFAN BOXに紙書籍への先生の想いが表明されていました、、、残念だな…とは思いますが先生が出された答えを支持したいと思います

まだ親の庇護の元に居る高校生らしい切り込みのお話しです
なので家庭環境に起因する苦しさやもどかしさが描かれています

特に受けとなる律の家庭と、キヨ(攻め)と律の前に立ちはだかるヒール系当て馬としての的場の家庭事情はこの作品に於いてとても重要になります
親子関係、夫婦関係が子供に及ぼす影響、、、そんな面がシビアに描かれています

対照的にキヨの家庭がとにかくすごくイイ意味で〝普通〟なんです
両親と姉の4人暮らし
常に自然体な家族です(お父さんの人見知りキャラとかお茶目過ぎてクスっとさせられましたw)

家庭の息苦しから逃れる場所として学校に行きたいと思えるようになった律
学校に好きな人が居る事で心が軽くなってウキウキして、それが段々と欲が出てウキウキがドキドキになって、、、と心象変化していく描写もすごく読ませてくれて…!もぉどぉにか上手くいってくれ…‼と、見守らずには居られません(o→ܫ←o)

キヨがホントに良く出来たイイ男なんです‼
イケメンタイプで男女共に人気があるけど、優等生タイプではありませんw
敢えてそのイケメン具合を鼻にかけずにネタとしてアピってくるやんちゃな感じが「しょうがないなぁ~www」って思いながらも憎めないタイプですね
で!過去の恋愛経験が描かれているのも凄く良い!!
彼がバイであるって事がストーリーで理解し易いのでグッと身近に感じられるんです

やんちゃだけど実はすんごい硬派だし、恋する男の子だし!
あとGもチャチャッと退治してくれる…!!マジで弟だったらむちゃ嬉しいw

メインキャラの描き出しも素晴らしいし、脇キャラもすごく好き!
キヨに憧れる友人も可愛いけれど、やっぱり何と言ってもカンちゃんが最高キャラだった!!!しれっと〝二宮沢〟というナイスなネーミングセンスも披露してくれるし常にフラット!
最高のマブダチです٩(*´ᗜ`)ㅅ(´ᗜ`*)و

あと、個人的にはキヨの元カレで初カレのあらたくんの「今カレ」!!褐色イケメンさんが実はめちゃ気になってましたw

個人的に的場くんは確かに相当ヤベェヤツですが(モグちゃん※近所のワンちゃんにもいつも警戒されてて吠えられまくってるw動物に好かれない男って設定も巧い‼w)母親を大事に想う所なんかを見ると、本当に愛情表現の仕方を知らないだけだったんだろうなって思うのです、、、あの父親が元凶だよね…(・д・)チッ

この作品で、相手が律だったからこんなにも胸クソなキャラになっちゃったけど、作品が違えばもしかしたらキューアグ性質の歪み系幼馴染として、ワンチャン無くはナイキャラになる可能性も感じるんですよね。。。
まぁ、、、今作の中では絶対に無理だし未熟過ぎたけどね、、、

でも、彼もいつか一方通行ではない愛情表現を知って欲しいな!って願っています!
まさに、、、「おまえの靴を履いてみる:Put yourself in someone's shoes」は彼が学び考えるべき言葉だと思いました
頑張れ!!

合冊本4巻のあとがきで先生がSNSに番外編をあげられてると仰ってました
是非、、、その番外編をまとめあげた上でコミックス化となりますように…!!!
と、すんごく願っています(*˘︶˘*).。.:*✧
※前述通り、現状紙書籍化はされない様子ですし、そのご決断を支持する気持ちでおりますが、一ファンとしての個人的な想いとして願いは削除はせずにそのまま残させていただきました

濡れ場と修正|体を重ねる意味での濡れ場は最終話にてとなっていますが、途中に少し抜き合いとキス描写はあり 最終話の初絡みは可愛らしく愛おしく、素敵な時間だったと思います!修正は白抜きでした

3

重い部分もありつつ、可愛くて尊い二人が最高!

【合冊版4巻まで、まとめての評価&レビューです】

Pixivとかから始まった作品でしょうか?
絵柄やテンポが商業っぽくない独特な感じなんですが……めちゃくちゃ良かったです!(神寄りの萌2)
ほんの数ページ試し読みして雰囲気だけで敬遠しちゃってる人がいるなら、もっと長く読んでみてーーーと言いたい(ピッコマで3巻まで読めました)。

まず、とにかく、キヨがいい子でいい男だった。
困っている人がいたらナチュラルに助けられるところが男前。
でも模範生や聖人君子な感じではなくて、年相応にアホなところや軽いところもあるのがいい。律に対しても、すごく真摯に尊重しつつ、下心もアリアリで悶々としているのが可愛いです。

律が母親のことを打ち明けたときも、即座に理解できるわけではないのがリアル。キヨみたいに明るくて遠慮のない家庭で育った子なら、「かーちゃんなんか泣かせとけ」と思ってしまうのはむしろ自然なこと。
まして律も母親も、はたから見ればまともだし。家庭内の問題って、他人が簡単に介入できるものじゃないのが生々しくて、しんどい。
けど、100%理解できてはいなくても、律の言動や表情や態度をちゃんと見て聞いて「律の立場だったら」をちゃんと考えられるのが、キヨの本当に本当に良いところ。人に寄り添うって、こういうことなんだよな。
はじめ見たときは変わった作品タイトルだと思ったけど、作中に出てくる ”Put yourself in someone’s shoes” という言葉がとても大きなテーマになっています。
キヨがいつも側にいてくれて、どこまでも寄り添ってくれて、律はどれだけ支えられたか……駅でキヨが佇んでいるシーンは、目の奥が熱くなってしまいました。

律は、ちょっと照れた顔や笑顔がすごく可愛い。キヨがいちいちドキッとしちゃうの、わかる。クセの強い絵柄だけど、表情の描き方がとても好みです。
付き合い出してからの二人も、とにかく可愛いが溢れてました。
ガツガツ行きたい、けど律の気持ちも考えてちゃんと抑えて……でもやっぱりできる限りは押したい!というキヨ。
純粋そうに見えて意外と強気にグイグイきちゃう、でもやっぱりキヨより少々おぼこい律。
平和にイチャイチャする二人も、一緒に試練を乗り越えようとする二人も、同じくらい尊くて良かったです。

キヨの親友・カンちゃんもいい子で大好きだし、元彼・あらたのあざとさも案外好きだったりします。
的場はサイコっぽくて何とも気持ち悪かった。家族思いの母と自己中すぎる父を目の当たりにして、思うことがあったのか? 最後はちょっと消化不良な描かれ方でした。2巻で的場に吠えかかった犬が、4巻で再び吠えたあと、顔を背けて走り去ったのは……あの子は的場から何を感じ取ったんだろう。変化の兆しが見えた……のだと思いたい。

3

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