お前を俺のものにできるなら手段は選ばない

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表題作東京―臨界点―

神宮寺結人、20歳、大学生
早乙女恭平、20歳、大学生

あらすじ

「家庭教師代はセックスでいいぜ」
神宮寺結人と早乙女恭平の関係は、そうやって始まった。

虐待家庭で育った神宮寺結人が初めて執着したもの、
欲しいと思ったのが、早乙女恭平だった。
高校入学の春、初めて知った清潔な香りの持ち主だ。
高校時代の恭平に近寄る隙はなかったが、
彼の大学受験失敗を機に、
神宮寺はセックスと引き換えに家庭教師を申し出た。
一方、体面ばかりを重んじるエリート家庭で
気持ちを殺しながら生きてきた恭平にとって、
神宮寺との時間は目を逸らし続けてきた自分を知る時間だった。
だけど、そんな関係も恭平が大学に合格するまでの話、
そこから先は知らない他人に戻る…はずが!?

奇跡の恋、完結!!

作品情報

作品名
東京―臨界点―
著者
ハル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033516
4.7

(161)

(136)

萌々

(16)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
765
評価数
161
平均
4.7 / 5
神率
84.5%

レビュー投稿数17

No Title

恭平と結人の物語。
この二人に平穏は訪れるのか、救いはあるのか。
読んでてずっと胸がキリキリ痛かった…先が読めずページをめくるのが怖い時もあった。

結末を知ってからも読む度に胸が痛い。
涙が溢れてしまう。
BLの枠に納めてしまうのは勿体無い。と思える作品。

4月の東京シリーズの最終章なのでしょうか?

物語に出てくる全ての人の甘々な続編が読みたい。切に願います。

1

こんなお話しが隠れていようとは…!「限界」から「未来」へ……‼

凄かった。。。!
「東京ー四季ー」のレビューで「4月の東京は・・・」はストーリー性、「東京ー四季ー」はキャラの動かし方がそれぞれ印象的に上手いな、、、的な事を残したのですが、、、
この「東京ー臨界点ー」は「四季」で魅せたインパクトのあるキャラの後ろに隠れていた、そのキャラに至る背景を予想しない角度から鋭利に切り込んで魅せ付けて下さいました…!

正にシリーズで読んで来た重みが分かる1冊

「臨界点」というサブタイトルが秀逸過ぎて鳥肌立っちゃいます(>ω<)‼
神宮寺と恭平、それぞれが行き着いた臨界点の先にある未来
臨界点は決して終わりじゃない
「限界」ではあるけれどそれは「変化」の兆し

この2人にもそしてこのシリーズ自体にも通じる、これ以上ないサブタイトル!!


すごく含みもあってカッコの良い終わり方です!
この作品、作風、キャラだからこそのスパイシーな感じも合っています
でも、、、出来たらやっぱり早乙女兄弟の済生と早乙女家への一矢報いる未来も見たい… (>ㅅ<)‼と、凡庸な私なんぞは思ってしまうのですが、、、

是非、臨界点を迎えた6人の変化した後のお話しを読めたら嬉しいです!!


はぁーーー!
読み切ったーーー!!
一気に読んで、レビューの為にまた読んで、、、と、最高に濃密で浸れた時間!
充実、充足です٩(♡ε♡ )۶ 

修正|シリーズ全作高修正の白細短冊!(シーモア)

1

最後まで結末が読めない・目が離せない骨太ストーリー

『4月の東京は…』→『東京―四季―』上下巻、そしてこちらの「臨界点」。
骨太で重く、緊迫感のあるストーリー展開に圧倒されました。
文字通り「息つく暇もない」感じ。

「臨界点」は前作に続き、神宮寺×恭平。恭平は「4月の東京は…」の蓮のお兄ちゃんですね。

神宮寺の見せる、狂気のようにも思える恭平への執着。
恭平をそばに置いておくための手段が凄まじく(IQ測定不能の天才ですからね…)、ゾクっと恐怖を感じました。

一方受けである恭平もまた、言葉では拒否しながらも神宮寺を必要としている。
ずっと抱えていた寂しさを埋めてくれる存在が、神宮寺なんですよね。
まさに共依存。

甘い甘い愛とは言えず、狂気が見え隠れする…いや隠れてなくてはっきり見えるけれど、確かにそこには愛があると感じられる。

互いが互いにとってかけがえのない存在になっていく過程がしっかりと描かれていて、読後はしばらくほう…っと放心状態に。

絵柄はちょっと好みが分かれるかなあと思いますが、重くて読み応えのある作品をお求めの方に、ぜひ読んでいただきたいシリーズです。

3

こちらも初恋のお話

このお話のepisode 0 を雑誌で読んだときから完全に掴まれたものでしたが、コミックスになって改めて読んでも、やはり良かったです。
「4月の東京は…」の主人公である早乙女蓮の兄、恭平のお話で、「東京 四季」上巻にもこの神宮寺×早乙女恭平 のお話は収録されています。
壮絶な生い立ちの神宮寺は、測定不可能な高いIQを持ちながら、冷めた目で周囲を眺め、色々なことを諦めたり達観したりしながら生きてきた。そんな彼が唯一心惹かれたのが早乙女恭平で、次元が違うけれど言って見れば一目惚れ。結構な執着のもと、決して断れない口実で絡め取るように関係を持つ。
一方の恭平は、例の事件で蓮が家から追い出された後、「唯一の」早乙女家の息子として双肩にすべてを背負わされ、成績の上位や医学部合格を強制させられる。切迫していた高校~浪人時代、恭平を救ったのは間違いなく神宮寺だと思います。
ということで、お互い境遇が特殊過ぎて見えづらいのですが、「4月の東京は…」と同様、初恋とそれを実らせる話です。

彼らにとっては素直に認識しづらいかも知れませんが、お互いがお互いをどれほど必要としているかということが伝わってきます。
二人とも育った家庭で苦労して、心の中の何かが欠けている。
決して補い合うような優しい関係ではないのに、共にあることが最良に見える。
ピースが欠けた状態のまま、それでも二人でいることで、ここから先の毎日が輝くのだろうと思えます。そういう彼らを応援したくなりました。
子供の時に子供らしくいられなかった神宮寺が、何もかも片が付いて恭平と心が通い合ったあと、ものすごく楽しそうに笑ったり、子供っぽいことを言ってじゃれたりしているのが愛しくて、心から良かったと思えました。

コミコミさんで購入したので4Pリーフレットが付いてきて、早乙女兄弟がお互いの彼氏をつれて4人で対面するというおまけのお話でした。
可愛かったです。兄→弟がやばいですね。

追記
レビューをアップしたあとに、電子特典で14pのコミックがあると知り、読んでみました。
驚愕!
こ、このあとの再会の場面は脳内補完なのですかー!!うわー!
(みなさまぜひ電書の特典を……)

7

その先を・・・

東京シリーズが大好きです。

歪んだ愛情を受けて育った恭平。
命がけの執着の神宮寺。
加害者側の親子。
早乙女兄弟。
愛っていろんな形があるんだなって思える1冊でした。

2人のその後が見たくて、電子と紙をアニメイトで購入!
インタビューで東京シリーズ最終作とありましたが、、、
お願いです。
2人の幸せな日々、兄弟の再会後を
読ませて下さい。
楽しみに待ってます!

3

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