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表題作
『忠実なルイス』3話+描き下ろし
エドワード×ルイス
子供の頃からエドワード王子の側近として仕えるルイス。
お互いに惹かれあっているにも関わらず、
身分の違いという隔たり、
運命の壁が、両想いをより一層切なくさせる。
2人の関係を試すような展開が、
ハラハラさせるための仕掛けとなっている。
序盤から、
2人の恋心がぐっと感じられている。
読み進むと
ルイスの忠誠心を込めた仕えぶりから、
彼の献身的な態度が、
王子に仕える立場の中での
恋との葛藤が、本当に心がしみるし、
「忠誠も愛も、すべてを捧げ、
ただお側にいられれば良かった」
という感じが胸が迫ってくる。
美形なエドワード王子の
王子らしい風格と一途な恋心、
それに対して
ルイスの気持ちがなかなか素直に向き合えないところが、
恋の狭間での苦悩が、また胸キュンさせる。
最大の衝撃は、
エドワードが他国の皇女と結婚という展開。
ファンタジーのようで、
ちょっぴりドラマチックで
おかげで
やっと2人の想いが通じ合って、
秘密のタイムが始まる。
ちょっとエロで、
恥ずかしいけれど、
2人だけの甘〜い時間となる。
同時収録
『ラヴモーションをもう一度』2話+描き下ろし
高村×松山
大学の同級生2人。
美人で遊び心たっぷりの松山。
それに対して、
松山に一途な気持ちを持つ寡黙な高村。
2人が大学卒業前に一夜を過ごした後で、
10年後に再会する展開。
かなり男前になった高村に釘付けになる!
再会後の2人の関係にできた新しい距離感が、
ちょっと切ない感じで
松山が涙を見せる場面がハートをつかまれる!
10年の歳月を超えた愛。
エッチも、もちろん愛おしい!
全体的に絵が綺麗で
王子と側近、忠誠と恋心が交差する恋模様、
それとは全然違う感じで、
大学の同級生が再び燃え上がるお話、
この2つ心温まる純愛が
じわじわと心に染み入ってくる感じが最高でした!
・アニメイト限定特典描き下ろし4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
エドワードのお部屋で、
イチャイチャしている最中に・・・、
なんと鍵をかけるのを忘れてしまった!
全く知らない作家さんでしたが私にとって安定のCannaコミックスでしたし、シンデレラの時代?というか中世ヨーロッパ風世界の主従もの、身分差ものは最近好きになってきたので購入。
表紙が地味笑
首の太い従者の男がこちらを睨んでいるよう。
裏表紙は焦点ボケた金髪の男=見つめらている王子という構図なのですが、も少し華やかに飾る事は出来なかったのか、これでいいのか?
絵柄は綺麗で描かれた男性も好みです。
やっぱり王子と従者の関係は萌えますねー
魔法を使える隣国の姫がかなり絡んでくるので
イヤな人はイヤかもしれません。(姫とのラブシーンなどは有りません)
まあその姫との婚約騒動で王子と従者ルイスは愛を確認し合ってめでたしめでたしになるのですが。
もう少し2人のイチャイチャが見たかったと思いますね。
もうひとつの収録作品、「ラヴモーションをもう一度」は学生の頃に一度だけヤッた相手と10年後再会するお話でした。
ありそうでなさそうな展開で私は楽しめました。
ウジウジ過去を悔いて涙ぐむビッチな松山くんがなかなか可愛いですよ。
攻めの高村くんは10年の間に精神的にぐんと逞しく成長したんだなぁと思うと共に松山くんへの変わらない気持ちがいじらしくてイイです。
こちらも好みのお話です。
わりとえちシーンも有ります。
今後がとても気になる作家さんです。
cannaに掲載されていた表題作・忠実なルイスを含む中編2作が同時収録された中編集です。
ファンタジーな世界観と現代もの…と、少々毛色が異なる作品が楽しめるおいしい1冊となっています。
にたこ先生の身体の描き方が肉感的で素敵です。
紙本派の方は、カバーを外して広げて見るとカバーイラストの印象が変わるかもしれません。切ない。
・忠実なルイス
家事で両親を亡くし身寄りがなく、幼少期に王子の世話係として城に住まうこととなったルイス。そして月日が経ち…
と、身分差・主従ものらしさ溢れるお話。
一見堅物そうなルイスの赤面顔がものすごくかわいいです。
そして、序盤から両片想いの香りがぷんぷんと香ってくるんですよ。
ルイスももしかして…?と思っているほどですので、それはもう背中をドンと押してくっつけてしまいたい!と思ってしまうわけなのですが、とある困難が押し寄せます。
この困難に立ち向かうルイスがまさにタイトル通りで、中編の長さながら読み応えあり。
過去のエピソードも上手く効いていて、御伽話的な雰囲気も感じる良い主従ものでした。
幼少期の2人がかわいいったらないです。
・ラヴモーションをもう一度
受けにかわいいと思われている攻めが好きです。
大学の同じゼミ生同士だった2人の再会もの。
主人公の松山は、大学卒業間近の飲み会で自分のことを好きだと言う高村と一夜を共にした過去があった。
10年後、以前とは見違えるほど垢抜けた高村と再会し…
嫁がいたということは松山はバイなのかどうかが気になるところなのですけれど、そこは重要ではないのかもしれない。
スナック菓子的に人と関係を持っていた受けのみっともない後悔がかわいいんですよ。
再会をきっかけ気安い仲になった2人の、なんとも言えない絶妙な距離感と大人のもだつきがこれまたみっともなくて良いのです。
松山よりも高村の一途さの方が好きでした。
両作品とも「一途」がテーマなのかななんて思ったりして。
ラヴモーションに関しては描き下ろしまで含めての1作だと思います。描き下ろしが1番好みかもしれません。
尺的なことを考えると仕方がないのですが、やはりもう少し読みたかったなあと思いつつ…どちらも読みやすく後味の良い1冊でした。
表題作は、白馬の王子様に見染められたら、という乙女の夢を具現化した作品。
小さい頃から王子エドワードの身の回りの世話をしてきたルイス。執事的な役割ですが、同年代として良い話し相手、幼馴染的な存在です。剣の腕前はルイスの方が上で、エドワードに指南するほど。
お互いに惹かれあっているのですがなかなか言い出せず、隣国の皇女との縁談絡みでようやく、というお話。
絵が綺麗で少女漫画のようにうっとり出来ますが、ようストーリーは昔話的に想像がつく展開でした。
他に、高校時代むっつりと地味だった高村がイケメン社会人になってキュンとするお話が入っていて、こちらの方が好きでした。
カッコよく成長しても、朴訥として一途な中身は変わっていない、そんな高村くん、素敵です。