電子限定かきおろし漫画付
外面完璧イケメンデザイナー×片想い拗らせリーマン、ひねくれた大人の恋の駆け引き 好きな人に告白したら→ Aさらに押す× B白紙にする〇
景の片思いを飼いならして楽しみながら友達付き合いと両立できちゃっているのも、雄灯の考えたこともなかった相手を深く考えずにただ断ろうと思っちゃうのもなんか解る感じがした
断ろうとしたときになかったことにされて、そこから変な感じになったのが嫌で景が退く分雄灯が詰めて、そしたらなんか景の方は片思いの楽しさがあれば実際には付き合えなくても大丈夫みたいな、なんなら妄想こそが大事だから可能性をゼロにしたくない的ななんかちょっと自分勝手なこと言ってるし、それはちょっと納得いかないよね
最終的に返事をしたとき、台詞自体は妄想のときのに近いんだけど、態度が全然違ったのがまた良い!
全然作中で匂いすらしないんだけど、リバる可能性がなくもなさそうなところも好感持てる
描き下ろしの雄灯の自分がかなり甘えていて、そんな感じが好きなことに気付いてラブな感じでもいってみて笑ってるの凄く可愛いかった
それまでが頼りになるキザな感じって、自分がしてほしい感じを相手に提供してきてたんだろうな
この2人は友達みたいに楽に過ごせるし、大事なときには互いに恋人としてキッチリ喜ばせてあげられそうで、なんか理想的に見える
恋バナ大好きな柳瀬がこの2人はイケると見抜いたのも解る
ジョーク・スタート・ルームメイトから作家さん買いしている人。
今まではキャラビジュがそれほどだけどストーリーがリアルで好きだったけど、
今回はビジュが一番好き。
一方は元々好きだったけど、もう一方はそんな目で見たことがなかった。
でも受けの告白をきっかけに視点が変わって関係性に変化が出る。
ちょっとしたことで友情がじわじわ愛情になっていく過程が楽しめて良き。
淡々と、所々キュン。
照れ臭くてエロのときも軽口言っちゃうムードのない感じがまたいい。
元カレも下手に当て馬っぽくせずいい奴だったのもよかった。
リーマンの日常系BLの趣き。
片方はゲイ。
もう片方は、男と付き合った経験あり。
ならば。
気になってたけど告白もしなかった大学時代に何か行動起こしてたら、もしかしてワンチャンあったんじゃね?というモヤモヤを抱えつつの。
今仕事仲間になってからの片想い恋心再燃。
…というお話。
ゲイの景はとりあえず片想いを楽しんでる状況。
だけど、お相手の優灯がフリーと聞いて思わず「俺が…」と口から出てしまう。
さてそこからなわけだけど。
返事を聞きたくなくて逃げる景。
景が逃げたから、と意地悪する優灯。
この優灯。
私、わかりません。なんかヒドくない?
当の景が会えるの嬉しいってなってるからいいんだけどさ。
景も優灯の元カレと仲良くなったり、シュラバ無しだから読者としても読みやすいけど、どうも釈然としない気が。
でもこれも今の時代のシン・人間関係なのかもね。
友人から恋人へ…って気恥ずかしいと思うけど、ちゃんとセックスシーンもあります。
お互い気取らず素でいられる相手。きっと2人は楽しく長続きするでしょう。
優灯×景
片想い(恋)は、こんなに切なくて甘酸っぱいものなんだよね・・・わかる!
景が大学時代から仕事仲間の優灯にこっそり片想いしている。
仲良い友人関係を維持している2人だけど、ある日、
うっかり告白みたいなことを言ってしまう景である・・・。という始まり。
景が優灯に対してひそかに抱く想いや、
感情のアップダウンが心がグッと掴まれるもの!
片想いの甘酸っぱさ!
告白しようとする時の迷いや彷徨い!
断られるかもしれない不安!逃げるしかないね・・・
気持ちがバレた後の焦り!
2人の関係のもどかしさ!
それでもどこかで希望を抱きながらの期待感!
そして、ついに付き合えた時の喜び!
全部が全部、リアルで感情移入してしまう!
好きな人とエッチをする時の幸福感なんて、こっちまで幸せな気分になってしまう!
優灯の方は、
告白される側なのに、振り回されるのが面白い。
最初は何も気づいてなくて、景のことをただの友達だと思っていたのに、
告白されて、逃げられて、逆に感情がだんだんと変動していくのも見どころ。
優灯の元彼も活躍して、
2人の細かい心情の変化が丁寧に描かれていて、
自分からの「告白」に翻弄される景。
そんな景に翻弄される優灯。
恋に翻弄されてしまう2人の関係が、
友情から愛情へと徐々に変わっていく過程が最高で、
心理戦みたいで、ドキドキして、
どうなるのか気になって、ハラハラしながら読み進む!
大人の恋の苦さと甘さを心から感じられる素晴らしい作品でした。
・コミコミスタジオ限定特典4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
付き合っていることを優灯の元彼に電話で報告した景に、優灯の反応は・・・。
優灯のことが気になっていた大学時代、自分の気持ちを伝えるという選択をしなかった景。
仕事で顔を合わせるようになってから過去に男と付き合っていたと知って、当時の気持ちがまた顔を出して…という、過去に燻らせていた気持ちを大人になってから再燃させたようなお話でした。
あの時行動しておけば…という少しの後悔とともに、景は改めて自覚した想いに脳内シミュレーションも捗ってしまう様子。
そんな風に片想いの日々を楽しんでしまっているマイペースなところだったり、うっかり"告白未遂"をしてしまうツメの甘さがツボでした。
優灯もなかなか読めない人なのですが、そういうところこそが彼の魅力で他人を惹きつける部分だったのかなと感じました。
お互いの気持ちが見えてからもさくっと進展していく感じではないので、ふたりの恋には勢いも激しさもないけれど。
少しずつ彼らの頭の中がわかっていくような展開になっていたので、焦れったさを感じることなく読むことができました。
それぞれ自分がどう動けば相手を揺さぶれるのかわかっているズルい大人な一面も含めてとてもお似合いなふたり。
大人だからこそグイグイいけずに遠回りしてしまう、とっても面倒くさい駆け引き込みの恋愛が描かれていて面白かったです。
一緒に過ごしていて心地よさを感じられる関係に着地してくれて本当に良かったなと思いました。