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「さくらにあいたら」が異常に好みだったので思わず衝動買い。
思ってた甘目の作品とはちょっと違いましたが
読み終えてみれば「面白かった」というのが正直な感想。
や、読み終えてようやく「面白かった」と思えると言った方が正しいかも。
お話しは5カプの短編集。
1つ目の作品が、なんんかよくわからんうちに終わったなと思いつつの2つめ、3つめと進むわけですが
それぞれの作品がそれぞれの作品にちょっとずつリンクしているのが面白い。
ガッツリかかわってくるわけではないのですが、
あれ?あれ?という場面で登場人物として顔が見られるのが
すごく面白い。
表題を一番最後に持ってきたのも良かったなと思いました。
作中、詩を売る青年が登場するわけですが
この本自体が詩的な作品だなと思うのでした。
確か「鉢植えの住人」が初めて読んだ作品で、何となく惹かれるものがあったので既刊は全部読みました。
まず、こうやった話が少しだけ繋がっていくオムニバス形式の短編集好きです。
どれも静かな話が多くて「これだ!」って云うものはないのですが、雰囲気が好きです。
強いて云うならばこの中では受け視点の筈なのに受けがちょっと何考えてるのか分かり辛い最後の話が好きで、「つがるゆき」が受けが良くも悪くもあほ過ぎて不得手かもしれません。
絵のバランスが気になったり(頭が大きいような?)しますが、これからが気になる作家さんです!…………といいたいのですが、もう商業やられていないかも。
たまたま二次でお見かけしたのですが、好きキャラの別カプなので単一カプ好きな自分は読めず、またご縁があればいいなあと思ったりしています。
短編集だけど、それぞれの話がリンクしていて読み応えあり。
以前「さくらにあいたら」を読んだときも感じたのですが
全体的にさっぱりした絵で見やすいのだけど、表情があんまりないような、
キャラクター自体の喜怒哀楽自体があまりないぽいって思いました。
そして、受の見た目が結構女ぽい、中性的な雰囲気。
可愛い感じではないのだけど、きれい目で…ボーイッシュな少女?みたいな感じかなー
さらに流され系の話が多い?
絵もお話もあっさりしてるイメージでした。
最後の引越ししたら、隣の部屋が前彼だったって話が一番好きでした。
黒髪センター分けのリーマン、いいね!
なんとなく・・・・ではありますが
気がつくと購入しているタイプの作家さんです
絵も作品も読む時々によって
作品の印象がかわることが多くて
自分が読みきれていないのか
その時の誰かの目線で読めるような
作品なのか、わかりませんが
なんとなく不思議な気分になります
決して不快ではないものの
すっきりしないのは事実です
この作品は短編集ですが
人間関係のリンクや生活のリンクがあります
婚約者のいる男性とつきあっている男の子の話が
一話目ですが、これは切なかったです
浮気相手が男だからと口にされることも
それは仕方ないとわかっていることも
婚約者である女性とその男の子が話をする
シーンはモヤモヤしましたし
切ないというより、不快と感じました
この作品はすべてにそう感じました
ひかれる作家さんではありましたが
この作品に関しては
明るい気持ちになれませんでした
5組のカップルが登場します。
それぞれ全く別のカップルで知り合いでもなんでもないんですが、街中でふとすれ違っていたり、行きつけのコンビニの店員だったりと、ちょっとしたことで繋がりがあります。
昔見たヨーロッパの映画を思い出しました。
ちょっと切ないタッチのお話が多かったんですが、フラフラした男を一途に好きだったり、好きな子の為に不良仲間から離れようとしていたり、台詞は少なめだけど心に秘めた感じにキュンとなりました。
特に好きだったのは「つがるゆき」です。
攻めはとっても男前(性格が)、受けがちょっと天然入った素直な子。
どちらのキャラも好きだったんですが、受けがとても可愛くて意地らしかったです。
すぐ泣くし、なよっちいんですけど、ぽやんとしてる表情とか、攻めが喧嘩する度に心配になって泣く場面は、ただただ可愛い。攻めの気持ちが分かります(笑)。