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原作未読です。
雰囲気ある絵柄、ざくっとした線がいいですね。
とてもいいお話でした。
蓮が加賀谷のことを最初はつまらない男でカモとしか見ていなかったのに、一緒に過ごして愛情を向けられるうちに
馬鹿すぎて──騙しにくい
とか、ハウスキーピングのバイトを面倒くさいと思いながら罰ゲームのような坂道をなぜ毎日登っているのだろう…との自問自答が加賀谷への気持ちの変化の表現でとてもステキでした。
蓮は生きていくことに精一杯で加賀谷には加賀谷なりの悩みがあることは想像もできない。そこもよくわかるし、愚痴をこぼす加賀谷への蓮の言葉はとても説得力あるものでした。
加賀谷はただ蓮を思ういい人なだけでなく過去の片思いの相手が蓮にそっくりでそれを蓮に言い出せずにいたという負い目があるのもよかったです。
不器用な加賀谷なりの一途な愛が揺らぐことなく頑なな蓮が加賀谷を受け入れるところが感動的でした。
「美しい彼」を猛布教してくれた友人の影響で、本作は単話の頃に試し読みしたものの、作画がネックでスルーしたままでした。
今回別の友人に薦められて、やっぱり作画(特にパース○い)がな~…とは思ったものの、絵柄自体は嫌いじゃないのでポチリ。
それにやはり、凪良ゆうさんの文章…!もぉ…さすがです…スラッスラ読める!情報がぎゅんぎゅん頭に入っていく!
たった一コマのモノローグだけで「毎日イヤイヤ言いながらも仕事してあげてんだ…」って理解できる。
しかもクソったれの活用法よw
いまだかつてこんなに心を掴まれるクソったれ用法があっただろうか、いやない。
ゲイバーで出会った【研究員(医者)x恋愛詐欺師】。
主人公が好きになれるかなと不安だったけど、あの子への言動で大丈夫だと確信しました。
もうね、主人公が泣いた瞬間、私の目頭も…ですよ。
男性の涙にも、「好き」というワードチョイスにも何の違和感もない。
このまま空港まで追いかけに行ったりしてハピエンなんだろうな~とか思ってましたよ私は。
なのになんだあの写真ー!えぇええええそういう展開?!
スンゴ…読者としてまんまと心地よく騙されました。
「形のない感情の流れを説明するのは難しい」ほんそれなんよなぁ。
小説が2011年発売だから勝手に内容もその頃かと思ったら、ちゃんと単話連載開始の2021年にピッタリの内容になってる!(スマホとか)
描き下ろしの女性二人は誰だ…と思ったら、なんと小説版はまだ続きがあるんですね。
気になる~
ちなみに、魁夷(かいい)ってなんぞ?と思ってググったら東山魁夷という日本近代を代表する日本画家だそうで、なんとためになるBL…!
画像もぜひググってください、彼らが話してた絵もすぐ出てきます。
どの絵も青が本当に美しい…特にターコイズ好きにはたまらん!
以上、深イイBL、先の読めないBLをお求めの方はぜひ。
デフォルメんとこもちゃんとオモロかった!w
あぁ、泣けてしまった。
重いのかな、切ないのかなと思い、なかなか手に取れなかったこちら。
さすが凪良先生原作ですね。
お互いに不器用で生きづらさを抱えているような攻め受け2人のキャラクター、繊細な心理描写とストーリー、展開にガッツリ心を揺さぶられました。
そして、黒沢先生の繊細な絵柄で紡がれる世界観と作品の温度。哀しみと切なさが全体的に溢れており、その中で少しずつ詐欺師である受けの心の変化や小さな光が感じられて、とても響きました。
マンションで一緒に過ごす時間や寝ちゃう受け、帰りを見守る攻め、良かったなぁ。攻めと出会ったときまで時間を巻き戻したいという切ない想いに泣きました。
原作も読んでみたい。
2人が好きなものに囲まれ静かに幸せでいられるように祈ります。
原作が小説なだけあって、静かに、でも着実に、一歩一歩心が変化していく描写がとても良かったです。
書影も印象的ですね。BLで、顔が写ってない表紙は珍しいので、本屋で見た時にパッと目を引きました。雰囲気から作品の世界観が伝わりますし、読了後は、「この道はあの道だ!」というのが分かりました。
小説のほうはまだ拝読しておりません。
そして、どうやら他の方のレビューを見ると、小説にはまだ続きがあるみたいなので、ぜひコミカライズをお願いします。
小説は既読です。小説を読んでから、コミカライズされていると知り、少し試し読みしていました。なんと言っても絵が小説の世界観ととても合っていると感じていて、単行本になるのを待っていました。
加賀谷の顔や表情がとても良いです。不器用なのに、思った事を真っ直ぐ口に出して人を怒らせてしまう。世間の人から見れば羨ましいほどのお坊ちゃんとして育てられているのに、人との関わりが致命的に苦手な人物そのものという人間に描かれていて、対して、詐欺師の透は加賀谷をカモとしてしか見てなかった時は、いつもつまらなそうな表情をしています。しかし、あまりにもお人好しな加賀谷を騙し続けることが苦しくなってくると、どんどん表情に変化が出てきます。黒沢先生絵に引き込まれます。
そして、真っ直ぐに自分の気持ちを透にに伝えながらも、あくまで透が自分の行動で傷ついたりしない様にとつとつと言葉で補っていたりする心配りなどは、必死過ぎるくらい透が好きって気持ちが伝わって、加賀谷の溢れる気持ちと、それでも自分1人で想いを募らせてもどうにもままならない切なさと、そういう加賀谷を見ているだけで、ちょっとした場面で切なさが溢れて涙してしまいます。
透の見た目は最初の小説の挿絵を担当されていた朝南先生の透と近いものがあると思いましたが、漫画で読む透の目線がとても魅力的に見えて、漫画の良さを凄く感じました。
この漫画を読むと、小説が読みたくなるし、小説を読むと、また漫画を読みたくなるんだろうなと、そう確信しています。
書き下ろしの2人の温かいその後のお話もとても気に入っています。
やはり、凪良ゆう先生のお話は素敵だと再確認し、その世界観を見事に表現されている黒沢先生の絵が素晴らしい一冊です。
